レッジョエミリアを学びに来ています。三日目

時差ボケは続いていて、毎日朝の3時から4時には起きてしまいます。

その分、早く寝てしまっているので睡眠不足と言う訳では無いのですが、早く起きた時間を使って仕事を済ませてます。

 

で、今日も朝から始動。

集合場所へ行く途中に広場で朝市がやってました。

 

ZARAの商品が更に安くなって売られてたり。

 

 

それでも4ユーロなんて高い方で、特にブランドの無い服は0.5ユーロから1ユーロで大量に売られていて朝から沢山の人がワゴンを漁っている状況でした。

 

出店は服がかなり多いのですが、他にも雑貨、化粧品、下着、食品までかなり幅広いジャンルの出店でした。

 

 

こんな人も。

 

 

着ぐるみを堂々と脱いで街を歩いちゃってるイタリア人ってお茶目です。

本人は全くそんな事意識してなさそうでしたが。

 

 

今日の最初の視察先から。

ここも園舎内は撮影NGなので、許されたカットだけを公開します。

 

 

園庭はどこの園に行っても素晴らしいです。

ゴムマット、人工芝、砂利敷なんて全くありません。

 

芝とクローバー等の緑で覆われていて、沢山の生き物がそこにはいます。

そして段差があったり、隠れられる場所があったりと様々に変化しているので、子供達の遊びにも多様性がありますし、身体の動かし方もバリエーション豊富です。

 

こんな物も園庭に。

 

 

鳥の観察小屋なんです。

茂みの中に小窓があって、小窓の先には巣箱があるのです。

 

 

子供達がワクワクするストーリーが沢山あるんです。

 

で、ここの話を色々としてくれた先生が真ん中の方。

 

 

いかにもイタリアの情熱溢れる女性って感じで、物凄く熱く教育論を語ってくれました。

そしてアップルパイや桃のジュースなどで迎えてくれて。

これがとても美味しいんです。

桃のジュースなんて、良くある香料でごまかされたジュースとは次元が違います。

桃本来の甘酸っぱさを十分に味わえるフレッシュな飲み物でした。

 

こうした物に触れられている子供達は本当に幸せです。

 

この先生、とても情熱的なので色々と質問したのですが、

私から

『レッジョエ三リアアプローチは先生の小さい時は無かったはずですよね? では先生の幼稚園時代はどんな教育でしたか?』

と聞くと

『私の頃は酷かった。修道女達が本当に厳しくて床に良く跪かされたりしたわ。』

と言われました。

なので、再度私からこんな質問をしました。

『では、幼少期の記憶がその様な状況で、なぜ今幼児に対して様々な可能性を見出せる感覚を持てる様になったのですか?』

そしたら先生はこの様に答えました。

『あんまり良い思い出は無いのだけど、30歳位の時にローリス・マラグッツィと出会って教育の大切さを知ったわ』

 

それ以来、子供達の目の輝きや、小さな事に対するリアクションの大きさ等に感動と可能性を見出しながら今に至っているとの事でした。

 

もっと沢山の話をしてくれたのですが、この先生の話は映画や物語になりそうな位に素敵でした。

教育って言うのは、やはり目先の事だけに囚われず、子供達に沢山の経験をさせる事が大人の役割であると言う事を改めて認識した瞬間でした。

 

 

そして次の施設へ。

ここも内部の撮影はNGですので外だけ。

こんな環境にイーゼルと絵画道具をおいて、外のアトリエにしているのです。

 

 

なんて素敵なんでしょう。

下の写真は皆でおやつを食べてるシーン。

 

 

テーブルにクロスを敷いて、フレッシュな飲み物と作り立てのお菓子が並べられているのですが、完全にピクニックです。

買ってきた物を与えるのではなく、果物からちゃんと作ったジュースを出したり、焼き菓子をちゃんと焼いたりって、豊かで贅沢だなと思いました。

 

 

更に次の施設。

実はこの建物、以前に私が建築メディア側から講評を求められて書いた事がある施設です。

 

 

