園舎の屋上を簡単に芝生化

以前にブログで書きましたが、事務所の屋上は芝生で敷き詰められています。

芝生化する前は防水シートが見えたままだったのですが、断熱効果を高める事を目的に昨年秋に芝生化を決断して行いました。




上の写真が現在の様子です。
実は、ほとんど手をかけていません。

園舎の様に子どもたちが頻繁に出る様な環境でも無い事から、芝生はとても順調に育ってくれました。
そして、いよいよ今日は第一回目の芝刈りとなりました。





この芝生化方法は実に合理的です。
まず、土を使わないので排水口を汚したり詰まらせる心配が少ないです。
更に、芝生の種が植えられた50cm角のマット敷き詰めるだけで工事が終わります。

後は簡易なスプリンクラーをタイマーと一緒にセットするだけです。

芝生を刈ると解るのですが、マットはしっかりと水分を蓄えていてくれてました。
すなちわ、夏場の気温が高い時期にも屋根面の温度上昇を抑える事が出来る事が解かります。

この芝生マットは園舎の屋上緑化に向いてると思います。



こんな感じの園舎が週末に工事業者選定の入札予定です。





色々な所からお互いが見渡せる感じになります。
最近流行の言葉で言うと、『見守る園舎』。
楽しみです。

園舎にLED照明を

最近本当にLED照明に関するニュースを良く見かけます。
震災後の電力不足が更に省エネ製品の一つとしてLED照明を注目させているのだと思います。


もちろん当社もそんな意識を持った訳で、社内の照明をLED化しようと検討を開始しました。

 

事務所で使っている照明は家庭用で普及している電球型のものとは違い、細長い蛍光灯のタイプです。
今日、照明メーカーの方に来てもらい色々と話伺った後に検討を始めると担当者が一言

『あ、このタイプの蛍光灯は既に高効率のものなので、LEDに交換しても大きな省エネ効果は出ないですよ』

との事。
hf32ワットと通称呼ばれるタイプのものですが、既に一般的な蛍光灯より相当な省エネになっているとの事でした。

事務所内にはそのタイプでは無いものもあるので、そちらは検討をするのですが、ちょっと驚きました。

改めて勉強しなおしです。

使えるものは使うことも省エネとしての選択肢ではある訳ですから、
交換するものと交換しないものの判断を良くしていきたいと思います。


でも、電球型のLEDと、ダウンライト型のLEDに関しては園舎では、今年はほぼ当たり前になりそうです。

幼稚園や保育園に、こんな『やわらかい家具』はどうですか。

午後から品川にあるコクヨさんのオフィスに伺って来ました。

意見交換や打合せを終えて、上階にあるショールームを見学させて頂いてる途中に『やわらかい家具』を見せて頂きました。





イタリアからの輸入家具で幼稚園、保育園等のこども施設向けとしてコクヨさんが販売されています。

パブリックな子供向け施設ではこうしたビニールレザー系の素材とクッションの家具は沢山ありますが、幼稚園や保育園では破れなどを心配するあまり、実際にはあまり普及していないのが現状です。

ただ、どんな事も考え方です。

家具の作られた背景や理念を理解した上で魅力を感じ、こども達に是非使って欲しいと思った方だけが導入をすれば良いと思うのです。

従前のセールスの様に良いところばかりを並べて売り込んでも、『本当はいらないと思ったけど』なんて言われてはお互いに嬉しくありません。





商品の長所も短所も理解して納得した上で、導入する。
そうすれば、この『やわらかい家具』は相当魅力的な商品です。


興味のある方は下記まで、お問い合わせ下さい。
コクヨお客様相談室 TEL. 0120-20159

大断面集成材加工工場見学

大断面集成材構造体の供給元で有名なシェルターさんの工場を見学しに山形県の寒河江に伺いました。





以前から、実際に加工される現場を目で確認をしておきたいと思っていたのですが、ようやく実現となりました。


大きな木構造の加工場は材料が整理整頓され、作業員の方も皆さん礼儀が正しく一人ひとりが挨拶をしてくれました。





集成材が加工する工程は、全自動の機械による工程と人力による工程の二種類に分けられている様ですが、全自動の工程は流れ作業の様子がとても興味深いものでした。

こうして高い精度で作られた構造材が園舎の建設現場に運ばれて職人さんの手によって組まれていくのです。

今年は四件の木造園舎が着工予定です。
来年の三月までには報告出来ると思います。






工場視察の途中に、シェルターの渡邉さんが御殿堰(こでんぜき)と言う地域活性化施設の様な所に案内してくれました。





設計は、山形・東北では伝統ある事務所として名高い本間利雄設計事務所さんです。

この建物は木造の耐火建築物となっているそうです。

シンプルな建物ですが、端正なデザインはなかなか素敵でした。




建物前には農業用水が綺麗に整備しなおされており、これも街の風景を素敵に構築している要素となっていました。

こういう水辺の空間に対して、よく手摺やフェンスの様なものをつけて過剰な安全を築いている所をみかけますが、やはりこうしてフェンスも無く、水に近づきやすく作られている方が素敵です。

