鳥取の保育園竣工式

朝4時に起きて準備して、羽田から1時間と少しのフライトで米子に来ました。

 

米子には、弓ヶ浜と言う美しいカーブを描いた海岸があり、その先には大山(だいせん)を望む事が出来ます。

 

 

この土地で数年前にオーナーから一本のメールで園舎について問い合わせがあり、そこから糸を紡ぐ様にゆっくりと関係が構築されてきました。

 

これまでに私達は、日本の32都道府県で何かしら関わらせて頂いてますが、鳥取は今回が初めてのプロジェクトでした。

 

竣工式って、実は子供達のいない土日に行われる事が多いのですが、今回は子供達のいる平日です。

そして式には5歳児の子供達も参加していました。

 

 

これ、とても良い事だと思います。

そして、この園や地域が子供と大人の距離感が近く、信頼関係が成立している事が良く分かります。

子供達は参加している間は、ちゃんと静かにしており、途中で参加者に歌を歌ってくれたり。

周りの大人達も過剰に関わり過ぎる事も無く、大人も子供も一人の人間として存在を認めあっている様な距離感が絶妙でした。

 

 

途中、理事長が感謝状を頂きました。

 

 

そして理事長が挨拶をされた時に、園舎についてとても良く理解をしてくれていた挨拶をされました。

御年80を超えているにも関わらず、考え方がとても柔軟なのです。

 

一般的に、これくらいの経験を積まれた方はご自身のやり方を変える事を嫌がります。

しかし、理事長は新しい事を受け入れて、子供達の動きを確認して大変有難い言葉をお話してくれました。

 

もちろん、ココに至るまでは現場の先生方と弊社の担当スタッフによる相当量の打合せがベースにあります。

園の担当して頂いた先生は、遠方の視察を一緒にしてくれたり、とても真剣かつ情熱を持たれていました。

 

既存に無い事へ挑戦をする事は勇気がいります。

そして、それを使いこなすには創造力や知恵が必要です。

 

しかし、こちらの保育園には、そうした創造力や知恵も十分に持ち合わせていて、そこに子供たちとの信頼感が重なる事で色々と新しい取組が実現出来たのだと思っています。

 

 

少しだけ園内を紹介しておきます。

基本的に自然豊かな土地なので、建具は全開になるのですが、トイレは実に気持ちの良い空間です。

と言っても、下の写真がトイレとは分かりにくいですよね。

ヒントは修景を映り込ませて、緑が倍になる様な仕掛けをしています。

 

 

 

クラスサインは、この土地で伝統的な織物として親しまれてきた弓浜がすりを使用したり。

 

 

 

こんな水溜まりが出来る様な仕掛けもあります。

今日は大人が靴を脱いで遊んじゃっていましたが(笑)

 

 

建具を全開にした時は、こんな風に外部と強く繋がります。

もちろん網戸なんかありません。

 

 

もっと沢山紹介したい場所があるのですが、それは改めて書きます。

 

こんなに素敵な園舎創りに関わらせて頂いた事に感謝の気持ちしかありません。

ありがとうございました。


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