桜と大正時代に作られたアンティーク家具のコラボレーションです。
これを見ていると、タイムスリップして大正時代の桜を見ている様な気持ちにさせられます。
私は、個々15年くらい、新しい物よりも古い物に興味が移っています。
そんな事だから、2343FOODLABOの店内で使っている椅子はデンマークで40年前に作られだったりします。
車も新車より中古車の方が何故か落ち着く気がします。
と言っても、ビンテージカーに乗るほどの事は無いのですが、多少誰かが使ってくれていた物の方が落ち着く感じです。
建築は新しい物を作る事が多いのですが、それでも使う建材は経年変化を楽しめる様にしています。
ちなみに、物が古くなる事でより雰囲気を増す為には本物が使われている事が大切です。
でも世の中には、木材の様に見せる偽物の木材や、革に見せる偽物の革みたいなものが沢山あります。
見た目だけだったら、普段から本物に触れていないと騙されてしまうほどのクオリティになってきているので、ある意味スゴイです。
でも、分かる人には分かってしまう。
更に言うと、年月が経つとその差は一目瞭然となります。
偽物は年月が経つにつれて安っぽくなります。
傷や擦れなどが付くと、たちまち雰囲気が落ちていきます。
一方で本物は、逆です。
傷や擦れが付いても、味わいが増していくのです。
これって、ロングライフになっていく訳なので現代的な言い方をすれば、エコだったりサスティナブルと言えますよね。
下の写真は、2343FOODLABO内に展示している大正時代のアンティーク家具や小物。
100年ほど経過した物です。
でも、使われている材料は桐や鉄。
だから、少し手入れをしてあげると絶妙に良い雰囲気を出しています。
私達の建築設計って、こんな事も考えながら設計をしています。
簡単に安く作る事は出来ます。
でも、簡単に壊れたり、見た目が悪くなる様な物は誰の為にもならないと思っています。
折角デザインして作るなら、その空間に身を置いた時、壁や床に触れた時に『なんか心地よい』と思える空間にしたいのです。
そして、それが少しでも長く使えたら良いと思っています。
古くなっても美しい幼稚園や保育園を作りたい。
アンティークに興味のある方は、是非2343FOODLABOにお越しください。
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全て一点物なので、誰かが買っていったら終わりですので、お早めに。
]]>今日の会場は大分の宇佐市にある普照こども園さんです。
2020年1月に完成をしていた園舎で、その時に園舎見学会を企画していた所に新型コロナの事が起きてしまい、オンライン見学会に方向を変えて開催していました。
でも、とても園舎であり、更には保育も素晴らしいのでリアルで見て頂きたいと言う想いがあっての開催でした。
四年経過した園舎の見学会と言うのは初めてなのですが、それはそれで参加者の皆さんには意味があった気がします。
今日も流れは園舎概要説明から始まり、実際の見学。
その後に、ランチルームでランチを体験。
そして座談会です。
昨日の川辺幼稚園の三木先生も素晴らしい保育をされている方ですが、今日の普照こども園 江島園長も素晴らしい保育をされています。
何を持って素晴らしいと言うのかは、個々で意見や感想はあると思いますが、どちらの園も子供達の表情がとにかく笑顔でいっぱいだし、動きがとにかく活発です。
そして人懐っこいんです。
子供が大人を信じている気がします。
これは、大人が子供を信じてあげているからなのでは無いかと思うのです。
普通の保育関係者が見たら『危ない』と言いそうな箇所が園舎の内外にあるのですが、そこは子供達にとってみれば楽しい所ばかりです。
でも、そういう場所って大抵は子供達が使えない様に規制してしまう様な園が多かったりしますが、川辺幼稚園と普照こども園はどちらも子供達の意思が尊重されているのです。
私達が見学会を組む所は、環境はもちろんなのですが、環境を活かしている保育や教育が大切であると言う事にも注目して欲しいと思っていますので、今後も引き続き計画をしたいと思います。
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昨年にも九州は北九州と熊本で見学会を開催しており、参加者の方から『他の事例も見たい』と言うコメントを多数頂いていた事からの開催です。
