A+Award トロフィー

今年の5月にNYで行われた授賞式に出席した事は記事で書きました。

その時にはトロフィーがレプリカのみで、当日は持ち帰る事は出来ませんでした。

そして約4か月経過した先日、私達の所に届きました。

 

それがコレ。

 

 

真ん中のヒビ割れているのは欠陥では無くて、二つに割れるのです。

 

 

割って、置くとこんな感じに。

このトロフィーですが、人工大理石樹脂を型に流して作られていて、更に黒十字の物はアルミで構成されています。

そしてアルミにはダイヤモンドチップで私達の事務所名と受賞した『はなぞのこどもえん』の名称が書かれています。

 

結構、手の込んだ豪華なトロフィーでした。

 

来社されたら是非ご覧ください。


大阪と奈良の園舎

大阪で今年完成した『認定こども園 Kidsまゆみ』です。

 

 

植栽が良い感じに茂り始めていました。

緑が濃くなった頃に再訪しようと思っていたので、良いタイミングで来れました。

 

ダイニングルームの見える園庭の緑もとても良い感じに。

 

 

まだ暑過ぎるので、テラスに出て食事は出来ませんが、もう少し気温が落ち着いて来たらテーブルをテラスに出して気持ちよく食事も出来る事だと思います。

 

この後は奈良へ。

こちらは園舎だけ先行して完成していたのですが、現在園庭整備中の『ふたば保育園』。

 

 

こちらもダイニングに面している小さな庭の緑は良い感じに。

中から見ると、こんな感じです。

 

 

天井が約5mあるのですが、これが気持ちの良い空間を引き立ててくれています。

肝心な園庭ですが、色々と是正依頼が出てしまったので写真は次回に。

 

でも、きっと良い感じになると思います。

 

 

そして、この後再び大阪に戻って、Kidsまゆみの森川先生主催の食事会に。

工事を請け負って頂いた会社と私達だけをお招き頂いたのですが、とても美味しいフレンチでした。

竣工式で感謝状を頂いたりするのも嬉しいのですが、こうして関係者だけの食事会にお招き頂いて工事の時の事等を色々と話しながら想いを馳せるのもかなり嬉しい時間でした。

 

森川先生は、いつも明るくて、ポジティブな思考の持ち主です。

そんな先生に、担当者はいつも元気にさせてもらい、楽しく工事完成まで関わらせて頂けました。

 

感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

 

 

※こちらで紹介した園舎は、11月に見学会が開催される予定です。

11/  9(水) 認定こども園 Kidsまゆみ(大阪)

11/10(木) ふたば保育園(奈良)

11/11(金) 豊野保育園(三重)

 

また、11/25(金)には、埼玉の『しらとり保育園』でも開催予定です。

改めてコチラのブログや弊社SNS(Facebook、Twitter)で告知を行う予定ですが、参加希望の方は是非ご予定を下さい。


カーペットで本当の羊の毛色を子供達に教える

無染色のウールカーペットを御存知ですか?

羊の毛は白だと思いがちですが、それらは洋服などに加工する際に染色しやすい様に品種改良された物だそうで、実際はこんなに色の種類があります。
真中の3枚は英国産の羊毛で、両端の4枚はスペイン産の羊毛。

 

 

子供に羊の絵を描かせると大抵は白で描きますから、子供達に本当の色を教える意味で、100%天然素材の、こんなカーペットを園舎や子供の生活環境に使ったら面白いと思いませんか?
 

ちなみに汚カーペットについて、汚れやすいとかアレルギーのある子供に向かないと言ったイメージをお持ちの方も多いと思います。

私も小さな時に喘息持ちで、当時の家はカーペットだったのを医者に勧められてフローリングに変わったのを覚えています。

しかし、このカーペットを教えてくれた堀田カーペットの堀田さんは『違う』と教えてくれました。

 

彼の会社HPに色々と書かれていますから是非一度ご覧ください。

http://www.hdc.co.jp/support/wool%20carpet%20column.html#column14

 

 

それでも、もちろん建材において完璧な事は絶対にありません。

フローリングだって短所がありますから、このカーペットにおいても短所はあります。

短所を把握してこそ、建材と安心して付き合える訳です。

 

 

ちなみにラグ加工も出来ますし、タペストリーとしても使えます。

興味のある方は是非、堀田カーペットさんにお問合せ下さい。

きっと、半端じゃないカーペット愛に溢れた堀田さんと会えますから。

 

http://www.hdc.co.jp/index.html


子供向け商業施設の相談

海南からの帰るにあたり、乗り継ぎが悪かった事から上海で一日滞在となりました。

上海で滞在する事が現地の一部の方に分かった様で、『上海に来るなら会いたい。そして自分のやっている施設を見てアドバイスが欲しい』と言われました。

 

