園舎や園庭は使い方次第(レッジョエミリア・三日目)

レッジョ視察三日目です。

ここまでの二日間は、少し雨が降ったりしながらも曇天続きでしたが、今日は朝から快晴です。

 

ホテル横にあるカフェでエスプレッソを頂きスタート。

 

 

今日も素敵な園を回っているのですが、基本的に撮影NGですので内部写真はシェア出来ません。

ただ、ここは建築系サイトでも紹介されている所なので実は建築の雰囲気は見れたりします。

道路から撮る写真にNGは無い事から、園庭と建築の風景を一枚。

 

 

ここの園で、教育の責任者的な方と話をさせて頂いたのですが、結局レッジョの園関係者達は、クリエイティヴである事なんだと思います。

この運営者は、園舎建設当時の人では無いのです。

すなわち園舎に自分達の意向は反映されていない訳ですが、それでも建築や空間を理解した上で、最大限に生かそうと努力をしてるんです。

 

そして、素晴らしいのは園長的な人が強い権限で主導していない事。

実際にそうした権限の人はいないに等しいのですが、だからこそ教育の責任者の方を中心に現場の先生達で意見交換をしてベストな方法を見つけ出して実行しているのです。

 

もちろん、園としての基本方針は理解して守られている上での話です。

 

これって、とても大切な事だと思います。

 

日本で良くあるのは、園長が大半を決めて現場の先生は意見を持っていても言えないで従うだけ。

園舎の使い方も旧態依然とした使い方をルーティーンワークの様に繰り替えていく。

 

しかし園舎や環境は40年前とは相当に変化しています。

時代も変化している中で、園舎の使い方も常に変化はしていくべきだと改めて思いました。

 

レッジョに毎年日本から研修に来ている様ですが、レッジョの表面的なアプローチだけでなく、彼らの空間を使いこなす姿勢や子供達との接し方まで含めて理解をして持ち帰らないと、結果的にはただの表面的なコピーで終わってしまうのだと思います。

 

園舎の使い方に、決まりはありません。

もちろん、『こうやって使って欲しい』と言う意図はあります。

 

しかし、現場の先生達がこうしたらもっと子供達にとって良くなると言う視点があるならドンドン改善していけば良いのだと思います。

 

だって、どんな事でも常に変化しているのですから。

 

 

以前、私達は意識の高い園長先生達を募って、海外の視察を行っていました。

これを再びレッジョで企画してみたい気がします。

 

教育的視点と合わせて、私達が空間利用の視点を解説や助言出来る事がある様な気がします。

 

それでも、ちゃんとフォロー出来るのは10名程度が限界な気がしますが興味のある方はお問合せ下さい。

 

 

これはボローニャの園舎。

昨年も来たのですが、全く汚れていないです。

恐ろしい程に清掃が行き届いています。

 

 

帰り途中に寄った図書館。

 

 

レッジョでの最後の食事で、今日誕生日だった谷野に小さなケーキとキャンドル。

 

 

 

 

夕飯スタートが20時なので、帰るころにはこんな街並みになっていました。

 

 

 

電球の色と石やレンガの街並みが絶妙な雰囲気でした。

 

明日はブレシアに移動します。


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