国際BIMコンペティションで銀賞に

ずいぶん前にブログでBIMについて書きましたが、やはり日本ではまだまだ認識が弱いです。

でもCADは多くの方に図面作図ツールとして認識されていると思います。

 

BIMとはBuilding Information Modelingの略で、CADは二次元か三次元的な作図ツールに対してBIMは、そこに更に建築に関する様々情報を加えていくものになります。

 

例えば、構造体や設備配管や設備機器まで、すべてが二次元、三次元問わず入力されていて、常に連携して立体視出来ます。

 

だから、設計者が描いた図面を施主や建築会社に共有する時の理解度が断然違う訳です。

 

建築設計を設計事務所に依頼しようとしている方は是非『BIMで図面描いてください』と言ったほうが良いですと言う位のツールになっています。

 

 

で、そんなBIMの国際コンペティションがあり、私達の中国事務所が銀賞表彰に選定されたとの事。

そんな訳で、役員の佐々木が深圳で行われた受賞式に参加した後にショートレクチャーまで行ってきた様です。

 

 

 

下の写真は実際に私達が行っている事を紹介している時の写真。

大型の学校プロジェクトの事例です。

 

 

日本国内では大手事務所や大手ゼネコン以外の導入が遅れている事を良く耳にしますが、世界ではドンドン当たり前になってきています。

 

 

 

設計に対する思想が大事な事はもちろんなのですが、こうしたツールにおいても私達も常に進化を意識して成長を続けたいと思います。


幼児の城が、提供出来る事は多岐に渡ります

今朝の2343には、国のある省の方達が視察に来られ、少し慌ただしい始まりでした。

 

視察の後はインタビューに答えたのですが、私達が取り組んできた事を話しをしていると先方が大変感動をしてくれました。

なんとなく私達の中で当たり前の様にやってきた事が、外部の方から見るとそんなに評価される事なんだと少し嬉しくなったり。

 

でも、普通のレストランと言うスタンスでは絶対に出来ない様な事に取り組めている事は、確かに私達も面白くやれているので、そういう事なんだと思います。

 

今朝の2343の風景です。

 

 

 

この後は、某大手スポーツメーカーが来社されて打合せ。

 

何だか匿名な書き方ばかりで申し訳ないのですが、やはり正式に表に出てない話ばかりなのでスミマセン。

それでも、彼らと話をしていても私達が取り組んできている事、大切にしている事を普通に話してるだけのつもりだったのですが、それに対しても感動してくれると言うのはやはり嬉しいものです。

 

こうした話が実際に蕾になり、花を咲かせるかどうかと言うのは私達よりも明らかな大企業である先方に掛かっている訳です。

担当者が上司等を説得し、上司や会社が新しい方向性に進む勇気があるかどうか。

 

上場企業となるとやはり株主がいる事から直接的な売上や利益を求めがちですが、CSRの様な感覚で企業が持っているノウハウをどのように社会貢献として活かしていくかも大切な事だと思います。

そして、その先に新しいビジネスが生まれる可能性も含んでいる訳ですから。

 

いずれにしても、こんな田舎の事務所にまで多くの方が興味を持ち、足を運んで頂けるのは有難い事ですし、私達のモチベーションになります。


文部科学省での仕事

昨晩の0時前にはなんとか帰宅して、無事に日本で出社しています。

月曜日は朝7時から役員会があったり、8時半頃から全体会議があったりするので少し慌ただしいのですがランチまで。何とか乗り切って午後には新規案件についてお客様が来社して頂いたり。

 

毎回思う事ですが、私達の活動に興味を持って頂き、想いを寄せて頂ける事って本当に嬉しい事です。

そして私達はこういう想いのある方達と一緒に仕事をしたいと常に思っています。

 

そして夕方には某大手電機メーカーの方達が来社。

多くの方達が、こちらの企業がまさか教育分野に興味を持ちリサーチを掛けているなんて知らないと思う様な企業です。

しかし、こうした企業でも既存技術を常に新しいジャンルへどう転換して活かすかという事に挑戦されている様でした。

 

私達は子供の施設に関わる建築設計が本業ではありますが、実際には建築に伴う様々な部分についてもデザインやコーディネートを行っています。

そして、国内外の沢山の事例に関わってきた事で、この業界におけるコンサルティングにも多く関わってきております。

 

異業種からの教育事業参入、既存園のブランディング等でお悩みの方は是非御相談ください。

 

 