上海に着くのが夜であった事と、そんな時間からする事も無い事から『いいですよ。会いましょう』となり、オーナーと合流して施設を拝見させてもらいました。

 

詳細を書くと簡単に特定出来てしまう事から書けませんが、大きなビルの中に入っている期間限定の子供向けのテーマパークでした。

テーマパークですから、当然FRP等で作った偽物の造形物が沢山配置されたりしている訳ですが、テーマに沿った服装の人が配置されていたり、VR技術を使った部分もあったりとしていて、子供が遊ぶという事であれば十分では無いかという感じでした。

 

 

これに対してオーナーからの相談は、これらはカナダ人デザイナーにデザインをしてもらい、制作は全てアメリカで行って輸入した。来場者数も想定通りに推移してきた。しかし、中国人の親からは『遊べるだけで学ぶ事が無い』と文句を言われることがあったとの事でした。そこで、本当にこのままの方向性で良いのか、何か意見が欲しいと言われました。

 

私の答えが正しいかどうかは分かりませんが、私の話した内容はこんな感じです。

 

・楽しむ事がテーマのテーマパークなんだから、中途半端な学びを入れるより徹底的に子供が楽しめる事で良いのではないか。

・クレームに対して一つずつ潰していく事も一つの手法だけれども、クレームを言う親は全体利用者の何%なのか。

・少数のクレームを聞き入れて改善してつまらなくなるよりも、多数の楽しんでくれている子供達の為にもっと楽しくするべき。

・もし学びを入れたいなら、徹底的に学びをテーマにしたテーマパークにした方が良い

 

と伝えました。

なんだか昨日相談を受けた若者と似ているのですが、どこかブレてしまう様です。

私の考え方は、常に一つの方向性を決めたら八方美人な事はせずに、真っすぐ深く掘り下げるべきだと思っています。

 

でも、オーナーは41歳と私よりも3歳も若いのですが、かなりの投資をした事に驚きました。

中国のスゴイ所って、出会う事業主の多くが30代から40代前半。

昨日は25歳の女性から、『貴方の幼児施設に対する考え方は私が求めていたもの。なんとか理想の幼児施設を建てたいから日本に行って事務所訪問したい』との事でした。更に『私の個人では1億5千万は何とかなるから』。25歳で1億5千万を何とかするって凄すぎです。

 

意欲のある若い人と出会うのは本当に楽しいです。

 

相談に乗った施設が、これからどんな方向に向かうのか、これも楽しみです。

 


デザインにおいて、中国の迷う若者

最近、何故か人生相談の様な事を若い人から良くされます。

そして、今滞在している中国でも。

 

一昨日に私がレクチャーを担当した後に、沢山の人から挨拶とコンタクトを頂いて面識があった中の一人の若者です。

彼が昨晩に私に会って話を聞きたいと申し入れがありました。

 

夕飯も終えた後に、ホテル内の小さなコーナーで会って聞いてみると、『私のデザインしたものを見て意見を欲しい』と言ってきました。

彼は外構のデザイナーなので、庭や公園と言った物をデザインしていて、見せてくれたものは幼稚園の庭と市立公園でした。

 

市立公園は天然の木材で作ったアスレチックの様な物が配された公園で、日本でも良く見かけるタイプの物です。

特に悪い事も無かったので、『これで十分良いのではないですか?』と言ったら『私は幼少期にこういう物で遊んで楽しかったので、今の子供達にも体験して欲しいと思ってデザインしたのですが、実はこれに対して一部の親が、こんなの危ないのは良くないし、これで遊ぶと子供が泥だらけになる。デザインが下手なんだ』と言われたとの事です。

 

これは、どこの国でもある話です。

 

しかし私が見る限り親が怒るほどの事はどこにもありませんでした。

『そんな事気にする事は無いよ。クレームを言う親は利用者の中でごく一部であって、殆どの子供は楽しんでいるはずだし、その姿を見る親は嬉しいはずだよ』

と伝えました。

 

一方で幼稚園の園庭は色使いや素材の選定が、中国で良くある派手な色で化学素材で満たされたものでした。

これに対しては『なぜ、公園のデザインでは自然素材を豊かに使って色も自然な物で統一したのに、こんな事をしたの?』と疑問を呈しました。

 

彼は『私の提案は施主に却下されて変更されてしまいました』との事でした。

これも良くある事です。

 

すなわち施主は、彼の会社や彼の事の能力やデザインに惚れ込んで依頼した訳では無いのです。

価格だったり、コネクションで受注した仕事であれば良くある話です。

 

