ミャンマーの幼稚園

ミャンマーの首都ヤンゴンから200km程離れたサンドウェと言う所にある幼稚園、小学校、中学校、高校を見てきました。

 

 

と言っても、施設はこんな感じです。

日本の昭和初期にあった木造校舎の様です。

 

ところが中に入ると

 

 

子供達がとんでもなく子供らしくて輝いていました。

 

そして、何よりも素晴らしかったのは

子供達は先生をとても敬っている事。

先生は子供達に沢山の愛を優しさを持って接している事。

更に保護者が学校を信用している事。

でした。

 

これは昔の日本でも当たり前の様に見れた事です。

しかし現在の日本では残念ながら、こうした光景を見る事が少なくなりつつあります。

 

 

私が教室に入ると、先生が子供達に一声かけ、子供達は一斉に立ち上がって先生と共に私に挨拶をしてくれて全員で素晴らしい笑顔と共に手を振ってくれたり。

その笑顔が作られたものでない事は誰でも分かるくらいに素晴らしい物でした。

 

 

こうした環境で素晴らしい教育がなされている事を見る度に、私達が作っている建築は教育を補完するものでしか無い事を改めて感じます。

そして幼稚園や学校において一番大切な事は教育そのものである事だと痛感しました。

 

ちなみに、この学校は公立学校なので授業料は無料です。

この後に、イギリス人の方が作った小さな私立幼稚園を見て来たのですが、これは月額300円程でした。

偶然、イギリス人オーナーがいた事で色々と話を聞けたのですが、この方の素晴らしい奉仕の精神で作られた学校だったのです。

 

 

だから教師たちもボランティアだったり。

それでも英語を教える事で、この地にいるミャンマーの子供達の可能性を広げようとしているのでした。

 

私達は先進国の事例ばかり見がちです。

もちろん、それはそれで沢山の学びがあります。

しかし、先進国で行われている教育は時として新しい事に取り組むあまりに大切な事を忘れてしまっていたり、失ってしまっている事に気づいていなかったりします。

そして教育は人間をつくる事が目的であるはずが、いつのまにか将来、お金を稼ぐ為の教育の様になっていたりします。

 

そんな時に、こうした国の素朴ではあるけども、本当に大切な人間同士の触れ合いと信頼感が築かれた中で行われる教育を見ると沢山の気付かされる訳です。

 

 

そして、こんな絶景に建つ幼稚園もありました。

 

 

目の前には真っ青な海が広がっているのです。

残念ながら園舎は海に対して開く事はなく、むしろ閉ざされた設計だったのが残念ですが、これだけ周りに豊かな海があり、日常的に接しているとその素晴らしさに麻痺してしまう事はよくある事です。

 

素晴らしい教育があるので、こんな所にいつか設計をする様な機会があったら、素晴らしい事だなと妄想してしまいました。

 

世界中の幼稚園や学校を見る事は本当に勉強になります。


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