2019年度 グッドデザイン賞
2019.10.03 Thursday
2019年のグッドデザイン賞が発表され、私達が担当した二つのプロジェクトが受賞となりました。
まず一件目は、長崎県佐世保市に今年開校した『九州文化学園小学校・中学校』。
審査員コメントは
「廃校の改修にあたり、建物には徹底して手を付けず、家具のデザインに注力することに徹して、ローコストながら、効果的な改修に成功したプロジェクトである。どうしても建築中心に進みかねない改修工事において、本来はまず検討されるべき家具による対応という、改修の原点を思い出させてくれるプロジェクトだ。また、家具が持つ力も感じられるところが評価につながった。今後多くの学校建築が更新時期を迎える状況では、一つのひな型となりそうなプロジェクトである。」
まさに私達の意図を評価頂いたコメントで大変嬉しいです。
二件目は「YM Nursery」。
審査員コメントは
「子供たちが自然や自然素材にいかに触れることができるか、というテーマに誠実に対峙した過程が読み取れる作品。完全に開放的な空間を実現する構成や建具の計画は、伸び伸びと過ごせる豊かな空間性とともに、屋外の自然と内部空間のつながりを圧倒的なものにしている。子供たちの豊かな感性を醸成するであろう良質な建築として評価すべきプロジェクトであると考えた。」
こちらも設計意図を評価頂いた事が嬉しいです。
どちらのプロジェクトも設計担当者の努力があった事はもちろんなのですが、その前にオーナーが私達と意を共にして頂いた事がこうした評価へ結びついた事は間違いのない事実です。
改めてオーナーには感謝の意を表したいと思います。
ありがとうございました。
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- by 日比野拓