なかなかユニークなデザインの園舎で、こちらは撮影OKでした。

内部になると更に面白い空間を体験できます。

全ての教室と教室の間は厚いガラスで仕切られているだけなので、端から端まで見渡せる様になっています。

 

 

こうしたコーナーは、レッジョに限らず様々な教育論で実践されていますから特別感は無いのですが、子供にとってみれば毎日沢山の事を創造して良い環境が用意されている訳です。

 

 

 

そしてアトリエ。

 

 

まだ明日の最後の視察があるのですが、ここまで8か所位のレッジョ関連施設を見て、話しを聞いてきましたが、結局は私達がこれまで言い続けてきている事と全くリンクしている事が分かりました。

 

子供達に沢山の経験をさせる場の提供こそが大人の役割である。

逆に大人がそうした機会を『危ない』と理由をつけて奪ってはいけない。

 

こうした事がベースになって、レッジョエミリアアプローチとして光のアトリエがあったり、それらを補完するライティングテーブルがあったりしている訳です。

 

世界中から、この教育論を学びに来ている訳ですが、結局最後は大人が子供たちに対してどれだけ適切な距離感を保ち、子供達を信頼して自主性を持たせてあげられるかに尽きると感じました。

 

更なる考察は、最後の視察が終ってから書きたいと思います。

 

 

夕飯を終えた後に、通訳のナツコさんが知人宅を案内してくれました。

 

 

 

建築家がデザインしたらしいのですが、壁の仕上げ、照明、調度品すべてにおいて徹底的に拘られていて素晴らしいお宅でした。

 


レッジョエミリアを学びに来ています。二日目

二日目の視察先は保育園から。

とても綺麗な青空です。

 

 

ここは写真撮影完全NG。

外観は誰でも撮れる事から問題ないのですが、中はNG。園庭もNG。

 

でも、とても素晴らしい環境なんです。

園舎も園庭も。

だから本当はとても多くの人に伝えたかったのですが・・・

 

更にレッジョのペタゴジスタ(教育専門担当)の方とココを設計した建築家が来てくれて、色々と話しを聞かせてくれました。

 

 

この中で言っていた事は

・子供達が色を持っているから施設や園庭はシンプルである事

・光の取り入れ方を工夫する事

・レッジョはプロジェクターやOHPによる投影が多いので白い壁面が大事

・過剰な安全配慮よりも、子供達の好奇心を削がない環境の方が大事

 

こんな感じでした。

これ、私達が常に言い続けている事と全く同じです。

そして、こうした事に対して真正面から大人達が向き合って取り組んでいるからこそ、こうした環境が出来上がっている訳です。

日本では環境を作れたとしても、それを運用する側の大人が本質的な子供達の成長よりも、目の前の事ばかりを気にしすぎる傾向が強い事から結果的に面白くない環境が増えてしまっているのが現状です。

 

ランチが出されたのですが、これがまたセンス良くてビックリ。

この時に担当者がちょっとだけ優しさを見せてくれました。

『食事なら写真を撮ってイイわよ』

 

そのランチがコチラ。

 

 

ステキですよね。

アングル変えたら、こんな感じ。

 

 

園庭が少しだけ見えてくれました。

この園庭、クローバーや雑草が生えていて芝生だけの園庭よりも全然素敵です。

園庭には全く既成遊具は無くて本当に素敵でした。

 

写真が無いのが本当に残念です。

 

ちなみに定員は70名程で、保育料は収入に応じてらしいのですが最高でも6万いかない位。

日本と似ています。

 

 

この後、更に別の幼稚園へ。

 

 

ここはレッジョの隣の市にある幼稚園。

クジラの形をしていて屋根は木造で掛けられていました。

レッジョチルドレンの管轄では無いのですが、レッジョから学んだ教育をしている様で、やはりアトリエがあって廃材を色ごとに並べて子供達が創作活動出来る様になっていたり、光や投影で子供達の創作活動を促す工夫がされていました。

 

この幼稚園は、地元の開発業者が建てた物なのですが、この後その業者が作ったと言う住宅開発地を視察に。

 

 