川辺幼稚園は既にYouTubeで園舎の様子や、三木園長へのインタビュー動画が公開されている事から、事前にある程度のイメージを持たれている方も多いと思います。
園舎動画↓
三木園長のインタビュー動画↓
でも、事前にYouTubeで見ていても、やはり建築の空間は実際に体感するのとしないのとでは大違いです。
今日、会場に来られた皆さんも、皆さんが大階段やネット遊具に驚きの感想を見せてくれました。
今回も見学会の流れは、最初に見学いただく園舎についての概要説明から始まり、園舎設計のプロセス解説。
そして実際に見学をして頂くと言う流れです。
一通り見学を頂いた後には、開放的なダイニングルームでランチを体験して頂いたり。
そして、最後に座談会と言う流れでした。
私達の見学会は、ただ見学頂くと言うよりは体感して頂くと言うイメージに近いと思います。
園舎を体感
設計を体感
設計事務者を体感
インターネットで検索をしてHPを見ると、何となく理解した気持ちになりがちですが、HPは幾らでも都合の良い事を書けてしまいます。
でも、私達が見学会で感じて欲しいのは、良い事も悪い事も感じて欲しいのです。
もしかしたら、園舎の不具合があるかも知れない。
設計事務所とは感覚が合わないかも知れない。
そんな事を見たり知る事も大事なんだと思います。
それにしても、三木園長の話や考え方は面白かったです。
そんな園長がいるからこそ、あの園舎が成立しているのだと改めて感じさせてもらえる良い機会でした。
この後は、大分まで移動して明日の見学会に備えます。
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2021年11月27日に厚木市内で初めてのイチゴマルシェを開催して、2022年の12月には海老名の現会場に移して開催してきました。
二年と五か月の月日が流れましたが、毎回沢山の人が来てくれる様になりました。
なかなか皆さんに声掛けをしきれないのが毎回残念なのですが、人で溢れている光景を見る事が出来るのは幸せです。
ここまで来るには、沢山の方に支援を頂きました。
小田急電鉄さんを始め、地域の方やボランティアの方、出店者の方など、本当にありがとうございます。
そして、沢山の方に『出店したい』と連絡を頂き、来場を頂き、SNSや口コミでシェアをして頂きました。
そうした輪が少しずつ広がり、地域の物事を繋いだりして、参加者が新しい出会いに繋がったり、仕事に繋がったりしているのを見れているのはとても嬉しく思います。
そして感謝の気持ちでいっぱいです。
『地域の良さをもっと伝えたい』
厚木の飯山にいた私達が、小さな地域の良い所をもっと知って欲しいと言う想いから始まった事が、海老名駅前と言う通行量の多い場所へ移ってもその想いは変わっていません。
むしろ、厚木市の事ばかり考えていた私達が、隣接市町村の事まで学び知り、そこにも素晴らしい事がある事を知り、相互補完する事でお互いにメリットを出せる事を感じています。
厚木には厚木の良さ。
海老名には海老名の良さがある。
それぞれが別で動くと限界はあるけど、手を繋いで動けば他地域には無い魅力を生み出す事が出来る事を感じています。
こんな事を考えて発信を続けていたら、自治体でもない行政職員でもない私達なのに、いつのまにか沢山の方が絡んでくれて、協力者が増えてきています。
地域を盛り上げる事は、必ず地域にとって還元される事になります。
海老名と言う場所でやってはいますが、海老名、厚木、綾瀬、伊勢原、座間、大和、寒川と隣接も含めた形の地域全体で盛り上げていけば、お互いに持っていないものを補完しあい、相乗効果に繋がる事が理想だなと思っています。
行政区域なんか気にせずに、想いのある方が集まれば必ず強い力になり、更なる大きなムーブメントを作れます。
ここから先のイチゴマルシェは、更に地域との連携を強め、地域が更に活性化する為に力を注ぎたいと思っています。
まだまだやれる事は沢山あるし、私達が気づいていない事もあるはずです。
だから個人でも企業でも遠慮なく、遠慮なく皆さんドンドン絡んでください。
そして、皆さんがドンドン新しい繋がりを生んでください。
それがイチゴマルシェの使命であり、私達が願っている事です。
それから、やる事が増えてくると、同じ意思を持った人がもっと必要です。
