MEMU EARTH HOTELと、大樹町で感じた事

三日間に渡って、MEMU EARTH HOTEL(メムアースホテル)での滞在について書いてきましたが、最後に書ききれなかった事を書きたいと思います。

 

一日目の記事はコチラ

二日目の記事はコチラ

三日目の記事はコチラ

 

私が滞在した棟はオスロ大学と慶応大学による設計の建物だった訳ですが、敷地内には他にもユニークな建物が点在しています。

一番よく知られているのが、コチラの隈研吾さん設計による棟『Même』。

 

 

中はコチラ

 

 

床は畳敷だったり、囲炉裏があったり。

アイヌの家『チセ』がモチーフにデザインした建物です。

残念ながら囲炉裏は防火上の観点から実際には使えないらしいのが残念ですが、白い壁面内を暖気が循環する様になっているらしく、冬でも暖かいとの事でした。

 

 

次の建物はハーバード大学設計による『Horizon House』。

 

 

奥に、私が滞在した『Barn House』と『Memu』が見えています。

中はコチラ。

 

 

外観からも分かりますが、建物名の通り水平線を意識した窓で構成されていて、景色を切り取る様になっています。

また、床がスキップフロア上に設計されていて、更にこの上にベッドルームがあります。

一連の滞在出来る棟の中で一番住居らしい建物でした。

 

次は早稲田大学設計による『町まとう家』。

 

 

『今あるもので、今あるもの以上の豊かさが得られないか?』と言うコンセプトの中で、牧草に着目したとの事。

中はコチラ。

 

 

内外に牧草が使われています。

 

次はコチラ

カルフォルニア大学バークレー校設計の『Nest We Grow』。

大樹町の植生を考慮し、 建物の中でプランターによって多様な植物を栽培できるように設計とされています。

 

 

中はコチラ

 

建物はユニークですが、実際にはグリーンは殆ど枯れていて少し残念。

 

 

 

既存建物ですが、こんな建物もありました。

 

 

全く分からないと思いますが、これは競走馬が悪天候時に走れる『屋内馬場』です。

中が圧巻です。

 

 

そして、この一角にもレストランが。

 

 

ホテルのレセプションとメインダイニングのある建物はコチラ

 

 

コチラも牧草庫だったものを伊東豊雄さんが改修設計したもの。

中の写真はコチラ

 

 

冬は大分寒いらしいです。

 

あと、こんな建物もあります。

 

 

九州大学設計による、お風呂棟。

各棟にお風呂は用意されていますが、ここのお風呂は星空を見上げる露天風呂です。

ちょっとしたサプライズがあるので、これは行った人のみの楽しみにしておきます。

 

 

最後に大樹町周辺の写真を少しだけ。

 

帯広なので、あの有名な"ばんえい競馬"のばんえい牧場があります。

かなり大きな馬達を見る事が出来るので一見の価値ありです。

週末なら、実際の『ばんえい競馬』も見れる様です。

 

 

 

 

コチラは『ホロカヤントウ』と言う沼。

 

 

 

左には海が見えています。

ホテルの方によると、冬は厚い氷が張ってワカサギ釣りが楽しめる様です。

そして、何故かたまにカレイが釣れてしまったりする様です。

 

この周辺の砂浜は流木のメッカです。

 

 

流木マニアには興奮してしまう位の量を見る事が出来ます。

 

周囲を車で走っていると、野生のキツネや鹿と普通に遭遇するのですが、もちろんこの看板も。

 

 

ただ、残念ながら熊とは遭遇しませんでした。

 

あと、大樹町にはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の大樹航空宇宙実験場と言う巨大な施設と滑走路があったり、その横には堀江貴文さんがロケット発射をした場所があったり。

宇宙好きにも実は最高の街だったりなのです。

 

 

最後に滞在の総まとめを

 

この『MEMU EARTH HOTEL』は超コンセプチュアルなホテルです。

私はある程度想像をして来ていたのですが、通常のホテルと言う概念で来ると大分サプライズになります。

 

ホテルなのに、外で生活するとか。

馬と生活するとか。

近くに温泉はあるけど、ホテルのお風呂は温泉では無いです。

 

でも、私の感想は『最高!』でした。

ホテルの方が、『馬との生活はどうでしたか』とか『外で寝てみてどうでしたか』と私に色々と心配してくれたのですが、私からは『全然問題ないです。むしろこのコンセプトをもっと貫いて欲しいです。』と伝えたほどです。

