2024.02.29 Thursday
押すのか、引くのか
最近、色んな人から人間関係の悩みを相談されます。
昔は何か情報を得るには、人を頼る必要が多かった訳ですが、現代社会はスマホ一つで簡単に情報を得れる時代だから、人を頼らなくても良くなってきています。
仕事だって、自宅に籠ってスマホだけで仕事内容によっては十分に目的を果たせたり、お金を稼げちゃう。
そんな環境に身を置きだすと、人とコミュニケーションなんて取らなくて済むし、その方が気楽だと言う人がいるのも理解は出来ます。
とは言っても、そんな事では済まない人の方が圧倒的に多いのが現実ですよね。
ここに人間関係の悩みが生まれる種があったりします。
悩みを聞くと、その多くは『相手が理解出来ない』と言う類の話ばかりです。
でも、そんな事は昔から良くある話です。
だって、相手も一人の人間です。
外見はもちろんですが、中身も同じ人なんて世界に一人として居ない。
一卵性双生児だって、クローンだって、100%同じ様な思考や行動にはならないです。
そして、そこが人間の面白い所です。
こういう相談を聞くと、いつも私が思い出すのがイソップ童話『北風と太陽』の話。
幼少期に誰もが一度は聞いた事ある話では無いかと思うのですが、どの時代になっても当てはまる気がします。
もしかして知らない人がいるかも知れないので、概要を書いておくと
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北風と太陽はどちらが強いかで言い争っていた。
近くを通りがかった旅人の上着を先に脱がせる勝負を始める。
北風は風で上着を吹き飛ばそうとびゅうびゅうと強い風を吹き付けても、旅人は凍えて上着を強くつかむばかり。
太陽は暖かい日差しを送ると、旅人はだんだん暑くなり、自然と上着を脱いだ。
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と言う話です。
受け止め方は人それぞれで良いと思いますが、私は何かあるといつもこの話を思い出します。
物事を解決する時に力技で成し遂げる事もありますが、それで上手く行かない時もあります。
そんな時は、発想を180度変えてみる思考も必要です。
相手は何を考えているのか。
相手は何を求めているか。
あの人は何故コートを着ているのか。
そのコートを脱いでもらうにはどうしたら良いのか。
人間関係の悩みを解決するには、相手の事を知り、想う事が大切なのだと思います。
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