地域起こしやイベント運営に興味のある方、是非ボランティアに参加ください。
ボランティアでも、必ず様々な繋がりを見付けて皆さんが考える次のステップにつなげる事が出来るはずです。
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]]>そこから新幹線に乗り換えて、滋賀の米原へ。
更に特急しらさぎに乗り換えて福井の敦賀駅へ。
9:30には着く事が出来たので、交通インフラが整っている所であれば国内の移動は簡単な時代です。
敦賀では、昨年から福祉研が担当して工事監理が進んできた高齢者グループホームが完成間近なので確認に。
天候が悪かったので、あまり外観を撮影は出来ませんでしたが、住宅街の中にヒッソリと佇む雰囲気になっています。
高齢者施設の多くは、仰々しい施設名を看板で付けたり、デザインをしがちです。
そして、その結果は病院の様になっていたりします。
でも、もし自分が入居する様になったとしたら、如何にも施設と言う雰囲気の場所には行きたくないなと思うのです。
もっと、快適な雰囲気を持った住まいだったり、中長期滞在型ホテルの様な雰囲気の方の方が気持ちが前向きになれると思います。
だから看板だって、外観だってさりげなくて良いですよね。
今回はそんな事を形にしたグループホームになりました。
もちろん、こうしたら更に良くなったかもなんて事は常にあるのですが、それは次への挑戦にしたいと思いますが、インテリアもシンプルにまとめる事が出来ていると思います。
この後は車で、一気に南下します。
そして、三重県は桑名市内で工事中のこども園現場へ。
既存園の隣に改築をしているので、写真の左側に既存園が見えていますが、新築が完成後に解体となります。
ここ数年の建設費高騰の煽りを受けて、予算調整をかなりタイトに行った事でローコストの建材でまとめているのですが、そんな事を感じさせない雰囲気に出来ていました。
こういう事がデザインの素晴らしさだと思います。
予算があればあるに越した事は無いのですが、無ければ無いなりに工夫をして付加価値を付ける事が出来る。
内装はここから一気に進む事から今回は紹介しませんが、内部もちゃんと工夫をしています。
次は、愛知県は豊田市内へ。
ここでは福祉研が担当している障碍者の入所施設が完成間近です。
五棟もの建築が連なるプロジェクトなのですが、様々な用途とスケールの建築が一つの集落を形成しています。
集落なので、路地や広場空間があったりするのですが、これも面白い感じになってきていました。
ここも決して高い建材を使っている訳ではありませんが、良い雰囲気になってきていると思います。
一通り見て、名古屋駅でレンタカーを返却して直ぐに帰ろうと思ったのですが、小田原に停まる新幹線のタイミングが合わず1時間半も待機する事に。
厚木に戻ったのは21時過ぎでしたが、駅前のオフィスでは設計チームが頑張っていました。
明日からの週末は海老名でイチゴマルシェです。
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昔は何か情報を得るには、人を頼る必要が多かった訳ですが、現代社会はスマホ一つで簡単に情報を得れる時代だから、人を頼らなくても良くなってきています。
仕事だって、自宅に籠ってスマホだけで仕事内容によっては十分に目的を果たせたり、お金を稼げちゃう。
そんな環境に身を置きだすと、人とコミュニケーションなんて取らなくて済むし、その方が気楽だと言う人がいるのも理解は出来ます。
とは言っても、そんな事では済まない人の方が圧倒的に多いのが現実ですよね。
ここに人間関係の悩みが生まれる種があったりします。
悩みを聞くと、その多くは『相手が理解出来ない』と言う類の話ばかりです。
でも、そんな事は昔から良くある話です。
だって、相手も一人の人間です。
外見はもちろんですが、中身も同じ人なんて世界に一人として居ない。
一卵性双生児だって、クローンだって、100%同じ様な思考や行動にはならないです。
そして、そこが人間の面白い所です。
こういう相談を聞くと、いつも私が思い出すのがイソップ童話『北風と太陽』の話。
幼少期に誰もが一度は聞いた事ある話では無いかと思うのですが、どの時代になっても当てはまる気がします。
もしかして知らない人がいるかも知れないので、概要を書いておくと