 

各棟は実験住宅と言う事がベースになっているので、実際には機能していない事があったりします。

でも、そんな事は気にならないのです。

 

ホテルの食もコンセプトを貫こうとしていて素晴らしかったし、ホテルの皆さんも素晴らしいホスピタリティでした。

 

ただ心配なのは、これだけの設備に対して僅かな客室である事。

それに対してしっかりとしたスタッフ配置。

ホテルゲストとしては贅沢な滞在が出来るので嬉しいのですが、経営が成立するのか気になってしまいます。

 

私は、是非冬の厳しい環境の時に再訪したいと伝えましたが、ホテルは実験時要素が強い事からドンドン変化していく事が予感されます。

 

以前に、ノルウェーの奥地にある『Juvet Land Scape Hotel』に滞在した時の事を思い出しました。

コチラに書いています。

あのホテルも、とんでも無い山奥にポツンと作られたホテルでしたが、自然との向き合い方は抜群でした。

 

改めて、物事にはコンセプトが大切である事。

そして、それを貫く事はとても難しい事。

しかし、貫いた時に真の価値が見えてくる事。

 

を思わされた日々でした。

良い学びでした。

 

 

そういえば、チェックアウトの時にホテルの方が「一番お気に入りの場所でポラロイドを撮りませんか」と提案頂いたので、私は「じゃあ是非ポニーと一緒に」とお願いをしました。

 

 

二枚とも、顔が半分隠れているのですが、これが絶妙に可愛くて彼らしい写真になりました。


馬と生活する幼稚園があっても良い気がしました

昨日書いた記事の続きになりますが、この時期の馬は日中の放牧はせずに夜間放牧なのだそうです。

理由は、馬にタカって来るアブ達が多いので、日中の放牧は馬に良くないらしく、暗くなるとアブは活動しなくなる事から、日の出の4時半くらいから、日没の19時頃までは馬小屋にいて、その逆になる日没後の19時頃から、夜明け前の4時頃までが放牧される訳です。

 

今回一緒のポニーも、そういう訳で夜中は隣の放牧地に行ってしまいました。

 

そして、朝の4時頃の夜明け前に突然私の滞在している部屋にポニーの雄叫びが『ヒヒーン』と何度も響き渡りました。

それは私にとっては目覚まし時計の様でした。

 

でも、とにかく可愛いポニーなので、雄叫びで起こされてもちっとも嫌な気持ちにならず。

むしろ、『お帰り』と言った気持ちに。

 

窓の外を見たら小雨が降っていましたが、これはこれで美しいと感じさせてくれる風景でした。

 

 

この後、朝7時からは朝食を。

今日は、北海道産蕎麦を使った蕎麦と、山山葵の醤油漬けと、卵かけご飯。

 

 

また三杯の御飯と、二杯の蕎麦を頂いてしまいました。

とにかく美味しいのです。

 

そして、後は11時のチェックアウトまでポニーと一緒に。

糞掃除をしたり、ブラッシングをしたり。

 

世話をしてあげると、ドンドンと懐いてきてくれる気がしました。

 

そして帰り支度をして、客室棟を出る時にポニーが再び『ヒヒーン』と雄叫びを。

とても寂しそうな雰囲気を見せてくれました。

 

 

 

で、私の結論は、とても良い滞在だったと感じました。

 

一日目の自然と向き合うと言うコンセプト。

二日目は馬と共に暮らすと言うコンセプト。

 

どちらも幼稚園や保育園でもあって良い気がしました。

特に、馬はポニーのサイズなら子供達も親しみやすいですし、今回の様に生活ゾーンの隣にいる事が大切な気がします。

園庭の馬小屋で飼育するのとは全く意味が変わると思います。

 

例えば、各教室の間に馬小屋をはさんでしまい、6教室あったら6頭のポニーがいるくらいの環境なんてあったら最高です。

多少の放牧地が必要ですが、トレーニングされたポニーであれば子供達も世話に関わられるくらい楽だと思います。

 

何しろ、馬やポニーを触った事がある人なら分かるかも知れませんが、あの肌の感じと体温、目の優しさと仕草は実に人間に優しさを与えてくれます。

 

こんな園舎や環境を実現したいと言う方がいたら、是非ご連絡下さい。

きっと素敵な提案が出来ると思います。

 


自然と向き合う環境を作りたい

北海道に来ています。

札幌から車で3時間半位かけて到着したのは、帯広の芽生(メム)と言う所。

ココにメムアースホテルと言うユニークなコンセプトのホテルがあります。

 

