MEMU EARTH HOTELと、大樹町で感じた事

三日間に渡って、MEMU EARTH HOTEL(メムアースホテル)での滞在について書いてきましたが、最後に書ききれなかった事を書きたいと思います。

 

一日目の記事はコチラ

二日目の記事はコチラ

三日目の記事はコチラ

 

私が滞在した棟はオスロ大学と慶応大学による設計の建物だった訳ですが、敷地内には他にもユニークな建物が点在しています。

一番よく知られているのが、コチラの隈研吾さん設計による棟『Même』。

 

 

中はコチラ

 

 

床は畳敷だったり、囲炉裏があったり。

アイヌの家『チセ』がモチーフにデザインした建物です。

残念ながら囲炉裏は防火上の観点から実際には使えないらしいのが残念ですが、白い壁面内を暖気が循環する様になっているらしく、冬でも暖かいとの事でした。

 

 

次の建物はハーバード大学設計による『Horizon House』。

 

 

奥に、私が滞在した『Barn House』と『Memu』が見えています。

中はコチラ。

 

 

外観からも分かりますが、建物名の通り水平線を意識した窓で構成されていて、景色を切り取る様になっています。

また、床がスキップフロア上に設計されていて、更にこの上にベッドルームがあります。

一連の滞在出来る棟の中で一番住居らしい建物でした。

 

次は早稲田大学設計による『町まとう家』。

 

 

『今あるもので、今あるもの以上の豊かさが得られないか?』と言うコンセプトの中で、牧草に着目したとの事。

中はコチラ。

 

 

内外に牧草が使われています。

 

次はコチラ

カルフォルニア大学バークレー校設計の『Nest We Grow』。

大樹町の植生を考慮し、 建物の中でプランターによって多様な植物を栽培できるように設計とされています。

 

 

中はコチラ

 

建物はユニークですが、実際にはグリーンは殆ど枯れていて少し残念。

 

 

 

既存建物ですが、こんな建物もありました。

 

 

全く分からないと思いますが、これは競走馬が悪天候時に走れる『屋内馬場』です。

中が圧巻です。

 

 

そして、この一角にもレストランが。

 

 

ホテルのレセプションとメインダイニングのある建物はコチラ

 

 

コチラも牧草庫だったものを伊東豊雄さんが改修設計したもの。

中の写真はコチラ

 

 

冬は大分寒いらしいです。

 

あと、こんな建物もあります。

 

 

九州大学設計による、お風呂棟。

各棟にお風呂は用意されていますが、ここのお風呂は星空を見上げる露天風呂です。

ちょっとしたサプライズがあるので、これは行った人のみの楽しみにしておきます。

 

 

最後に大樹町周辺の写真を少しだけ。

 

帯広なので、あの有名な"ばんえい競馬"のばんえい牧場があります。

かなり大きな馬達を見る事が出来るので一見の価値ありです。

週末なら、実際の『ばんえい競馬』も見れる様です。

 

 

 

 

コチラは『ホロカヤントウ』と言う沼。

 

 

 

左には海が見えています。

ホテルの方によると、冬は厚い氷が張ってワカサギ釣りが楽しめる様です。

そして、何故かたまにカレイが釣れてしまったりする様です。

 

この周辺の砂浜は流木のメッカです。

 

 

流木マニアには興奮してしまう位の量を見る事が出来ます。

 

周囲を車で走っていると、野生のキツネや鹿と普通に遭遇するのですが、もちろんこの看板も。

 

 

ただ、残念ながら熊とは遭遇しませんでした。

 

あと、大樹町にはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の大樹航空宇宙実験場と言う巨大な施設と滑走路があったり、その横には堀江貴文さんがロケット発射をした場所があったり。

宇宙好きにも実は最高の街だったりなのです。

 

 

最後に滞在の総まとめを

 

この『MEMU EARTH HOTEL』は超コンセプチュアルなホテルです。

私はある程度想像をして来ていたのですが、通常のホテルと言う概念で来ると大分サプライズになります。

 

ホテルなのに、外で生活するとか。

馬と生活するとか。

近くに温泉はあるけど、ホテルのお風呂は温泉では無いです。

 

でも、私の感想は『最高!』でした。

ホテルの方が、『馬との生活はどうでしたか』とか『外で寝てみてどうでしたか』と私に色々と心配してくれたのですが、私からは『全然問題ないです。むしろこのコンセプトをもっと貫いて欲しいです。』と伝えたほどです。

 

各棟は実験住宅と言う事がベースになっているので、実際には機能していない事があったりします。

でも、そんな事は気にならないのです。

 

ホテルの食もコンセプトを貫こうとしていて素晴らしかったし、ホテルの皆さんも素晴らしいホスピタリティでした。

 

ただ心配なのは、これだけの設備に対して僅かな客室である事。

それに対してしっかりとしたスタッフ配置。

ホテルゲストとしては贅沢な滞在が出来るので嬉しいのですが、経営が成立するのか気になってしまいます。

 

私は、是非冬の厳しい環境の時に再訪したいと伝えましたが、ホテルは実験時要素が強い事からドンドン変化していく事が予感されます。

 

以前に、ノルウェーの奥地にある『Juvet Land Scape Hotel』に滞在した時の事を思い出しました。

コチラに書いています。

あのホテルも、とんでも無い山奥にポツンと作られたホテルでしたが、自然との向き合い方は抜群でした。

 

改めて、物事にはコンセプトが大切である事。

そして、それを貫く事はとても難しい事。

しかし、貫いた時に真の価値が見えてくる事。

 

を思わされた日々でした。

良い学びでした。

 

 

そういえば、チェックアウトの時にホテルの方が「一番お気に入りの場所でポラロイドを撮りませんか」と提案頂いたので、私は「じゃあ是非ポニーと一緒に」とお願いをしました。

 

 

二枚とも、顔が半分隠れているのですが、これが絶妙に可愛くて彼らしい写真になりました。


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