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北風と太陽はどちらが強いかで言い争っていた。
近くを通りがかった旅人の上着を先に脱がせる勝負を始める。
北風は風で上着を吹き飛ばそうとびゅうびゅうと強い風を吹き付けても、旅人は凍えて上着を強くつかむばかり。
太陽は暖かい日差しを送ると、旅人はだんだん暑くなり、自然と上着を脱いだ。
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と言う話です。
受け止め方は人それぞれで良いと思いますが、私は何かあるといつもこの話を思い出します。
物事を解決する時に力技で成し遂げる事もありますが、それで上手く行かない時もあります。
そんな時は、発想を180度変えてみる思考も必要です。
相手は何を考えているのか。
相手は何を求めているか。
あの人は何故コートを着ているのか。
そのコートを脱いでもらうにはどうしたら良いのか。
人間関係の悩みを解決するには、相手の事を知り、想う事が大切なのだと思います。
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毎週、この場所は厚木の『約束の花束』の黒田さんが活けてくれるのですが、季節感やテーマを持って活けてくれるので空間を格上げしてくれています。
少しずつ気温が上がり始めてきて、最近は三寒四温な感じになってきています。
街の中では、山桜や河津桜は既に満開になっていたり。
自宅の木々も芽吹きが始まっていました。
上の写真はブルーベリーの木。
かなり良い感じで芽吹いていたので、今年の収穫が楽しみです。
しかし、植物って本当に難しいなと感じます。
そして沢山の学びがあります。
温室で育てられてきた植物をいきなり外で育てようとすると、馴染む事が出来ずに枯れてしまったり。
水を上げすぎると根が腐ってしまったり。
適度に間引いてあげて、葉に日光が当たる様にしてあげるとグングンと成長したり。
鉢植えから地植えに切り替える時、根がしっかりと張らないと途中で倒れたり、枯れたり。
逆に根をしっかりと張れた樹木は、ドンドンと成長をしたり。
寒さに弱いと言われている樹木でも、一度冬を越せると耐寒性が増したり。
こうして書いてみると、人間と似ている気がします。
環境適応させるには、それなりのステップが必要なんですよね。
そして強く伸ばす為には、ちゃんと根を張らせることが大切。
中には地面に落ちた種が勝手に根を張り、芽を出し、自分で成長をしていける植物もあったりするのも似ています。
人を見て、成長しやすい環境を整えてあげる事。
以前よりも、意識していく時代ですね。
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]]>建設の価格は、かなり時代背景によって変化している事から過去の事はアテにならない事が多いのですが、こうした状況を見たら最新版として書いた方が良い気がしてきたので、『2024年園舎の工事価格について』みたいな内容で書きたいと思います。
【最近の工事は、坪あたり〇〇円なの?】
こういう質問を良く聞かれます。
ザックリとした言い方をすれば、坪あたり120万円〜200万円くらいの幅があると思います。
『80万円も差があるの?』って思われるかも知れませんが、これは全てのプロジェクトにおいて建築の条件が一様じゃないからです。
【工事価格を左右する条件とは】
では坪単価で80万円もの差が生じる可能性がある事ってどんな事でしょうか。
・建築工事をする場所の地盤の良し悪し
→過去に田んぼだった土地、周囲に川や池、海などの水辺がある土地などは確率論として地盤状況が悪くなる事が多く、そうなると基礎工事にコストが掛かります。更に杭が必要となったりすると、もう一段階コスト増に繋がったりします。
・敷地と道路の関係性
→工事のしやすい敷地かどうかは、工事費をかなり左右します。特に広い道路にしっかりと接していれば工事はやりやすくなりますが、道路幅が狭く、大型車が入れなかったりすると小さな工事車両で何度も往復する事になったりする訳で、それはコスト増に繋がったりします。
・建築市況