敷地は5万坪も超える、元競走馬のファーム。

その大きさ故に全体を伝える事が難しいのですが下の写真がホテルの客室棟の一部を撮影したものです。

 

 

元々はリクシル文化財団が土地や既存建物を所有した事が始まりの様で、その後に様々な実験的な事を経て、現在は建築家の隈研吾さんと東京大学がディレクションをして、毎年違う「住まい」に関するテーマを決めて世界の建築系大学に対して国際的なコンペティションを行い、選定された大学としてハーバード大学、オスロ大学、東京大学、慶応大学、早稲田大学が、実験的な「住まい」を一棟ずつ設計をしています。

 

その実験的「住まい」がホテルとしての許可を取った事で、「Memu Earth Hotel」として一般に開放が始まりました。

このホテルコンセプトが"地球に泊まり風土から学ぶ"。

 

 

で、今回私が滞在したのはオスロ大学が設計担当をした「Inverted House」。

コンクリート打ち放しで、一見すると新築の様には見えない建物ですが、結構新しい建物です。

このコンセプトは「寒さと季節の移ろいを感じる事が出来る家」です。

 

 

なんと、居間、風呂、寝室の全てが外にあるのです。

その今はコチラ。

 

 

最高に気持ちが良い場所です。

 

お風呂はこんな感じ。

 

 

この反対側には自然が広がって見えます。

 

そして、寝室。

赤い寝袋が私のベッドです。

 

 

ホテルは一応、特製の蚊帳を用意してくれているのですが蚊帳があるとコンセプトに対して中途半端になるので外しちゃいました。

 

一応、中は狭いですがこんな感じのスペースも用意はされていますが、本当に極小空間です。

 

 

元々、この地域は冬でもそこまで雪が降らないらしいのですが、気温はマイナス30度に行く事もあるらしく、そんな時に本当に外で生活出来るのかは想像が出来ませんが、最悪はココで暮らすと言う事が出来る様になっている訳です。

 

もちろん、この時期ですから私は外で寝ますから、また明日のブログを楽しみにして下さい。

 

 

 


2343の拘り食材達

今朝の2343の朝食には、こんな卵が沢山並びました。

 

 

で、朝食後にはこんな場所に行ってきました。

 

 

養鶏場と言うほどの大きさは無く、わずか15羽程度を飼っている提携農家さんです。

この鶏たち、上の写真では餌をあげたので群がっていますが、この鶏舎の日中は扉が開いていて鶏達は自由なのです。

 

 

2500坪もある広大な山の中にあるので、自由に山の中を歩き回っているのです。

こんな環境で育てられている鶏が生む卵は抜群の美味しさです。

 

更に農家さんは、他にも有機野菜を作ってくれていて、皆で人参を収穫しました。

 

 

これ、実は人参を大きく成長させる為に間引いた人参なのです。

 

 

通常は廃棄されてしまう物でも、素晴らしい品質の人参である事から、シェフの濱砂が今日のスタッフ用ランチに調理してくれました。

 

 

動物に触れたり、土や野菜に触れたりすると、なんだかホッとしますが、それは他のスタッフ達の笑顔を見てもそうだった様です。

 

2343の食は、こうした拘りを持つ生産者の方との連携を常に強め、良質な素材を新鮮なうちに調理してお客様に提供しています。

 

それにしても厚木って、つくづく食材に恵まれている所だと思います。

当然かも知れませんが、山があり、森や林があり、清流から一級河川もあり、温泉もあります。

 

こんなに自然豊かな環境なのに東京まで50kmしか無かったり、東名高速を使うと世田谷まで25分で着いたり。

 

まだまだ認知度が低いのが不思議ですが、これから間違いなく注目度が上がるはずです。

 


雨で遊ぶ方法を子供達は知っています

先日、たまたま一つの動画を見かけました。

 

幼児の城FBなどでもシェアしましたが、動画はニュージーランドのある幼稚園で撮影された物で、2017年に投稿された後に世界中でシェアされていたものです。

 

まさに子供達の純粋かつ創造性豊かな部分を見る事が出来て、自然と笑顔になってしまうので是非ご覧ください。

 

 

子供は、本当に沢山の可能性を秘めています。

 

‬ ‪誰も教えなくても雨を活かした遊びを生み出し、夢中になっているのです。

 