いわゆる住民参加で住宅開発をするコーポラティヴハウスですが、このプロジェクトは子供達が参加して子供達の意見をまとめて具現化したと言うプロジェクト。

子供の言った曖昧な夢を形にしたと言う作業はかなり大変そうでした。

 

更に、この会社のオフィスも視察。

 

 

そして再びレッジョエミリア市内へ移動。

気温が36度近くなっていて、さすがに身体が疲れてきてたので次の場所へ行く前にバルへ。

 

 

皆でカフェインを身体に投入して次の場所へ。

 

 

レッジョエミリア駅前にある新しく開発されている所を担当した建築家Marziaさんの事務所です。

ヨーロッパの小規模事務所のオフィスはこうした古いビルの中にある事が多いのですが、雰囲気がとても素敵です。

 

窓から見える景色なんて、嫉妬ものです。

 

 

お互いのプロジェクト情報を交換して最後に記念撮影。

 

 

この段階でもう夜の8時に。

ただコチラはこの時期の8時は明るいので、ここから夕飯に。

 

この生ハムと揚げたパンを一緒に食べるのですが、これが美味しい事。

更にこの地域で良く飲まれる発泡赤ワインのランブルスコと一緒に。

 

 

そして、メニューには無いのですがペペロンチーノを頼んだら、これがまた美味しい。

おかわりしちゃいました(笑)

 

お腹がパンパンなのに、帰り際に同行している青木はジェラートをお腹に入れてました。

 

 

 

この国で体型を維持するのは実に困難です。

明日も視察が続きます。


レッジョエミリアを学びに来ています。一日目

夜の便で成田を出たら、東京の夜景とサンセットがとてもキレイ。

 

 

で、経由地を通過して着いた先はミラノマルペンサ空港。

18年ぶり位に来ました。

でもここが最終目的地では無いので、ミラノ中央駅へ。

 

 

欧米の駅の豪華さにはいつも感動します。

 

 

特急に1時間半乗って着いたのはココ。

 

 

レッジョエミリアアプローチと言う教育論で知られている、レッジョエミリア市です。

 

レッジョについては概念的には把握しているつもりでしたが、実際に私達が海外において本格的にレッジョの理念を導入した幼稚園を設計するにあたって、もっと把握しないといけないと思い、担当スタッフ達と弾丸過密スケジュールで来ました。

 

ただ今日は日曜日で視察先の幼稚園も休みなので残っている時間は自由に動く事に。

 

 

ローリスマラグッツイ国際センター。

 

 

レミダデイと言って、廃材を集めてアートとして活用する活動をしていました。

この活動って、日本でもやっている企業があります。

色や素材別に分けて整理すると、その段階で既にアートっぽいのですが、それらを自由に組み合わせる事で更に新しい物を生み出していく。

発想の転換な訳ですが、幼少期に廃材はゴミと言った考え方に対して別の見方をしておく事は大事な事だと思います。

 

 

 

お馴染みのライティングテーブル。

 

 

 

他にも色と光をテーマの仕掛けが沢山あります。

 

 

そして、これが良かった。

モーションキャプチャーが設定されたリアプロジェクションの物。

 

 

人の動きに合わせて絵が有機的に動くのです。

子供が夢中になって遊んでいました。

デジタルな物でも、こうして変化させる事で子供達の心を飽きさせない事になる良い事例です。

 

リフォーム建築なのですが、中の空間もとても気持ちよく作られていました。

 

 

この後、少し街中を散策。

こうした広場が四つ程あるのですが、一番混んでいてこんな感じ。

 

 

とてもゆとりがあります。

 

 

これ、一つのデータとしては人口密度があげられます。

最近私達が良く行く中国の都市部はかなりの人口密度です。

例えば

深圳市→17000人/平方キロメートル。

港区→12000人/平方キロメートル。

厚木市→2400人/平方キロメートル。

 

これに対してレッジョエミリア市は僅か700人/平方キロメートルです。

深圳市の1/24であり、港区の1/17。私達の街である厚木市も田舎ですがそこよりも1/3です。

 