→いわゆる需給バランスです。少し前の話ですが、東京五輪の時はかなりの職人さんや建材が持っていかれた事から供給が追い付かなくなり、建設会社が普通の値段では仕事を引き受けてくれなくなったりしました。国内で大型再開発が重なったりする時も同様な事が起きやすくなったりします。
・どんな構造か
→園舎の構造体は大きく分けると、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造の三種類です。これらを複合的に組み合わせた構造もあったりしますが、あくまでも一般的な事を言えば、この三つです。そして、この中で一番高いのは鉄筋コンクリート造です。
次は鉄骨造で、一番安いのが木造です。ただし、木造は在来工法に限ります。木造でも大規模建築で使われる様な大断面集成材を使った工法があるのですが、これは鉄骨造と同等だと思った方が良いと思います。
構造の選択は、最初から決め打ちして出来る物でも無く、このプロジェクトにベストな物はどれかと言う形で選択していくので、コストコントロールは設計者の経験値や能力がかなり左右します。
・仕上げ材の耐用年数をどれくらいで見るのか
→商業施設や、そうした施設内にある店舗の多くは短期間でリニューアルしていく事が多い事から耐用年数をそこまで長く見ません。すなわち、長持ちする事を重視せずに建材選定が出来るので比較的ローコストが実現しやすかったりします。一方で園舎の様な建築は、十年や二十年は長持ちする様な感覚で設計をします。私達の設計スタイルで言えば、木材や金属、石材と言った本物を使う事で、年月が経っても素敵な古さが出てくる様な設計をしたりします。完成したての段階ではどちらも新品だから差は分かりにくかったりしますが、建材の差は年月が経つにつれて明らかに差が出てきたりします。でも、初期費用としての工事費にも差が出てくるので、ここをどう捉えるのかで坪単価は変わる訳です。
・寒冷地や温暖地は高くなる
→建設される地域が気候的に極端な地域の場合は、やはり高くなる傾向があります。寒冷地であれば断熱にコストを掛ける必要がありますし、同時に暖房設備にもコストが掛かります。温暖な地域も湿度が多い所だと除湿も必要となる事からしっかりとした冷房設備が必要ですし、紫外線が強い地域は外部の物の劣化が早くなったりします。
・海の近くと山の近くも高くなる
→海の近くは塩害が起きます。そういう意味では、外部に使われる金属類も錆びにくい物を使用する必要がありますし、エアコンの室外機も錆びにくい仕様にする事が求められたりします。山の近くで起きがちな事は、下水道が整ってなかったりする事。こうなると浄化槽が必要となりますし、都市ガスが無かったりするとプロパンガスになる事から、これらもコストは増加傾向になったりします。
・建築の高さもコストに直結
→天井が高い空間って気持ちが良い事から、比較的求められる事が多いのですが、これもコスト高になる要素です。
天井を高くするためには建築の階高を高くする訳で、そうなると使う構造部材、外壁材、配管材などの全ての使用量が増えます。
更に内装材の使用量も増えるだけでなく、空間の体積が増える事からエアコンの負荷も高まり、より高性能なエアコンが必要になったりしますから、コストが増える要素になります。
【一体いくら工事費は掛かるの】
工事費を構成する要素は、ここに書ききれない位で他にもまだまだあります。
そして、それはただ園舎の設計をするだけでは適切なコントロールが出来ないと思っています。
保育園や幼稚園、認定こども園の事を良く理解している、運営はもちろんですが、業界としての動向や将来についても理解していれば提案は変わります。
いつも同じ事を言っているのですが、国内外で相当数の幼稚園や保育園の設計をしている私達ですら、『園舎設計は難しい』と言っています。
常に挑戦と反省の繰り返しです。
簡単じゃない類の設計ですが、世の中の全てを私達が引き受け出来る訳ではありません。
だから、私達はこうして外に対して情報を提供する為に発信を続けています。
それでも、工事価格について不安があったり、迷われている方はいると思います。
そんな時は、遠慮なく相談ください。
他社で設計を進めている方でも相談をしてこれる方もいます。
それでも構いません。
問い合わせは、メールでも電話でも大丈夫です。
コチラをご覧頂き、お好きな方法を選択ください。
また、問い合わせの前段階で、最新の事例や流行を把握したいと言う方は、来月に発売される書籍が現在予約受付中です。
