愛知の認定こども園

2/27の記事でも書いた、愛知県内で工事が進んでいる認定こども園現場へ再訪してきました。

 

 

前回に比べて大分進んできました。

お寺の境内地内に建つ事から、出来るだけ色の彩度や装飾的な事も抑えた静かに佇む様な雰囲気にデザインしています。

 

内部においてもデザインの方向性は同じです。

 

 

出来るだけ、直線でデザインを構成し、ディテールを削ぎ落す感じでまとめています。

 

 

上の写真の左側は前回の記事では、まさに組んでいる最中でした。

実は、この中は子供たちの遊び場になっています。

 

残り10日ほどで引渡しになるので、外構工事を含めた最後の追い込みになります。


東日本大震災と園舎設計

 

2011年3月11日。

あの日から、もう9年が経ちます。

 

当時、私は大分県国東市で設計監理担当していたプロジェクトの検査にスタッフと共に立ち会っていました。

 

当時のブログはコチラ

 

夕方の段階で、少ししか情報がない中で書いた記事なので、そこまで緊迫感が無いのが分かります。

ところが、日に日に情報が増えて惨状が明らかになるにつれて『建築に関わるものとして、これは自らの目で見て身体で感じなければいけない』と言う思いに変わり、1か月後の4/12に小名浜市、4/13に仙台市へ行く事になりました。

 

そして、当時の写真がコチラです。

 

 

 

 

 

1995年の阪神大震災、2016年の熊本地震も、震災後に現地へすぐ飛んで惨状を確認し、壮絶な光景は今でも頭に焼き付いています。

しかし、東日本大震災だけは地震による倒壊被害に加えて津波被害が重なった事で、圧倒的な惨状でした。

 

建築に関わる者として、新しい建築を作る創造的な事も大切ではありますが、一方ではシンプルに人の命を守るという事が建築本来の機能であるという事を頭に叩き込む事に繋がっています。

 

全ての人が、こうした被害を目の当たりにする事が出来る訳では無いですし、そうでないと地震被害に対して現実的に捉えられない人も多いと思います。

 

そうした方達の為にも、少しでも当時の事を思い出して頂くキッカケになり、建築に関わる人達が人命に対する意識を明確にして頂ければと切に願っています。

 

 


幼稚園や保育園の家具は長く使える物を

ここ数年、私達が設計する幼稚園や保育園においてはKIDS DESIGN LABO(kidsdesignlabo.com)の家具を導入する事が増えています。

 

NFB Nursery ダイニングルーム事例

 

 

 

SMW Nursery ダイニングルーム事例

 

 

結局、既成の教材業者カタログに載っている家具は、カラフル過ぎるデザインであったり、過剰な装飾がされていたりとデザインとして合うものは無い上に、傷が付きにくくする為や安く作る為に大量の化学物質が含まれた建材で作られていたりします。

 

これらの感覚は、使い捨て感覚の家具が大半なのです。

 

 

作る側も売る側も、本当にこのままで良いのでしょうか。

 

 

海洋プラスチック問題が世界的ニュースになり、あっと言う間に世の中ではプラスチック製ストローが紙製ストローになったり、スーパーのレジ袋が有料化したりと世の中は一気に変化した事は記憶に新しいです。

 

 

本来、家具はしっかりと良い材料と工法で作れば相当な年数を使い続ける事が出来ます。

もちろんメンテナンスは必要ですが、難しい事ではありません。

 

むしろ北欧家具等では、1950年代や1960年代の家具が普通にメンテナンスされ再生した形で世の中で売られています。

そうした家具は、むしろ美しかったりします。

 

 

先日、5年前にKIDS DESIGN LABOの家具を入れた園に伺って、家具の経年変化を見てきました。

 

 

まず椅子の状況です。

 

 

 

拡大写真です。

 

 

木材の雰囲気が新品の時よりも良くなっている事が分かります。

色が濃くなってきたり、傷が増えたりはしていますが、新品では絶対に出せない雰囲気です。

 

続いてテーブル。

 

 

 

拡大写真です。

 

 

椅子同様に良い感じに使われている事が分かります。

これ、メラミン化粧板やポリ合板、更には極薄の突板の上にウレタン塗料で仕上げた様な家具では絶対に起きえない事です。

 

KIDS DESIGN LABOの家具は、塗装も天然素材のみで生成されたオイルフィニッシュのみです。

だから、木の肌触りも良く、温もりも感じる事が出来ます。

 

私達は、幼稚園や保育園で使うものに偽物を使うべきで無いと言い続けています。

 

芝が枯れるから人工芝を使う。

木は腐ったり傷付くから、木に見える偽物建材を使う。

 

これって、子供の為じゃなくて大人の為です。

そして子供を騙している事になります。

 

