『幼児の城』 2015年 新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

毎年感じている事ですが、仕事は常に重なって継続し続けている事から、新年だからと言って気持ちの切り替えは結構難しいものです。
そしてネット社会により、世界と容易に繋がっている状況が、より物や事の価値観を多様化させ、時間的や地理的な感覚が不思議な物にさせられています。

特にFacebook等のSNSを使っていると、世界にいる知人がそれぞれのいる場所のタイミングで『Happy New Year』を書いてますし、祝い方もそれぞれです。

価値観や物、事、事象の変容については様々な意見があります。
伝統を重んじれば新しい事を否定せざるを得無い部分も出てくる訳ですし、
逆に、新しい事に挑戦する時は、伝統的な事を否定さぜるを得ない部分も出てくる訳です。

しかし、こうした話においてはどちらが正しいかなんて答えは無いと思います。
数学の様に問題と解答が用意されている訳ではないからです。
そして、そうした変化を起こすは人間そのものですし、人間は時代に合わせて少しずつ変化してきたから地球上の様々な生物が絶滅したり、絶滅危惧種指定をされたりしている中で、今日まで生き延びてこれたとも言えます。

かつてこのブログやツイッター等で何度となくダーウィンの進化論について書いてきました。
『強い物が生き残ったのではない。変化に対応出来た物が生き残ったのだ。』

だとすれば、やはり私達が進むべき道は失敗を恐れずに変化していく事なんだろうと思っています。

もちろん、守るべき部分は必ずあります。
そして42年と言う事務所経歴と園舎事例330件と言う積み上げてきた物は確固たる事実としての自信です。

そこに、常に時代を見て、先を読み、数歩先を歩いている様な集団でありたいと思っています。



さて、本日の日経新聞の記事で
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2014年に国内で生まれた日本人の赤ちゃんは前年より2万9千人少ない100万1千人で、
統計の残る1899年以降最少を更新したことが31日、厚生労働省の人口動態統計の年間推計で分かった。
死亡数も戦後最多の126万9千人。
出生数が死亡数を下回る「自然減」は26万8千人で過去最大となった。
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ショッキングな話なのに8年連続の人口減ですから、何だか慣れてきてしまいました。

保育所に関するデータは毎年4月1日現在の数値が9月から10月に公表されますが、
昨年の9月に4月の時点でのデータでは、
・保育所定員は平成25年度から平成26年度にかけて47,000人分増加。
・保育所を利用する児童の数は平成25年度から平成26年度にかけて47,232人増加。
・年齢区分では3歳未満が31,184人の増、3歳以上は16,048人の増。
・待機児童数は21,371人で4年連続の減少(1,370人の減少)
・待機児童のいる市区町村は、前年から2減少して338。
・100人以上増加したのは、世田谷区(225人増)、大田区(175人増)、熊本市(139人増)など6市区。
・100人以上減少したのは、福岡市(695人減)、川崎市(376人減)、名古屋市(280人減)などの9市区町。


保育所が必要となる理由の新生児が約3万人も減っている中で、保育所整備は以前として行われています。
地域的な片寄がある事から、これらの数値を同じ土俵で比較するのは意味が薄い所もありますが、事実です。
いずれかのタイミングで飽和する事は明らかです。
すなわち待機児童じゃなくて、待機保育所の様な事になる訳です。

認定こども園についても先行きが不透明になってきました。
認定を受けたままだと園経営が成り立たなくなると言う理由から、認定を受けた園が返上をし始めている事態です。

この話は本当に難しいです。
元々違う成り立ちでここまで来た保育所と幼稚園をまとめようとするんですから。
国が相当の強い意志を持って、あらゆる既得権や利権の様な物を排除しない限り、まとまらない話な気がします。
業界団体から支援を受け当選し、強い繋がりを持った議員がいる限りは中途半端な妥協案でしか出てこない訳ですし、
第一政党がどこになろうが大した変化も起こしきれなかった訳です。

でも、大切な事って何でしょうか。
国が強い力で変化をさせてくれる事でしょうか。
日本は共産主義国家では無く、民主主義国家です。
国が国民皆平等になんて方針を示すなんて事は建前であっても実際には出来ません。

だとしたら、思考としては先程のダーウィンの進化論と同じであるべきです。

『強い物が生き残るのではない。変化に対応出来る物が生き残るのだ。』

少子時代なりの運営方法があるはずです。
国も、通り一遍の縛りばかり言うのではなく、運営者に裁量を増やして上げて自分達で考えなさいとすれば良いはずです。
これまでの運営で行こおうとするから、不平や不満が出る訳で、お金はあげられないけど自由にしてあげるから頑張ってくださいで良いはずです。

園舎なんて新しいからとかカッコイイから経営が楽なんてのは間違いです。
どんなに綺麗な園舎でも園としての魅力が欠けていたら親は子どもを預けたくないはずです。
だから園の魅力を作る事が先なのです。

そしてそれは決して遊園地の様な環境を作る事でもないし、アンパンマンやディズニー、サンリオのキャラクターで埋め尽くした環境を作る事でもないし、そうした子供に迎合した様な環境を作る事でもないのは明白です。

子供が強くたくましく成長出来る様な環境がある事が大切なんだと思います。
大人になってもしっかりと物事を考えて行動出来る様に。


私達は、そうした部分に置いて理念や理想の実現をサポート出来る園舎を提供したいと思っています。
繰り返しになりますが、

常に時代を見て、先を読み、数歩先を歩いている様な集団でありたい。

今年もスタッフ全員で園舎創りに励んでいきます。
どうぞよろしくお願い致します。

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