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厚木で、センスの良い植物を取り扱っているプランツアップさんが、春先取りの早咲き桜を使ったインスタレーションを行ってくれました。
その様子はコチラ
↓
まだ桜はつぼみの段階ですが、それでも綺麗に活けてくれています。
ここから10日間ほどで少しずつ開花していくとの事。
実際の展示は、来店の上で是非お楽しみください。
少し早い春を感じて頂けるはずです。
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どうみても、会社員じゃないです。
でもタレントでも無いです。
中国にあるグループ会社の社長です。
でも、最初に私が出会った時は普通にリクルートスーツの様な物を着た短髪の男性でした。
でもコロナ渦を経て、今はこんな感じになりました。
実は私は大賛成です。
私達が行っている建築設計や飲食、保育と言うのはサービス業なので、不潔な感じはNGです。
でも、人と違う外見や身なりは全然OKです。
タトゥーも髪色や髪型も自由です。
性別も男性とか女性とか、どこにも属さないみたいな事でも自由です。
もちろん、国籍も自由です。
最近、私が社内へ向けて発信した事は、『セルフプロデュースをもっと意識しなさい』と言う事でした。
昔の日本は、目立つ事は良くなくて、それが謙虚だったり、奥ゆかしいみたいな言葉で美しい事として捉えられてきました。
しかし、日本は人口減少に直面し、GDPも下がり、かなりの円安にもなり、日本国内だけで何かをしていれば良い時代では無くなりつつあります。
そうなると、現代社会で生きていくには如何にして個が光るかが大切になる訳です。
これは企業も同じです。
光る個が集まる集団は面白い集団となると言えます。
強い個性が集まると、それを束ねるのは簡単ではありませんが、それでもそこに価値があるのであれば、
そこに向かって進むべきだと思っています。
それでも、まだまだ社内を見渡すと個性が弱いな・・・・と思う事の方が多いのですが、内外で言い続けて行こうと思っています。
『私の個性を見て』と言うがいれば、是非私達の門を叩いてみてください。
そんな人はどんなアプローチをしてくるのかから楽しみたいと思いますし、本当に光る可能性を感じたら必ず採用すると思います。
沢山の個性との出会いを楽しみにしています。
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既存の倉庫を0-2歳までの保育園に用途変更したプロジェクトです。
倉庫建築ならではの天井の高さを活かした二層構造にしています。
その上で、上下階を繋ぐ様な吹き抜けや遊具の設置をする事で、既存建築を活かしたココならではの保育園となっています。
Xでもシェアされています。
net playground + cozy nooks spark curiosity in HIBINOSEKKEI + youji no shiro's XCG nursery - @youji_no_shiro https://t.co/h5LQb6GKgy pic.twitter.com/9ZKk3kkwmi
— designboom (@designboom) February 20, 2024
更にInstagramでも。
幼稚園や保育園、教育施設の最新プロジェクトや事例、考え方が多数掲載された書籍が発売されます。
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そしてGAKUと記念撮影。
かなり撮影慣れしていて、ちゃんとポーズと笑顔を作ってくれます。
そして、GAKUの話す事や素振りが人間の素が出ていて、素敵です。
私達って、どうしても『大人だから』みたいな理由で自らをセーブしがちですよね。
佐藤さんは複数の放課後デイサービスやグループホームを運営されているのですが、その施設づくりがなかなか上手です。
既存の古いビルや家屋を借りて、既製品を活用して色を巧みに使ってローコストにまとめています。
写真で見るとやりすぎに見えるかも知れませんが、私は意外に心地良かったです。
GAKUのアートにも色使いや雰囲気が共通している感じがしました。