だからとにかく街にゆとりがあります。

 

広場に面した気持ちの良いテラス席で満席なんて所は見かけませんでした。

 

 

そして、皆ゆったりと週末の夜を楽しんでいました。

 

中国の様に物凄いエネルギーとパワーに触れる事で私達も同様にパワーを貰う事も楽しい事ですが、こうしたゆっくりとした文化に触れる事も一方で大切な事なんだと思います。

 

明日からは怒涛の視察ラッシュが始まります。


学校施設の在り方に関する調査協力者会議 幼稚園施設部会

今年度から文部科学省の『学校施設の在り方に関する調査協力者会議 幼稚園施設部会』メンバーとして呼んで頂いたので参加させて頂く事になり、本日が第一回目の会議でした。

 

 

この会議は、これまでに何度も行われ議論を重ねられてきた会議です。

参加メンバーは研究者、自治体、学校関係者の方が中心となっており、民間の企業からは私だけとなっています。

 

幼稚園施設と言っても、現在においては認定こども園も含まれています。

こうした部分については、私達は沢山の事例を有している事から現状抱えている課題、将来における予測や課題と言った事の情報提供を行い、一年間をかけて有識者の方達と共有と検討をして何らかの形を残していく事になります。

 

 

 

こうした会議への参加は初めてなのですが、意外に驚いたのは公開式会議である事であったり、SNS等での発信に制限が無い事です。

もちろん事情により会議の内容の一部や全部が非公開となる事はある様ですが、原則はオープンです。

傍聴も事前登録すれば可能です。

 

文科省は他の問題で色々と騒がれていますが、こうした会議体を公開して議論していく事はとても良い事だと思います。

 

なので、私も出来るだけ多くの方に会議の内容を伝えられる様にしていきたいと思います。

 

今回は第一回目なので、現状課題の把握と今後の進め方の共有でしたが、なんとなくこうした会議って、皆さんがあえて何かを形にしなくてはいけないと言う空気を感じました。

 

しかし、幼稚園の施設で私が常に懸念する事は『やりすぎ』です。

今後の課題としてICTへの取り組み等が出ているのですが、オフィスビルや研究所では無いのですから幼稚園施設としてICT化をする必要なんてそこまで無いと感じています。

もちろん備品でそうした機器を入れて子供達に触れさせることは賛成です。

しかし情報通信機器や設備と言ったものは日進月歩です。

5年や10年経つと、あっという間に過去の物は使えなくなるだけです。

 

こうした事についても私達は多くの経験から意見を言えると思っています。

提案よりも削ぎ落す事の役目の方が多そうな気がしてきたのが意外ですが、一年間努めたいと思います。

 


幼児の城がポルトガル語で紹介頂いてます。

ポルトガル語で私達の記事を書いて頂いた様です。

筆者の方からはちゃんと連絡を頂いたのですが、読めないのが残念です。

http://peachnojapao.com/index.php/2017/05/22/youji-no-shiro-filosofia-japonesa-na-arquitetura-de-ambientes-para-criancas/

 

 

先日もイスラエルのメディアからオファーがあって、私達から資料提供をした上で記事が出たのですが、ヘブライ語なので読めなかったり。

ローマ字や漢字が使われていれば何となく理解出来たりもするのですが、ロシア語やタイ語、アラビア語と言った文字の認識が全く出来ないのも多くあって、世界の広さをつくづく感じています。

 

それでも、毎回思う事は私達の事として記事が出る喜びはもちろんなのですが、日本の幼稚園や保育園と言った環境が世界で注目されたり、評価されている事がとても嬉しい事だと思っています。

 

そして、建築としての評価だけでなく、教育施設として評価も頂けている事が意味があると思っていて、子供達に沢山の経験をさせて成長のきっかけを作りたいと言う想いは、どの国においても同じなんだと感じています。

 

記事が、教育施設に関わる関係者にとって考えるきっかけになってくれれば幸いです。

 

Facebookページはコチラ↓

 