芝は、子供達が沢山遊んだ場所だから枯れるのです。

それって素晴らしい事です。

木が傷つきやすいのは当たり前です。

それなら、子供たちに「大切に使おうね」と教えていくのも教育のはずです。

 

そして、嘘を付かない事です。

だからこそ、本物の木を使うべきだし、表面に化学的塗料を塗る事もやめるべきだと思っています。

 

こんな感覚を少しでもお持ちの幼稚園や保育園関係者がいたら、是非KIDS DESIGN LABOに関心を持ってみて下さい。

丁寧に、真っすぐに、子供たちの為に家具をデザインし、製造しています。

 

【KIDS DESIGN LABOのウェブサイト】

https://kidsdesignlabo.com/


「幼児の城」では、インターン生の受け入れは続きます

先週で、採用を希望している学生のインターンシップは終了したのですが、今週から始まるインターン生もいます。

 

 

一人は文系大学に在学していて4月から某大手企業に就職が決まっているにも関わらずインターンを希望しての出社です。

更に、もう一人はウチの一次採用の応募が終わっているにも関わらず就活としてのインターンを希望との事で受け入れています。

 

現在、設計業界はどこも人材不足のはずなのですが、今年は沢山の採用希望者がいて嬉しい悲鳴です。

 

全員が優秀で魅力のある学生だったのですが、やはり私達の求める人材像とリンクしていると言う点で絞り込む事になる訳です。

学生の中には、「仮に今回採用にならなくても、一旦他社に就職して再び採用応募します」と宣言してくれる人もいたり。

 

なんだか、こちらの身が引き締まる思いです。

 

就職というのは、学生と企業が相思相愛になれば、「一緒に働こう!」となる訳ですから、恋愛に似ています。

 

これから最終面接に進みますが、最終候補者と会って話をする事を楽しみにしています。

 

 

そういえば、2343(2-3-4-3.com)ではレンギョウの花がとても綺麗に咲き誇っています。

 

 

 

 


私立小学校の設計

私立小学校の設計が進んでいます。

週明けにクライアントに計画案を提出する必要がある事から、土日はスタッフが追込みで出社してくれました。

ところが、プロジェクトリーダーは胃腸炎で体調を崩してしまい、出社したのスタッフの指導が出来ない事になり、急遽私が出社する事に。

 

20代の若手二人と、CG動画やプレゼン資料の細かい調整を付きっ切りでした。

 

下の写真は、小学校のコモンスペースです。

今の段階で大きく公開出来る資料は無いので、あえて解像度を粗くしていますが、とても素敵な雰囲気になってきています。

 

 

実は、この計画は研修センターとして使われてきた古い建築を私立小学校に用途転換するプロジェクトです。

古いと言う事をネガティヴに捉えず、むしろ長所として捉え、古い箇所を見せながら新しい機能と要素をデザインして付加していく感じになります。

 

幼稚園や保育園も私立から新しい形がドンドン生まれてきましたが、小学校も同じだと思います。

日本の小学校は圧倒的に公立が占めていた事から限界がありましたが、こうして私立が増えていく事で今後が楽しみです。


愛知の認定こども園

朝は2343に寄って朝食を食べに。

 

そしたらシェフの土谷が沢山の牡蠣を出してくれました。

 

 

お客様から送られてきた様で、蒸し牡蠣と酢牡蠣にしてくれました。

朝からこんなに牡蠣を頂けるなんて贅沢な一日のスタートでした。

とても美味しかったです。

 

そして、新幹線を使って愛知県へ。

 

現場は外観はまだ見れないのですが、内部は少し形になってきていました。

 

 

上の写真はホール兼ダイニングルーム。

お寺の境内地に隣接している事もあって、内外装にお寺を意識したデザインを取り入れています。

 

二階には、こんな大変な工事を大工さんが進めてくれていました。

 

 

最後にはもう少し閉じる場所と開ける場所のメリハリが出る事になりますが、丁寧に木組みをしてくれている仕事でした。

完成が楽しみです。

 

 


保育園とフットボールクラブ

場所は言えないのですが、今日は朝から羽田に向かって日帰り出張です。

保育園と某有名なフットボールクラブのスクールが併設されると言うユニークな案件です。

 

昨年、本田圭佑氏が主宰する会社の企業主導型保育所を担当させて頂きましたが、運動と教育、運動と保育というのは当然密接に繋がるべき事だから当然の組み合わせだとは思っています。

 

現段階ではこれ以上の話は、出来ないのでここまでにしておきますが、現地調査をした既存建物は産婦人科医院として使われてきた物でした。

 

そして、その倉庫にはこんな物が眠っていました。

 

ブリキの湯たんぽ。

 

 

私の小さな頃にはありましたから、懐かしいです。

 

更にマジンガーZのブリキのおもちゃ。

 

 

他にも箱に幾つかのおもちゃがありました。

 

 

恐らく、産婦人科に診察で来たお母さんがお子さんを連れていた時に使われてきたのではないかと思います。

 