そして最後に彼はこんな事を相談してきました。

『昨年まではオランダのデザイン事務所にいて、途中から中国の今の事務所に転職しました。しかし、この事務所でも限界を感じていてどうしたら良いか迷っています。私はどうしたら良いでしょうか?』

 

これも若い人には良くある話なんです。

 

自分が強い武器を持っていない段階では、ただの労働力としてしか求められないのは当たり前です。

だから転職を繰り返していると、自分の中で圧倒的な強い武器を身に着けられずに模索を続けてしまうので、更に困難な道へ進むだけです。

会社に不満を持っているなら、独立した自らを世の中にアピールして受注すれば良いし、それが出来ないなら会社に所属して努力するしかないのです。

このどちらも出来ない様な事だから、勢いを持って前に進めない事になる訳です。

 

私や私達の事務所、私達のスタッフ達は、そういう意味では幼児施設しか取柄がありません。

私も15年近く、幼児施設にしか関わってきませんでした。

スタッフもそうです。

だから他の仕事が来れば辞退します。

でも幼児施設なら、他のどこにも負けないという自負があります。

 

何年も一つのジャンルにだけ関わってきて、世の中のあらゆる事象を幼児施設とリンクさせて思考を続けてきたのです。

だから、幼児施設における知識量、提案力、問題解決力については他に負けないと思えるのです。

 

もちろん、人の感覚ですから『私のあの事務所のデザインは好きじゃない』と言う人はいます。

私が言いたいのは好き嫌いの話では無くて、一つの得意分野について問題解決出来る能力があるかどうかという事だけです。

 

こういう事を身に着ける事が出来れば、それは社会から求められる訳で、担当する仕事においても多くの人から耳を傾けてもらえるし、多くのチャンスがもらえる訳です。

 

27歳なんて、これからの人生はまだまだ先が長いです。

そんな事を理解して、暫くは腰を据えて一つの事に真剣に取り組めるか。

ただ取り組むだけでなく、昼夜その事を考えるほどの真剣さです。

 

また、数年後に彼と会ってみたいなと思います。

 

 


中国にあった素敵な幼稚園

昨日に引き続き、三亜にいます。

折角なので、ここで評判が良いと言われている幼稚園の見学に来ました。

 

月謝が40,000円位との事だったので、中国では比較的平均的なレベルの幼稚園と思ってきた見たら、素敵な幼稚園だったので紹介します。

 

園舎の裏には、こんなツリーハウスがあったり。

手前に見えているのは子供達が収穫体験と食べる事の出来る畑や田があったり。

 

 

生命の尊さや優しさを学ぶ事の出来る鶏や山羊、兎がいたり。

 

 

そういえば、山羊の後ろには白鳥もいました。

 

 

大体、こんなに動物が揃っている幼稚園自体が世界的にも少ないです。

園庭には水遊びが出来る水辺もありました。

 

 

内部もこんな感じで木の床です。

 

 

おまけに園庭には天然芝が敷きつめられていました。

 

このコンセプトは、私達が提案し続けている事にかなり近くて、こんな感じの幼稚園があった事に驚きました。

園長先生に話を聞いても、『自然や外で遊ぶ事から学びえる事は多いですから。』と言ってくれました。

 

 

これまでに中国で都市部を中心に10か所近くの幼稚園を見てきましたが、その大半が園庭はゴムチップ舗装か、人工芝です。

園舎の床はビニルシートで、天然の木材なんか使われている箇所を探す事が困難でした。

 

動物なんか、触れたら病気になる位の勢いですから、いる訳もないですし、水辺だって『危ない』の一言です。

 

しかし、ここは全く違ったのです。

残念ながら日曜日だったので、子供達の動きは見れませんでしたが、こんな幼稚園があった事と子供達の成長を真剣に考えている園長先生と会えたのが嬉しかったです。

 

もちろん、デザインについてはもっと工夫が必要でした。

やっている事は素晴らしいのに、部分的にチグハグな事が起きていたり、素敵に見えなかったりしているのです。

 

デザインって、こういう事を整えて外部に向かってより伝わりやすくする事が出来ると思います。

 

園長先生は私にどうしたら良いかを真剣に聞いてきてくれたので、アドバイスをさせてもらいましたが、将来が楽しみです。

 

 

 


子を想う親の気持ちは世界共通

昨晩から南の島に入っています。

緯度はハワイとほぼ同じです。

夜にホテルに入ったので、景色が何も見えませんでしたが朝起きて見たらこんな素敵な環境でした。

 

 