素敵なギフト。これは大人も子供も楽しいはず。

先日、スタッフがお客様からこんな物を頂いてきました。

可愛らしい小屋の様な形をした物。

 

担当した園舎の竣工祝いの品として頂いたのですが、こうしたセンスの良い物を頂くのは嬉しいです。

 

 

 

パッケージを開けるとこんな物が出てきます。

表面だけ黒く塗られた積み木です。

 

 

 

 

ちょっとパーツを崩してみると

 

 

 

黒く塗られていない白木の部分が出てきてコントラストが綺麗です。

更に解体すると・・・

 

 

実はここまで分解すると、元に戻すのがちょっと大変です(笑)

私達の園舎設計においても大切にしている事ですが、こうして少し難しい事って大事です。

 

難しい事をクリアする為に挑戦する事が少しずつでも成長を促すのですから。

 

 

ちなみに、このパーツを使ってこんな事が出来ます。

 

テーブルセット。

 

 

ソファセット。

 

 

ベッドセット

 

 

 

さて、これを原型に戻せるかどうか。

楽しみたいと思います。

 

更に詳しい情報はコチラで

http://www.joranbriand.com/projets/puzzle-3d-home/


2017A+AWARD 授賞式

朝の7時半開店から、レストラン『サラベス』へ朝食に。

同行しているスタッフの小西はパンケーキを頼んだら四枚も出てきてビックリ。

 

 

私はミーハーなので、定番のクラッシックエッグベネディクトを。

さすが定番と言うだけあって、安定感抜群の味でした。

 

 

ただ、正直に言うとNYのほかの所でエッグベネディクトを食べても皆、美味しいんです(笑)

しかしこんなハイカロリーな物ばっかり食べてたら危ないです。

と言う事で、朝食後は早速動きます。

 

まずはニューヨークから車で1時間程走った所にあるコネチカット州へ。

この建築は知っていたのですが、Spoon & Tamagoのジョニーさんから意外に近い事を知らされて来ちゃいました。

SANAAが設計したGrace Farmです。

 

 

ロケーションが抜群です。

そんな抜群のロケーションに建つSANAAの建築は、これまた素晴らしい物でした。

敷地の高低差を活かして、景観を壊す事なく低層に抑えられて伸びやかにカーブを描いてます。

 

 

カフェスペース

軽食を誰でも食べる事が出来ます。

 

 

体育館。

天井高を確保する必要がある中で低層に抑えるためにボリュームを地下に埋め込んでいます。

鬼石町の施設と同じパターンです。

こちらも誰でも申請すれば使えるそうです。

 

 

 

そしてサンクチュアリと呼ばれるホール的場所。

 

 

こんなに素晴らしい環境と施設なのに、利用料がかからないらしいのです。

不思議に思って色々と情報を集めると、資金援助してる投資家がいる事、更に宗教団体が背景にいる様です。

だから、このホール的な場所には祈りの場所があったりもします。

 

何はともあれ、こうした建築が日本にあれば良いのになと思うのですが、やはり日本では難しいんだろうなと。

 

この後は、一路ブルックリンにあるインダストリアルシティーへ。

 

 

かつての工場を再生させた場所です。

外観だけでなく、再生している内容も横浜の赤れんが倉庫みたいな感じです。

ただ規模は赤レンガ倉庫を遥かに凌ぐ規模なので、内部には様々な要素があります。

下の写真は沢山あるレストランの中の一つ。

空間にとてもゆとりがあります。

 

 

続いて、ハーマンミラーのアウトレットショップ兼修理工房。

 

 

チョコレートファクトリーも。

 

 

工場もドンドン見せる時代です。

ちなみに屋上にも自由に行けちゃうのですが、映画に出てきそうな風景が広がっています。

 

 

 

次はMOMA PS1へ。

NYのMOMAは有名ですが、PS1は意外に知られていません。

ちなみに、PSとはPublicSchoolの略称らしく、その名の通り元は学校だった建物を美術館としてコンバージョンされたものです。

数字の1は、こちらでは学校を番号で識別しているらしくPSの1であった施設と言う事でした。

で、コチラがMOMA PS1。

 