‪汚れるとか、危ないとかはどうでも良くて、楽しい事に、ただ夢中になっています。

 

 

多くの大人は、幼少期の泥まみれになって楽しく遊んだ事を思い出したのではないでしょうか? もし‪大人が子供に対して「雨が降っているから部屋に入りなさい」や「滑り台が雨で滑りやすいから危ないからやめなさい」と言っていたら、このシーンは生まれていなかったでしょう。

 

 

子供達を信じて「危ないからやめなさい」を言わない事はとても大切な事だと改めて思います。

 


幼稚園や保育園も切り口を変えてみたら面白いはず

普段の海外出張は顧客から招待される事が多い為、そうなると滞在中は殆どが顧客と行動を共にする事になり、自由な時間は殆どありません。

 

ただ、今回は展示会主催者に招待されてはいるものの、意外に拘束は無く帰国日が週末と言う事もあったので一泊延長して、やっとフリーな時間を持つ事が出来ました。

 

で、行ってきたのがこんな所です。

 

 

M50クリエイティブスペースと言うエリアなのですが、古い建物群をアーティストやデザイン関係者に賃貸して、ギャラリーとして使わせたり、デザイン関係会社のオフィスにさせたりしているのです。

 

 

意外に緑豊かで気持ちの良い雰囲気です。

 

 

ゴミ箱もデザインされていたり。

 

 

YU Nanchangのギャラリー。

 

 

太極拳を単色のオイルペイントで表現しているのですが、とても素敵でした。

価格は日本円で150万ほど。

 

 

ちなみに少し大きめの黄色版もありました。

 

 

 

名前を伺うのを忘れましたが、この方のギャラリーも雰囲気は力強くて良かったです。

 

 

 

他にもアートホテルと言う3室だけのホテルがあったり。

面白かったです。

 

 

更に、この後は新しく出来たホテル『Edition』へ。

 

 

インテーナショナル系の5スターホテルらしくない、ミニマリズムモダンな雰囲気です。

 

 

 

和食レストランも、和の雰囲気を出し過ぎていなかったり。

 

 

 

屋上のバースペースからはBundエリアが一望です。

 

 

プールの雰囲気も良かったです。

 

 

 

 

次は静案地区に新しく出来たホテル『Sukhothai』。

 

 

デザイナーは『Edition』と同じですが、こちらはよりインダストリアルな雰囲気に。

 

 

更にこの後には新上海オペラ劇場へ。

 

 

行ったら、『新』のはずなのに閉鎖されていました(笑)

事情は不明です。

 

最後は、日本では目黒に出来たばかりで、連日の長蛇の列なスターバックス・リザーブ・ロースタリー。

 

 

上海でも出来立ての頃は並んでいたらしいですが、今は全く列は無く入れました。

 

 

いわゆるコーヒーのアミューズメントパークですね。

 

 

コーヒーの焙煎、袋詰めまでがオートメーション化されていて、それが目で見える様になっていたり。

 

 

コーヒーと言うコンセプトの中で、コーヒーのビールがあったり、カクテルがあったり。

コーヒーを楽しめる様に作られていました。

 

 

そういえば、ストローは紙ストローでした。

 

 

コーヒーと言うのは既に飽和状態のビジネスと思いきや、切り口を変え、見せ方を変えるだけで新しいビジネスが生まれて需要を生み出す事を改めて認識させてもらう良い機会でした。

 

日本の幼稚園や保育園も、少子時代の今だからこそ新しい切り口と見せ方が必要な時代ですね。

そして、そのヒントは異業種にあるんだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 


子供達にもっと自然を

自宅から徒歩圏内にある森林公園をトレッキングしてきました。

 

 

私は小さい頃から外遊びや自然が好きで、今でも住むなら自然の近くが良いと常に思っています。

だから今の家の周りも豊かな自然があり、先日車を運転していたら突然大きな牡鹿が目の前に現れて、危なく轢くところだったり。

朝から付近で銃声が聞こえると思ったら、猿を追い払うボランティアが空砲を撃っていたり。

 

それにしも、厚木って人口が20万人もいるのに中心街区から7kmで標高280mくらいの森林へ登れるんです。

 

 

そして、そこから見える景色は絶景です。

 

 

ちなみに、こうした山並みと反対側を見ると横浜のランドマークタワーや、東京スカイツリーが見えたりもします。

 

私達の園舎設計が常に自然と向き合うのは、こうした背景が強くあります。


森と海のようちえん cocobito

葉山で活動をしている『森と海の幼稚園 cocobito』に伺ってきました。

 