ここ、中国の海南省の三亜市と言う所です。

中国の北部は北海道よりも北位置していて冬になるとマイナス40度近くになる所もある一方で、ここ三亜市は冬でも25度程度らしくとても快適な所だそうです。

 

だから中国の北部から移住してくる人が多いらしく60%の人口が北部かららしいです。

 

ちなみに私はお盆休みでリラックスに来ている訳では無く、今回も仕事です。

 

この三亜市は観光を盛り上げようとしていて、家族旅行を推進し、子供に優しい街として変化を続けています。

そんな中、三亜市政府が中心となって子供と家族関連イベントを開催し、そこに私が講師として招かれたと言う訳です。

私以外にも、子供に関する仕事をしている講師がアメリカや台湾などから来て話をしていました。

 

会場の雰囲気です。

 

 

200名位の方が参加されていました。

私が話すことはもちろん園舎づくりについてですが、参加者は幼稚園関係者や建築関係者、そして子供に関する仕事をしている方が殆どだった事もあり、とても真剣に聞いてくれました。

 

そして講演後には沢山の方から嬉しいコメントを寄せて頂きました。

国は違っても、子供を強く逞しく、賢く成長させたいと言う気持ちは皆、同じです。

そして、過保護すぎる環境を大人が作る事に対してどこかで疑問を持っているものです。

 

レクチャー終了と同時にメディア取材があったり。

 

 

写真だけでなく、インタビューを動画で撮影してくれたので、そのうち放映されると思います。

私が話をする事はいつも同じで、子供の成長には小さな怪我は必要なんだという事です。

した部分メディア取材がより多くの方に届く機会になれば嬉しいです。

 

今回のイベントに参加するという事が事前に国内メディアでシェアされていた訳ですが、それを見た幼稚園関係者がわざわざ中国国内から遠い海南省まで来てくれて、私と面会打ち合わせをしたいとの申し入れが数件ありました。

 

これ、スゴイ事です。

なので、実は明日も何件かの打ち合わせで滞在する事になっていたり、帰り際の経由地にも急遽アポイントが入ったり。

 

 

とにかく有り難い話です。

子を想う親や大人の気持ちが世界共通である事を認識出来て、改めて私達がやるべき事はまだまだ沢山あるなと実感した一日でした。

 


グランピングと幼稚園

ここ1年位『グランピング』という言葉を良く耳にする様になりました。

グラマラスとキャンピングを合わせた造語ですが、ホテルや宿泊施設が整えてくれるキャンプで、自らテントを張ったりする必要もなく、気軽に贅沢なキャンプを楽しむと言った定義の様です。

 

流行り物が、長く続くか、一時的なブームで終わるのかは別にして、ブームになるのには理由がある訳で、それを知るには体験しなくては分からないと言う感覚の為に体験に来ています。

 

 

グランピングの定義は曖昧ですから、色んなタイプのがある訳ですが、今回来ているのはこんな感じ。

傾斜地を活かしてデッキが段々に配置されていてなかなか魅力的です。

 

これのポイントは段差の所に手摺が無い所。

 

 

実際に歩くと、段差の先端に色分けもしていないので、段差の見分けが難しくてかなり踏み外しそうになりまし、つまづきもします。

階段においても手摺は無いので落ちたら1m近くは落ちます。

 

でも、この手摺が無い事でそこに腰を掛ける事が出来たり、腰掛けた人と下立っている人は会話が出来たり様々な使い方が生まれます。

 

だから私は手摺が無いのは大賛成。

 

でも幼児施設で私達が提案をしたら、これを受け止めてくれる人はどれ位いるかな・・・と。

 

ついでにこんな写真も。

焚火です。

 

 

グランピングの要素で火は大切です。

それも昔ながらの木組みをしてのキャンプファイヤではなくて、この焚火プレートを使って火を焚くのです。

 

実はこの後、焚火周辺でお父さんらしき方の叫び声が。

 

6歳くらいの女の子が焚火を使ってマシュマロを焼いていた後に何かの拍子で焚火プレートの中に転倒してしまったのです。

すぐに抱えられて助け出されて氷水で冷やす手当を受けていましたが、手やお尻の皮はめくれていました。

これ、お父さんはかなり動揺していたのですが、女の子は最初は少し泣きましたがその後は気丈に振る舞っていました。

なんて強い女の子なんだろう。

 

女の子は救急車が呼ばれて病院へ行った模様でした。

 

この後、程なくして再び人が焚火の周りに集まり始めたのを見て、火って不思議な魅力があるなと。

 

 

グランピングの要素は子供の施設にアレンジすればとても面白いと思います。

ただ、デザインは出来たとしても運営する人のスキルがかなり重要です。

 

