2024.03.13 Wednesday
古くなっても美しい幼稚園を作りたい
2343FOODLABOの店内に、こんな装飾がされています。
桜と大正時代に作られたアンティーク家具のコラボレーションです。
これを見ていると、タイムスリップして大正時代の桜を見ている様な気持ちにさせられます。
私は、個々15年くらい、新しい物よりも古い物に興味が移っています。
そんな事だから、2343FOODLABOの店内で使っている椅子はデンマークで40年前に作られだったりします。
車も新車より中古車の方が何故か落ち着く気がします。
と言っても、ビンテージカーに乗るほどの事は無いのですが、多少誰かが使ってくれていた物の方が落ち着く感じです。
建築は新しい物を作る事が多いのですが、それでも使う建材は経年変化を楽しめる様にしています。
ちなみに、物が古くなる事でより雰囲気を増す為には本物が使われている事が大切です。
でも世の中には、木材の様に見せる偽物の木材や、革に見せる偽物の革みたいなものが沢山あります。
見た目だけだったら、普段から本物に触れていないと騙されてしまうほどのクオリティになってきているので、ある意味スゴイです。
でも、分かる人には分かってしまう。
更に言うと、年月が経つとその差は一目瞭然となります。
偽物は年月が経つにつれて安っぽくなります。
傷や擦れなどが付くと、たちまち雰囲気が落ちていきます。
一方で本物は、逆です。
傷や擦れが付いても、味わいが増していくのです。
これって、ロングライフになっていく訳なので現代的な言い方をすれば、エコだったりサスティナブルと言えますよね。
下の写真は、2343FOODLABO内に展示している大正時代のアンティーク家具や小物。
100年ほど経過した物です。
でも、使われている材料は桐や鉄。
だから、少し手入れをしてあげると絶妙に良い雰囲気を出しています。
私達の建築設計って、こんな事も考えながら設計をしています。
簡単に安く作る事は出来ます。
でも、簡単に壊れたり、見た目が悪くなる様な物は誰の為にもならないと思っています。
折角デザインして作るなら、その空間に身を置いた時、壁や床に触れた時に『なんか心地よい』と思える空間にしたいのです。
そして、それが少しでも長く使えたら良いと思っています。
古くなっても美しい幼稚園や保育園を作りたい。
アンティークに興味のある方は、是非2343FOODLABOにお越しください。
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全て一点物なので、誰かが買っていったら終わりですので、お早めに。