 

と言うのも、ここを運営している園長の松下さんと保育士の篠原さんを、あるキッカケで知り、子育てや保育に対して自分達の追い求め、環境作りをゼロからスタートさせ、更にはその資金集めから一生懸命になって頑張っている姿を知って感銘を受けたからでした。

 

このパンフレットの全体のイメージ図ですらもイラストレーターには頼まずに松下さんの手描きです。

 

 

実際に伺ってみると、こんな環境です。

 

 

 

 

『何も無いじゃないか』と思う人は沢山いるかも知れません。

しかし私には世間一般の幼稚園や保育園には無い物がココには沢山あると思いました。

 

なんと敷地全体は5000坪と言う広さです。

元々は草木が生え茂っているだけの状態だった物を、一年かけてボランティアや地域の方達の力も借りながらココまで切り開いたとの事でした。

 

敷地内部から入り口側を見ると、山と空しか見えません。

 

 

そして空にはトンビが三匹も気持ち良さそうに飛んでいました。

トンビと言えば、私が育った藤沢の湘南台でも小さな頃は沢山飛んでいました。

ピーヒョロヒョロヒョロと言う鳴き声と翼を広げているだけで空を自由に飛び回る姿をずっと見続けていた事を思い出します。

 

敷地には高低差があり、斜面と平らな場所が交互にある環境を松下さん達は『今は三階にいます』とかネーミングをしていました。

そして良く見ると焚火の跡が見えたり。

 

 

今の時代、街の園で焚火なんて自由に出来ないですし、火が危ないと理由で火に近づかせる事すら子供達はさせてもらえない事が殆どですが、ココではそんな事は全くありません。

 

 

実際に焚火をしている時の写真はコチラ(写真提供:cocobito)

 

 

 

大きなイチョウの木の下には沢山の銀杏が落ちていて、銀杏を集めいてたり。(写真提供:cocobito)

 

 

 

 

実は、ココは9月から子供の受け入れをスタートしたのですが、まだ子供は一人だけ。

親御さんが、この環境の素晴らしさを理解してくれて預ける事を決めたそうですが、何とも贅沢な環境です。

 

そして良く見ると子供が裸足で歩いている事が分かります。

 

 

 

ちょっとしたステージの様な物もあったり。

 

 

このステージではテントを張って過ごしたりもしたそうです(写真提供:cocobito)

 

 

先程も書きましたが、私の育った湘南台も当時はこんな感じの里山が沢山あって、毎日こんな感じで野山を駆け回り、その中で沢山の事を学び知ったと思っているので、こんな環境で子供が毎日生活出来る事は今の時代にはとても貴重な事なんだと思います。

 

 

もちろん出来合いのオモチャなんか無くて、森にあった物木々や木の実などを使って様々な遊ぶ物が作られていました。

ちなみにご飯もこのテーブルにお弁当を広げて食べていました。

 

コチラの園は定員は10名までと設定されていて、現在何件かの入園希望や相談は既にある様です。

こんなに豊かな環境で、自治体からの補助金も一切もらわずに運営しているにも関わらず保育料も一か月39,000円と破格の値段です。

 

でも定員10名で39,000円を集めても、390,000円にしかなりません。

そこに園長と保育士の二人がいて、園の経費を控除した後に果たしてどれだけの給料が貰えるのかを考えた時に思わず『安すぎるから、もう少し高くしても良いのでは』と言ってしまいました。

 

ところが、松下さんは『今の保育料では運営が厳しい事は分かっていますが、高くする事で一部の限られた人しか入れない園の様にはしたくないんです。だから保育料以外の部分で収入を得られる様な仕組みを考えたいと思っています』との事でした。

 

とても素晴らしい考えだと思います。

 

しかし、やはり現実的に続けられるのかが心配になってしまいますし、こんな素敵な環境と取組は是非維持をし続けて、より多くの子供達がココで成長して欲しいと思ってしまいます。

 

こうなると、理念に共感するけど変に口を出さないスポンサーが必要です。

 

彼女達の当面の目標は小さくても雨風や寒さを凌ぐ事が出来る園舎です。

恐らく、それを整備するには諸経費込みで1500万くらいは必要なはずです。

 

だからこの資金の一部を提供してくれるスポンサーか、もしくは建築の資材を提供してくれるスポンサーを募集しています。

木構造体、屋根材、外壁材、床材、内装材、衛生設備機器など。

綺麗だったら中古建材でも使い道はあります。

 