 

奥の建物が昔の学校。

手前のコンクリート壁は新たに新設された物ですが、この囲まれた領域でインスタレーションが行われたりするらしいです。

 

ここのカフェが少しユニークです。

家具はスクール家具風だったり、黒板が壁に掛けられていたりと、学校をコンセプトにデザインしているのです。

 

 

NYに行かれる方は是非訪れてみてください。

 

そして夜は今回のNYへ来たメインイベントの為にHighLine Stageへ。

 

 

 

米国の建築メディアArchitizerが主催している2017 A+Awardにて、私達が大阪で担当したKM Kindergarten and Nurseryが受賞した為、授賞式への参加です。

去年も受賞したので、このレッドカーペットは光栄な事に二回目に。

 

 

そして今回は担当スタッフの小西も。

 

 

こうして一生懸命に取り組んだ事が一つの評価を頂ける事はとても光栄で喜ばしい事です。

改めて、私達にプロジェクトを任せて頂いたオーナーに感謝したいと思います。

ありがとうございました。

 


幼児の城 in NY 一日目

NYに来ています。

明後日にメインの用事があるのですが、少し前乗りして色々と視察をしてインプットをします。

 

通りがかりで見たこの建物。

こんな豪華な造りの建物が郵便局です。

 

 

一体中はどんなになってるんだと思ったので入ると。

 

 

豪華で美しくて溜息でます。

日本で生まれ育った感覚だと、郵便局が何でこんな豪華なのかと思ってしまいますが今の様に誰でも簡単にメールのやりとりが出来ない時代は手紙って、とても貴重で崇高な物だったんですよね。

そんな事を改めて思わせてくれる建築って、すごいです。

 

そして、このまま歩くと出てくるのがセントラルパーク。

NYは三回目ですが、やっと来れました。

 

 

ここに児童遊園的な場所が幾つもあるのですが、共通して言える事は遊具の色が無彩色である事。

だからこうして写真を撮っても美しい緑あふれる景観を壊していません。

これ、私達が常に言い続けている事と同じです。

 

遊具がカラフルである必要なんて全くないと思います。

むしろ森にある木々の様に自然な色で風景になじんでいる方が良いと思っています。

 

 

他の所も同じで無彩色統一です。

 

こんな岩がそのまま露出されていて、これも子供達の遊び場になってました。

 

 

ちなみに、高さは5m近くある所も。

とても滑りやすいのですが、手摺なんか無いのです。

だから親はちゃんと自分の子供の動きを見てる。

子供達も自分で危険な箇所を意識しながら遊んでいるのです。

そして、こうして親が責任を取る事で、施設管理者側は余計な安全策に気を遣う事なく、もっと他の景観を整えたりする事に労力を使えると言う訳です。

更にこの結果は、子供達にとって施設的な制約がなくなる訳ですから思う存分遊ぶことが出来る訳です。

 

現在の日本だったら誰かが「あれは危ないから柵を付けろ」と「人を入れなくしろ」となるのがオチです。

昔の日本はそんな事無かった訳ですから、日本は改めてこうした本質的な子供たちの成長する環境について考える必要があると思います。

 

 

それにしてもイイ公園です。

 

 

更に次はメトロポリタン美術館へ。

 

 

中はこんな感じ。

 

 

実に採光の取り方が美しいです。

 

 

で、目的は実はこちら。

 

コム・デ・ギャルソンのデザイナー、川久保玲さんの展示です。

 

 

日本人デザイナーが、こんな世界的美術館で企画展されているなんて本当に誇らしい話です。

 

 

川久保さんの実績は言うまでもありませんが、世界的評価されてからこれまでも全くセンスが衰えないってスゴイです。

 

 

そして、この世界観。

当初は賛否両論が巻き起こったとされる前衛的なスタイルも今では様々な世界的賞を受賞されて世界を認めさせてしまいました。

 

 

私は常に社内で、『世の中の流行りを知る事は大切。しかし自分達の領域において流行りに乗ろうとするな。流行りは自分達が作るんだ』と言っています。

川久保さんの展示と歴史を見て感じると、改めて私達の進んでいる道に対して後押しをしてくれた様な気がしました。

 