 

話は変わりますが、昨年と今年の少しの間、文部科学省による『学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議』に委員として任命され関わってきました。

 

そして、この度ようやく会議を重ねて来たものをまとめた冊子『これからの幼稚園施設』が発刊されました。

 

 

部会長の長澤悟先生をはじめ、皆さまとの出会いや意見を聞けた事、そして全国の事例を共に見て回った事は、いつもと違う視点で幼稚園を見る事が出来てとても有益でした。

 

 

ここに掲載した事例には、私達の事例では無いものをセレクトしましたが、それぞれが素晴らしい視点を持った施設だと思っていますが、これらはあくまでも一例にしか過ぎませんし、これらの施設を目指す必要もありません。

特に、幼稚園の園舎と言うのは建築単体での評価ではありません。

やはり、教育方針に対してどんな環境が整えられ、そして使っているかという事例が大切であると思っています。

そして、各園が地域性や園の特色を活かした環境を作る事の方が大切だと思っています。

 

実は、こうした活動は委員の皆さんが普段の活動がある中で協力する事から相当な時間的制約の中で行う事もあり、全国に他にもある素晴らしい施設まで伺う事は出来ませんでした。

効率よく行ける範囲での調査的な背景もあった事から、選定が限定されていますが、いつの日かココで紹介されていない様に素晴らしい環境を実現している園も紹介される事があれば良いなと思っています。

 


蘇州でのレクチャー

今日はレクチャーの日です。

今回はいつもの教育や建築に関するレクチャーとは違い、スピーカーの人達は様々なジャンルから来ています。

 

エジプト考古学の専門家、中国のコメディアン、日本から中国の遊園地研究をしている人など。

だから参加者も一般方が大半。

 

そんな方が約800人位だったらしいです。

 

 

私は、今回のイベントは各人40分でお願いしますと言われていたのですが、昨日の事前打ち合わせが終わった段階で、『もう時間気にしないで話をして欲しい』と何故かノーリミットなゴーサインが出されました。

 

 

それでも一般の方に話をする訳ですから集中力が続くのは1時間だろうと捉えて、無事に終えました。

一般の方向けに話をするのって、意外なリアクションがあって、とても楽しかったです。

 

そういえば、この時期の中国と言えば多くの人は上海ガニを想像したりしませんか。

はい、そうなんです。

 

まさにドンピシャの時期。

そして上海ガニと言っても実は上海産ではなく、ココ蘇州の陽澄湖で取れる蟹の事を上海ガニと呼ばれています。

実際には大闸蟹(ダーザーシィエ)と呼び、英語ではHairy Crabと書きます。

 

そんな訳で、せっかく良い時期に蘇州にいるんだから、その陽澄湖へ行って頂いてきました。

 

 

このレストラン行くまでの道のりが長いの、暗いの(笑)

でも、こんな場所の専門店だからこそ美味しい上海ガニに辿り着けました。

 

ちなみに、この上海ガニは春から秋は養殖期間で店は営業しておらず、秋の終わりから、冬の終わりまに限って営業をしているとの事。

 

陽澄湖と周囲の詳しいは様子は動画で

 

 


園庭にこんな水辺があったら面白い

朝に羽田を出発して、今は蘇州に来ています。

蘇州は上海から60km位の場所で、車なら高速を使って1時間くらいの所です。

 

 

御存知の方も多いと思いますが、ここは水の都的な場所。

 

 

古い街並みが観光地として活かされながら多くの人に慕われていました。

写真はドラマチックに撮れていますが、実は結構な人で賑わっているのは下の動画で確認頂けます。

 

 

ちょっとだけ街並みを見たら、蘇州料理なんか食べる間もなく、ホテルで夕飯を駆け込む様に食べて、夜からはホテルで打合せが待っていたり。

 

 

 

 


自然の豊かさを感じる為に必要な事は

朝食を食べに2343に行き、テラスを見るとオリーブの実が色づき始めていました。

 

 

今年もシェフ達は、これを漬けてくれるかも知れません。

 

今日は週末にあるレクチャーの為の資料修正などに、やっと時間を使えました。

2343のサインに光が差し込む瞬間の美しさにも気が向く程、少し落ち着いていたのが分かります。

 

 

 

でも18時からは、中国から40名程のツアー客が来社されて、急遽ショートレクチャーをする事になったりして(笑)

皆さん笑顔で帰ってくれたので良かったです。

 