何だか沢山の赤ちゃんが産声を上げた医院の建物だった事が分かってくると、「この建物、何とか残せないかな」って思いにさせられました。

 

 


埼玉の保育園

埼玉県内で以前に担当させて頂いたST Nursery(https://e-ensha.com/st-nursery/)の増築工事を担当させて頂いており、工事が完成に近づいてきました。

 

 

 

そんな訳で、インターン生5名と一緒に現場確認へ。

写真は玄関ホールにあたる箇所になりますが、既存と雰囲気は合わせています。

既存の玄関は地域の方が立ち寄って頂ける様なパブリックなスペースを設けてあるのですが、こちらも小さなお子さんをお持ちのお母さんやお父さん達で集いやすい様にカフェ的な機能とランドリー機能まで用意されています。

 

こうして保育園が自主事業として様々に地域貢献をしようとする取組は素晴らしい事だと思います。

 

 

この後は、14年前に都内で幼稚園設計を担当させて頂いたお客様から新たにご相談を頂いたので打合せに。

久しぶりにお会い出来た先生達は相変わらず元気で、素敵な笑顔で昔話に花を咲かさせて頂きました。

 

 

 


長崎の企業主導型保育所、障碍者施設

今朝は、雲仙市内で昨年に完成した複合施設へ。

こちらは福祉研(hibino-fukushi.com)が主体的に設計に関わったプロジェクトです。

 

ここは、障碍者生活介護支援、放課後デイ、児童発達支援、居宅支援、ショートスティの機能が併設しています。

 

外には田畑が広がり、近くの保育園児達が散歩で良く通ってくれる事もあって、窓から手を振ったりが出来る様に下まで開口になっていたり。

 

 

知的障害の方たちと少しだけ触れ合う事が出来ましたが、皆さん本当に素直で優しい方達でした。

木の温もりが溢れる空間で、穏やかに過ごして頂いてる姿を見れて嬉しかったです。

 

次は、同じく雲仙市内で完成した企業主導保育所へ。

こちらは、以前に設計監理担当させて頂いたOB Kindergarten and Nurseryと同一法人様の施設となります。

 

絵本がコンセプトになっていて、こんなスペースがエントランスに設置されています。

 

 

保育士さんと子供達が集まって使っている様子を見れて、こちらも嬉しかったです。

最後に理事長から食事へお誘い頂いたのですが、このレストランの場所が再び絶景。

 

 

熊本も長崎も実に風光明媚です。

海の色も濃いブルーで、下を見ると透明度も高くて、地中海の様でした。

 

理事長とは短い時間でも久しぶりに沢山お話が出来て良かったです。

 

羽田に帰ってきて、厚木への帰路で見た夕日が真っ赤でした。

 


熊本の保育園

早朝に自宅を出て、羽田空港を経由して熊本空港へ。

そこからレンタカーで暫く走って、こんな自然豊かな所に。

 

 

この街の役場へ調べものに行ったときに、何故か役場玄関にボブスレーの様な物が置かれていました。

「何故、ココにこれ?」

と思った矢先に、近くの総合公園にこれで遊べるとの表記を発見で、早速見学に。

 

そしたら、ゴルフカートの乗せられて山の上まで連れてこられ、そこには二台のカートと男性が仁王立ちです(笑)

 

 

何やら自衛隊の様な厳しさが漂いますが、促されるままに着座したら、男性がルールと操作方法を淡々と説明頂きました。

そして、スタッフと一緒にスタートラインに並ばされてスタートをしてきました。

 

 

ちなみに、ここはライセンス制度があり、上級ライセンスになると専用コースを走る事が出来るらしく、スタッフはこれから何度となく来る度に通って上級ライセンスを目指すはずです(笑)

 

さて、午後から打合せをしてきたのですが、敷地周囲も実に美しい自然が広がっていました。

 

 

こんな自然を常に目の当たりにしている子供達って、本当に贅沢です。

既製品の遊具や玩具は直ぐに飽きてしまいますが、刻々と変化し続ける自然と向き合って遊んでいれば、遊びは飽きる事なく無数に生み出されます。

 

オーナーも「この街を何とかしたい」という強い想いのある方ですから、これからが楽しみです。

 

 

この後、熊本市内へ戻って現場が進行してきたD1Kindergarten and Nurseryの増築を確認してきました。

 

 

左が既存で、右が増築です。

隣り合う事から外観は既存棟と合わせており、良い形での繋がりが出来たと思っています。

残りは各種検査となります。

 

そして、久しぶりに熊本港へ。

既に日も暮れ始めていた時だったのですが、とんでもなく美しい景色を見る事が出来ました。

 

 

海面が揺らぐ程度の音が聞こえるくらいの静寂と、この景色はその場を離れたくなかったです。

フェリーで島原へ移動して明日に備えます。

 


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