例えば先ほど書いた様に、段差に手摺が無い事は使い方や管理によっては楽しくも、危なくも成り得る訳です。

これを楽しく使える様に大人がマネージメント出来るなら、子供達は自然から沢山の事を得る機会が増える訳です。

 

今日の焚火の事故を見ると、施設側が焚火を中止してしまうのではないかと心配です。

消防の人が沢山来て検証を始めたりしていますし。

 

一つの事故から学ぶべき事は沢山あります。

しかし、事故が起きた事を『焚火があったから』や『段差があったから』『手摺が無いから』と施設を原因にしてはいけないと思います。

常に人間がカバーは出来るはずですし、カバーをする事で広がる世界があるはずです。

 

グランピングが、より多くの方に楽しんでもらう様になる為には格好だけでなく、やはり人間の感覚を整える事が大切になんだと思います。

 

園舎や園庭に、ちょっとこんな要素を入れて見たいって方がいたら是非お問合せ下さい。

 

 

 

 


人口2千人の町で私達は何が出来るか。

福祉研に相談頂いてるプロジェクトの件で、島根は隠岐にある海士町に来ています。

詳細は書けませんが、この町のスペックの高さに驚いた一日でした。

 

下の写真は見せて頂いた古民家。

 

 

格子組のデザインが物凄く綺麗です。

 

 

とても繊細で細かい格子で、光が差し込むと陰影の美しさが際立ちます。

 

 

洗面所の雰囲気も絶妙です。

 

 

洗面台は空間に合わせて作られているだけでなく、当然タイルもしっかりと割り付けられていたり、建具のディテールも凝っています。

全体をお見せ出来ないのですが、これがなかなかの大きい豪邸なんです。

びっくりしました。

 

下の写真は高校。

 

 

 

環境が素晴らしいです。

豪華という事ではなく、豊かです。

奥のほうで野球の練習をしているのですが、一人あたりの面積が十分すぎる位の環境で子供達は伸び伸びしていました。

 

下の写真は隣にあった男子寮のワンカット。

 

 

"皆を信頼しているため〜"

この言葉が素晴らしいと思います。

 

最後にこんな所も見せてくれました。

 

 

いやぁ、海士町ってスゴイ町です。
何がって、人がスゴイ。
人口は2300人しかいない事で、より子供から高齢者まで濃密な人間関係が構築されていました。
街を歩けば皆挨拶を交わすし、高校生が堂々と私達を案内出来るし、役場に行けば考え方がスマートな副町長がフランクに打合せに参加してくるし。
だから良い事を取り入れる決断が早い。...
そして環境が最高。
写真の様なベンチが海辺にポツンとあったり。
こんなのデートに最高です。
更に食事が美味しい。
サザエやアワビをシュノーケリングで捕獲してBBQをして良い場所があるなんて凄すぎです。
魚介以外にもA4ランク以上が80と言う隠岐牛も。
コレ、品川の市場に月に24頭しか流通しないレア物です。
Iターンの人が多いのも納得。

 

聞くと、バブル後に町が消滅するのでは無いかとという財政危機に直面したそうです。

その時に町長は50%の報酬カットを申し出たら、副町長と教育長は40%カットを申し出て、職員は30%カットを申し出たそうです。

そして町が一体となって本格的に改革に乗り出した結果、今の様に全国から視察が訪れて、町長には講演依頼が殺到する事になったそうです。

何しろ役場の方の本気度が素晴らしいです。

 

 

この島に貢献する機会を貰えたのは嬉しいです。

ありがとうございました。


子供の可能性を信じる事

今日は、ある賞の現地審査立会いで小浜こども園に。

 

 

審査員の方と話してる時に改めて自分達の思考を整理する事が出来る感覚を持ちました。

「日比野さんは子供の持っている可能性を基本的に信じてるんですね」と言われたのです。

それを聞いて「確かにそうだな」と。
 

子供って、物凄い可能性を秘めていると信じていて、だからこそ私達の設計する園舎が過剰にデザインし過ぎて答えを与えすぎてしまう様な事はしたくなく、子供達が考えて答えを出せる園舎をデザインしたいと思っています。

そして沢山経験出来る事を奪ってはいけないと思っています。
 

もちろん、私達だけでは出来なくて園長や現場の先生達にも協力してもらわないと無理なのですが、大人がビビらなければ、子供達は沢山の経験を得て、学び、成長が出来るはずです。


だから、小浜こども園は森下園長無しでは成し得ない園舎なので、審査員の方に「もし賞を貰えるなら園長に下さい」と伝えました。

 

どうなるでしょうか。

 


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