 

 

最後はコチラ。

再び美しくて豪華な建築。

実はこれはNY州の公立図書館です。

 

 

最初の郵便局もそうですが、こうした公共的建築のレベルの高さは国の文化度を実に表していると感じます。

そして歴史はお金で買う事の出来ない訳であり、年月を積み重ねてきた物の強さを認識する良い機会になりました。

 

 

こんな図書館、羨ましすぎます。


深圳晩報で紹介頂いてます。

人口1400万の都市、深圳で最大の日刊紙『深圳晩報』が深圳デザインウィークでの事を記事にして頂いた様です。

 

 

ですが、全く読めません・・・

多分肯定的な記事です。


続・深圳デザインウィーク

本日も深圳デザインウィークです。

今日は取材対応をする必要がある為、朝から会場入りとなったのですが、会場にいると色々とする事が出てくるので全体を見る事が出来ない事から、朝一番の人がいない時にグルっと会場を見てきました。

 

実際には会場が幾つかに分散されていて、私達の会場の中には更に何棟かの建物に分かれています。

そして、下の写真が一番大きな会場。

巨大工場の雰囲気をとても上手く使って展示しています。

 

 

この廃墟感と近未来感が合わさった感じは、今上映されている映画『Ghost in the Shell(攻殻機動隊)』で良く言われるスチームパンク的です。

 

 

 

 

 

更に別の建物ではZineの展示。

 

 

ここの会場の雰囲気もなかなか。

 

 

会場の外にはこんなアートも。

 

 

コンクリート躯体の爆裂もポジティブに見せる逞しいアート。

 

 

 

そして、この後は再び取材対応です。

最初が建築系メディア。

日本の建築メディアは未だに写真と記事と言う構成が多いですが、こっちは比較的映像での取材が多く感じます。

 

 

更にテレビ局の取材も。

 

 

この取材会場は、デザインウィーク内の一つの部屋なのですが、ドラマ撮影で良く使われるらしく、その都度セットが作られている場所との事です。

なので、この雰囲気は何かの撮影後らしく妙にサイバーな感じでした(笑)

 

それにしても、メディアの取材を受けていると大抵は同じ質問を投げかけられて、同じ様な回答をしなくてはいけません。

メディア側にしてみると新しい事なので自然な事かも知れませんが、私にしてみると『さっきも言ったな・・・』と不思議な感じに。

でも、それを新鮮な感じで答える必要があるのは意外に難しい事です。

 

それにしても、メディアも参加者も皆さんが、子育て環境について真剣に考え始めていて、私の言い続けている『過保護な環境を作るのではなく、子供たちが怪我も含めて沢山の経験や体験が出来たり、考えるきっかけを提供するのが大人の役割』と言う事に対してもポジティヴリアクションなのが嬉しいです。

 

こうしたリアクションが起きる事は、必ず子供たちに対しての環境が向上する事に繋がっていくと信じています。


<< | 2/219PAGES | >>







selected entries

categories

recent comment

recommend

笑顔がいっぱいの園舎づくり(幼児の城 7)
笑顔がいっぱいの園舎づくり(幼児の城 7) (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2016年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

愛される園舎のつくりかた (幼児の城 6)
愛される園舎のつくりかた (幼児の城 6) (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2013年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

世界でたったひとつの園舎づくり 幼児の城〈5〉
世界でたったひとつの園舎づくり 幼児の城〈5〉 (JUGEMレビュー »)
日比野設計
2009年発売
園舎資料の最新版。
国内外の写真多数掲載。
好評発売中
日比野設計+幼児の城著

recommend

福祉施設の未来を創る‐絆‐高齢者施設・障がい者施設資料集
福祉施設の未来を創る‐絆‐高齢者施設・障がい者施設資料集 (JUGEMレビュー »)
日比野設計,阿久根佐和子
2014年発売
高齢者福祉施設、障碍者福祉施設特集

links

search this site.

others

mobile

qrcode