デザインって、奥深いなと改めて感じる日でした。
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これは、多くの人に知ってもらうべきだと言う事になったので厚木や海老名のライターさん達に声かけをして試飲会を開催しました。
チャイナコーヒーハンターのパンチョカリヤも登場です。
最初に私から、ここまでのストーリーをお話しさせて頂きました。
その後は、雲南珈琲の素晴らしい景色と情熱のある人達をまとめたロードムービーを見て頂く事からスタート。
これが本当に圧巻の美しさなので、是非ご覧ください。
特に最後まで見ると、心がワクワクしたり,ゾワゾワします。
見終わったら、カウンター席に移動をして阿部が目の前でハンドドリップ。
今回は四種の珈琲を試飲頂きました。
ライターさん達は、皆さんがその華やかな飲み口に感動の声。
そして四種を飲み終わった後には、アボカドラテも試飲。
『アボカドラテ?』と思われたと思いますが、実は雲南省の普洱市はアボカドも名産地で、市内の多くのカフェではアボカドとコーヒーを合わせたメニューとしてアボカドラテが提供されています。
私達も飲むまでは味を全く想像できなかったのですが、怖いもの見たさにオーダーしてみたら意外にスイーツの様で美味しい事が判明。
そんな訳で、今回は皆さんに試飲もしていただきました。
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Yahoo!ニュースに掲載されています。
【海老名市】世界のコーヒーマニアが注目の雲南珈琲。雲南珈琲を飲んで浅煎り珈琲の概念が変わりました
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この後、2343DEPARTMENTでは雲南珈琲フェアが2/16-2/28までの間で開催されます。
今回紹介されている四種の雲南珈琲とアボカドラテが提供される予定ですので、是非ご来店の上お試しください。
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朝から羽田を発ち、鹿児島へ行ってきました。
鹿児島県と森林・林業関係団体が主催の令和五年度 鹿児島県 森林・林業振興大会において
『第一回かごしま材利用建築物コンクール』と言うのが開催され、内装木質化部門において私達が設計監理担当をさせて頂いた
認定こども園 川辺幼稚園が最優秀賞を受賞させて頂き、受賞式でした。
今回嬉しかったのは、施主、設計者、施工者の三者が連名で表彰を頂いた事です。
しかも鹿児島県知事から直々に賞状を頂いたり。
更に、この症状が屋久杉で作られていたり。
受賞式の後に三者で記念撮影。
川辺幼稚園は園舎はもちろん、考え方や取り組みも素晴らしいので、こうして様々な形で評価されるのはとても嬉しいです。
その考え方や取り組みは下の動画でご覧いただけます。
また、園舎の様子はコチラから
そして川辺幼稚園の園舎見学会があります!
まだ間に合います。
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スキー場に見えますが、スキー場じゃないです。
これが幼稚園の敷地なんです。
普段は美しい山として遊び場になっているのですが、冬になり雪が降ると子供達のスキー場になっちゃうんです。
凄くないですか?
これが、ちょうど良い斜面と広さになっていて。
子供達がスイスイと滑っていくんです。
動画UPしてます
↓
冬になると園内にゲレンデが出現する幼稚園。最高じゃないか。 pic.twitter.com/8WifnaDme0
— Taku Hibino(HIBINOSEKKEI) 日比野設計+2343+KIDSSMILELABO (@youji_no_shiro) February 2, 2024
こんな幼稚園、聞いた事も見た事も無いです。
この後、少し打ち合わせをさせて頂き、この場所にどんな園舎を建てたら更に良くなるかを関係者で議論させて頂きました。
沢山の可能性を持っているので、皆から色んなアイデアが出てきます。
これから、そうした事を一つずつ検証しながら設計を進めて行こうと思います。
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