是非、貢献したいという方はコチラまで連絡下さい。

https://e-ensha.com/profile_inquiry_form/

 

園をご紹介して繋がせて頂きます。

 

 


園舎設計に必要な事は伝える力

最近、益々ブログを書きにくくなっています。

情報として出してよい事と、出してはいけない事がハッキリしてきていて、どちらかと言うと情報を出してはいけない事の方が増えているからです。

 

だから以前ならタイムリーにドンドン書けていた事が、全然書けなくなっています。

 

だから今日は先日の出張で某国に行った時のホテルでの出来事を。

 

ホテルのラウンジで、アイスアメリカ―ノを頼もうとしたら『それは無い』と言われたので『ではダブルエスプレッソとグラスに氷を入れて持ってきてください』と頼みました。

 

 

スタッフの女性は『それなら大丈夫!』と言った感じで、サッサッと用意してきてくれたのが、コレ。

 

ウイスキーのロックを作るセットが登場しちゃいました。

 

 

いっそ、ここにエスプレッソを入れて飲んでみようかな・・・と思ったものの、何とか気持ちを抑えて『普通のサイズのグラスをください』と可愛らしく言って、最後は事なきを得ました。

 

コミュニケーションと言うのは、上手く伝える方が素晴らしいのか。

それとも、上手く理解出来る方が素晴らしいのか。

 

どちらが正解か何てことはありませんが、伝わらなければ意味をなさない事は事実です。

そして私達の関わる園舎設計には、まさにこのコミュニケーション力が求められます。

 

だから、こんな小さな事からでも反省した日々でした。


レッジョエミリアアプローチから学ぶべき事とは何か

都内で開催されたレッジョエミリア関連のイベントに伺ってきました。

 

イタリアはレッジョエミリアで実際に市立園を運営している組織『パンタレイ』からペタゴジスタのフランチェスカさんと、アトリエリスたのマルコさんが来日されて、昨日から二日間に渡って事例や理念の紹介、座談会等の構成でした。

 

私は昨年と今年の二度、現地に行って沢山の施設を訪問したり、現地で直接ペタゴジスタやアトリエリスタから話を伺いました。

当時のブログでも書きましたが、この素晴らしい取組を多くの方はコピーして『ウチはレッジョエミリアアプローチを取り入れてます』と言うような事とするけど、やるべき事はコピーじゃないと言う事です。

 

この取組の本質にある部分を理解して、それを各国の各園として解釈しなおして実践するべきなのです。

そして、その多くは大人が忘れてしまっている、こどもごころを呼び起こせば自然と様々な事に興味が沸き、その興味こそが子供が様々な事に向ける興味とリンクするはずです。

 

リンクすれば、あとは簡単で、その興味を深く掘り下げる事をしていけば良いと思うのです。

 

もちろん大人が大人なりのアプローチをしすぎる事なく、子供がそれを深く掘り下げる手伝いをする側に回るべきなのですが、それだけの事です。

 

だから、大人は小さな時に持っていた『こどもごころ』を呼び起こさなきゃ。

 

陽の光が木々の間から差し込む美しさ。

水面のきらめき。

風のざわめき。

花の香り。

影の濃淡。

小さな虫の不思議な動き。

 

どれも全てが小さな時は新鮮だったはずです。

 

私は未だに当時のそうした感覚がよみがえりますし、未だに同じ様な感覚を持ちます。

人からは『子供だ』と良く言われますが、そうなのかも知れません。

 

でも、この感覚を忘れたくないと常に思っています。

 


| 1/13PAGES | >>







selected entries

categories

recent comment

recommend

笑顔がいっぱいの園舎づくり(幼児の城 7)
笑顔がいっぱいの園舎づくり(幼児の城 7) (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2016年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

愛される園舎のつくりかた (幼児の城 6)
愛される園舎のつくりかた (幼児の城 6) (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2013年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

世界でたったひとつの園舎づくり 幼児の城〈5〉
世界でたったひとつの園舎づくり 幼児の城〈5〉 (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2009年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

福祉施設の未来を創る‐絆‐高齢者施設・障がい者施設資料集
福祉施設の未来を創る‐絆‐高齢者施設・障がい者施設資料集 (JUGEMレビュー »)
日比野設計,阿久根佐和子
2014年発売
高齢者福祉施設、障碍者福祉施設特集

links

search this site.

others

mobile

qrcode