こどもの施設には、小さな場所が大切

今日は幕張へ。

 

下の写真は、実はプロサッカー選手でありカンボジアのナショナルチームの監督業もこなす本田圭佑選手が運営するKSKグループと、GROBAL EDUCATIONAL PARTNERSが出資して作られた会社が運営を始める企業主導型保育所です。

 

 

新しく開発された集合住宅区画の一角に設置されたビル内に作られました。

 

 

近くにはZOZOPARK・HONDA FOOTBALL AREAと言う屋内と屋外の運動出来る場所もあるのですが、やはりビル型保育所では子供達の運動不足が懸念されます。

そんな事から、段差を作って運動量を増やす事が意図されています。

こうした場所を作ると、『手摺が無いと危ない』と言う方もいます。

 

もちろん、今回もそうした議論が無かった訳ではありませんでした。

しかし、最後には運営主体のSOLTIO INTERNATIONAL SCHOOLは手摺なしを選択されました。

 

実際の現場を見てみると子供達は用心を自らしながら上り下りを行っていました。

もちろん落ちる子供がゼロではないらしいですが、大人がこうした環境を許容して子供の挑戦と成長を見守る事で、子供は挑戦と成長をステップしていける訳です。

 

そして、こんなシーンも見れました。

 

 

子供がスポッとはまって絵を描いているのです。

自らのサイズに適した空間を選ぶ事で安心感や落ち着きを得ると言うのは人間を含めた動物の本能です。

 

だから、こんなシーンを見ると設計者としては、とても嬉しいんです。

 

ちなみに、この保育所の隣にはウィズダムアカデミーさんが運営する学童保育所が併設されており、そちらも私達が担当させて頂きました。

 

 

少しだけ大人びた空間デザインとしていますが、こちらも段差を沢山設けています。

 

 

奥の方にも段差が見えるのが分かると思います。

そして、そこにも子供が居てくれるのが見れます。

 

大人は、どうしても管理者目線で『死角を減らしてほしい』『段差を減らしてほしい』と言ってしまいがちです。

しかし、子供の時の感覚を思い出して下さい。

 

きっと多くの方が、小さな隙間や段差が好きだったはずですし、そこが落ち着ける場所だったはずです。

 


コメント
コメントする








   







selected entries

categories

recent comment

recommend

笑顔がいっぱいの園舎づくり(幼児の城 7)
笑顔がいっぱいの園舎づくり(幼児の城 7) (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2016年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

愛される園舎のつくりかた (幼児の城 6)
愛される園舎のつくりかた (幼児の城 6) (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2013年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

世界でたったひとつの園舎づくり 幼児の城〈5〉
世界でたったひとつの園舎づくり 幼児の城〈5〉 (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2009年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

福祉施設の未来を創る‐絆‐高齢者施設・障がい者施設資料集
福祉施設の未来を創る‐絆‐高齢者施設・障がい者施設資料集 (JUGEMレビュー »)
日比野設計,阿久根佐和子
2014年発売
高齢者福祉施設、障碍者福祉施設特集

links

search this site.

others

mobile

qrcode