ベルギーの幼稚園

朝にビルバオを経ち、昼過ぎにベルギーのブリュッセルに入りました。

これまでに世界18か国の幼稚園を見てきましたが、ベルギーはまだ来ていませんでした。

 

で、早速一か所目の所へ。

ベルギーでは95%以上が公立園らしく、ココは0〜2歳半までを預かる保育所的な施設です。

 

既存は修道院だった建物を改修して保育所とされたものです。

 

 

高低差があるのですが、上手く活かされていて、十分に明るく開放的な施設になっていました。

 

 

お庭の一部です。

 

 

元々生えていた樹木を残した様ですが、この美しい紅葉を見れば明らかに正解だったと思います。

 

 

屋根の上が遊び場になっているのですが、下の部屋に採光を取るために複雑な屋根形態になっています。

 

 

これを遊び場にしているのですが、園長先生と同行してくれた設計者にあえてこんな質問を投げかけました。

『これ、危なくない?』

 

すると設計者の答えは

『子どもだって怪我から学ぶからね。大丈夫だよ。』と。

『でも最初の頃は良く呼び出されたよ。こんなの危ないじゃないかって。』

『今は園長先生も味方してくれるからね。』

 

そして園長先生も

『私も同じ考えよ。子供は怪我をして学ぶことが沢山あるから。』

『親は心配するけどね』

 

との事でした。

私達が言い続けている事と全く同じでした。

どの国でも、過保護な環境に対して疑問を抱いている大人は多く、子供達にもっと自由に遊ばせてあげたいと言うのが本音です。

 

これを実現させるには、大人達子供達を信じて見守る意識を持つ事しかないと思っています。

 

そして、二つ目の園舎。

コチラは元工場を改修して保育園にされたもの。

 

 

空間としては、最初の施設も含めて良くデザインされているのですが床が木材だったら良かったのにと思います。

そんな事を設計者に投げかけたら彼らも『私達もそう思う。でもなかなかクライアントが認めてくれないんだよね』との事でした。

『みな、自宅では木の床を使うのになぁ』と残念そうでした。

 

ここまでは改修事例でしたが、三つ目は新築事例に。

 

 

そして中へ。

 

 

実は、ココはこれ以上の撮影がNGでした。

主体構造は鉄骨造なのですが、梁に木材が使われていて良かったです。

 

最後に、設計事務所へ。

 

 

彼らは最後にカミングアウトをしてきました。

『実は私達が幼稚園のプレゼンテーションをする時に貴方達の事務所の作品写真を沢山使わせてもらったよ』との事。

『だから君たちが私達の事例を見に来てくれたり、事務所に来てくれるのはとても光栄だよ』と。

 

私達の事例が使われるのは国内外問わず良く見る事なので、そんなに驚く事ではありませんが、思想までシェアされて子供達の環境がより良くなっていく事に繋がれば本望です。

 

彼らには是非日本に来て、実際の事例を見てくださいと伝えました。

 

最後は滞在予定のアントワープへ移動します。

 

滞在先はまた元修道院だった建物が改修されたもの。

 

 

雨がふっていて全景は見えにくかったのですが、とても綺麗に改修がされていました。

 

 

あっ、そういえば今日のランチはベルギー名物のフレンチフライでした(笑)

 


台風直撃。園舎は大丈夫?

予想通りの大型台風が向かってきました。

 

予報では18時から21時にかけて関東に直撃との事です。

下の写真は11時頃に外出した時の、厚木市内にある相模川の写真です。

 

 

実は20年ほど前に一度だけ、これよりも水位が上がった時を覚えています。

あの時は相模川近隣住民が川岸に違法駐車を沢山していて、それらの大半が水没してしまっていたのを思い出します。

 

 

下の写真は事務所近くの小鮎川。

 

 

こちらも、その時はもう少し水位は上でした。

今は護岸工事が進められて改善されているのですが、当時は川岸の土手がドンドン崩れ落ちていくのを見た事を覚えています。

そして、そのあたりには住宅が建っていて、住宅が崩落するのでは無いかと心配して事も覚えています。

 

こうして自然災害の記録をして、多くの方に記憶を留めておくことは次の災害に備える事に繋がると思っています。

 

このブログを書いている時は既に台風が過ぎた深夜ですが、明日の朝に市内の様子を確認しに行きたいと思います。


青島の教育イベントでレクチャー

今回の青島は二泊して、明日帰国予定でした。

ところが朝起きると携帯電話にANAから『10/12のフライトは台風の為に欠航となりました』とのメッセージが。

 

実は10/13には次の出張が控えており、それは絶対に休むわけにはいかない事から朝から大慌てです。

事務所と連絡を取り、『もう今日帰国するしかないから、なんとかフライトを確保して欲しい』と伝えたり、更には13日のフライトすらも台風の影響を受ける可能性が強く、13日の別案までも検討する事になりました。

 

とにかく大パニックな朝の中、私のレクチャーは朝9時半から。

コチラも街中が大渋滞で移動の車もノロノロ運転になって、更に『間に合うのか?』とパニックに。

 

それでも、スタートギリギリに到着して、準備スタートしたら会場では事前に聞いていた事と違う設定を求められ更にパニック。

更に更に、通訳は会場とは違う場所に行ってしまい、時間に来てないし。

 

そして定刻になったので、強引にレクチャースタート。

通訳はギリギリ到着ですが、汗まみれで本人もパニックの雰囲気が見て取れます(笑)

 

 

 

今回は60分の予定で話していたのですが、会場の担当者からは40分くらいの段階で『残り3分です』と表示が出されたり。

まあ、こういうのは気にせずに流しちゃうわけですが。

 

実は帰国便は確保出来て、フライトは13時30分発。空港には2時間前着だとすると11時半には着く必要がありますが、実はレクチャーは私の前に話した方が20分くらい押した関係で、私のレクチャーが終わったのが10時半。

 

空港までの道のりは地図アプリで1時間半と出ているためにドライバーに『超急いでください』と伝えて空港へ向かいました。

 

ところが、ドライバーは途中で突然トイレ休憩と給油したり(笑)

もう本当に途中で『今日は面白すぎる』と笑っちゃいました。

 

まあ、ドライバーは最後に本気を出して前にいる車をクラクション鳴らしまくりで退けて、最後は路側帯を走行して無事に空港へ到着でした。

 

そして、なんとか帰国しています。

朝は青島にいて、レクチャーを済ませたのに夜には自宅でブログを書いていると言う感覚が何だか不思議です。

 

それにしても台風の影響は日本中に影響を出しており、私達事務所も他ではありません。

13日には、鹿児島で竣工式がある為に役員が明日のフライトで現地入り予定だったのがフライトは欠航の可能性が高くなり、更には関東は新幹線すらも運航休止予告。

 

となると、関東から先に移動していなくてはいけないと判断して、今夜中に西へ向かうハメに。

一人は、広島まで迎えた様でしたが、新幹線は大混雑でなんとずって座れなかったとの事。

一人は他の出張から一旦帰宅してから向かったために名古屋までしか辿り着けず。

 

台風は明日が直撃予測ですが、被害が少ない事を祈るばかりです。


北京の幼稚園は、4500平米を2か月で工事完了

朝に羽田を経ち、午後から北京で幼稚園の撮影です。

 

こちらは、内装改修工事の案件で4500平米を夏休みの2か月で完成させました。

しかも解体工事も含んでの2か月です。

 

 

 

日本では、このスピード感を求めたら大抵の施工業者さんには断られると思いますが、中国では「大変だけど頑張ればやれる」と言うのが比較的日常の感覚です。

 

 

もちろん私達も設計段階で効率よい施工方法を考慮した設計をしているので、施工会社だけの努力では成り立っていない訳ですが、いずれにしても中国の建築現場の人のパワーは日本の高度経済成長期を見ているかの様です。

 

 

もちろんまだまだ品質として意識改善する部分はありますが、それでも以前よりは格段に品質も結構上がってきていて、その成長スピードも半端じゃないです。

 

 

この幼稚園は、外観と園庭の改修も当初は行う予定で設計は完了していたのですが、さすがにそれは間に合わないと言う事で来年の夏に持ち越しになりましたから、それは楽しみにしたいと思います。

 

 

中国で私達が担当する幼稚園の大半は日本で言う株式会社が運営するタイプの物です。

学校法人や社会福祉法人の様に、補助金や助成金が入る訳ではなく、そうした部分は投資家が関わってきます。

だから資金改修の意識が求められる訳ですが、こうした意識は私達は株式会社ですから当然理解出来ますし、それによりスピード感が求められるのはとても面白い仕事だと感じます。

 

まだまだ、現地の事務所よりは遅いと言われる事がありますが、私達も常に意識改革と挑戦を続けていきたいと思います。

 


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