子どももこの方がワクワクすると思いませんか。



明日は、山形で木造園舎セミナーの講師として参加してきます。

園舎に地中熱利用は有りか

TBSテレビの番組「しあわせ!未来製作所〜グリーンリーダーズの挑戦」で様々な自然エネルギー活用の取り組みが紹介されていました。

その中で、地中熱を利用した空調システムを園舎に取り込んだ事例がありました。

毎回テレビ番組を見ていて気になるのは、その番組のまとめる方向性でしか伝えていない事です。

この地中熱利用ですが、以前に興味があってメーカーから話を聞いた事があります。
考え方はシンプルでとても良い事です。

メリットはカタログやサイトを見れば解るのであえて書きません。
でも、課題点があるのも事実です。

このシステムは地中にパイプを打ち込んで、そこから地中の安定した熱を建物内まで引き上げる考え方です。

私達が疑問に思ったことは以下の点です。

・地中パイプが地震で地中や建物が変位してずれたりしたらメンテナンスはどうするのでしょうか。
・建物の下にあるので修理が出来るとは考えられません。
・パイプがずれたらこのシステムは終わる可能性があります。

こうした話を営業の方にぶつけてもまともな答えはかえってきませんでした。

自然エネルギーの利用は賛成です。
しかし、システムはシンプルでメンテナンスが容易でなくてはなりません。


複雑な事をして、これまで幾つものこうした設備が世の中から去っていったはずです。


設備で使われるフレキシブルホースの様なものを使ったとしても、メンテナンスが出来ないことに変わりはありません。


このシステムはこうした事を改善すれば、導入の余地があると思いますが、果たして今後どうなっていくのか見守りたいと思います。



他には杉の圧縮材が紹介されていました。
杉と言うと、安価ですが柔らかい為に傷が付きやすい事が問題点でした。
その問題点を解決したものが圧縮材です。
この結果、強度を増した事でフローリングにも使える様になっています。
でも、問題点はあるのです。

それは、価格です。

安い杉材が圧縮した事で価格がとても高くなっています。
結果として、他の硬い木材と同じかそれ以上の価格になった事は残念な事です。

唯一、国産材を使うことで国内の林業再生や間伐材利用には一役買えると思います。




メーカーのカタログや売り込みは良い事を書くのが当たり前です。
「ダメなポイントはここです」
と書いてくれれば消費者にとっては有り難い事ですが・・・・・
設計者は、そうした事をオーナーに代わって情報を集めて提供していく事も大切であると思います。


幼稚園で芝植え

先日、外構工事も終わり正式な引渡しが終わった平塚の美里幼稚園で、園児達による芝植えが行われました。





「幼児の城」からも設計担当したスタッフが一名子ども達と一緒になって芝植えに参加させて頂きました。

芝生の園庭はここ数年は全国的に機運が高まっており、導入する園が増えています。
その一方で、簡単と言うイメージだけが先行してしまった事で、「実は大変」「なかなか育たない」と言った意見も出ています。

いくら簡単とは言っても、全く手入れしなくて良い事はありません。
鳥取方式の普及活動をされているNPO法人グリーンスポーツ鳥取の代表であるニールさんも手入れは必要だと言っています。

「手入れは必要だけど、子ども達の為に思いっきり遊べる芝生園庭を実現したい」

まずは、こうした想いが必要です。

今回の美里幼稚園さんは、園庭芝生化のコンサルタントとして活躍中の湘南ひかりのくにさんの指導によって行った訳ですが、子ども達にも愛着を持ってもらう為に、芝植えにあえて参加してもらいました。

これから夏休みに入るので、ちょうど一ヵ月半は芝生の生育期間として良い時期に入ります。
夏休み明けにどの程度育っているかが楽しみです。





芝生の苗を植え切った後の写真です。


明日は浜松で園舎セミナーです。
セミナーで使うスライドの整理に追われています。
しかし、予想を超える参加希望者にちょっと驚きながら、皆さんにちょっとでも「参加してよかった」と思ってもらえる様にしたいと思います。







夕方、事務所の中でのスナップです。



特に服装や髪型を統一したはずは無いのですが・・・・・・
そういえば、世界的アコーディオン奏者のCOBAさんもボーダーが好きとか・・・・
しかもフランスの高級なボーダーシャツだそうです。
とすると、この二人が着ているボーダーもフランス製でしょうか・・・・

子どもにペンキを塗って欲しい園舎

昨日来社頂いた某塗装工事請負会社の方が、オーストラリアの塗料を紹介してくれました。
水性の塗料で子ども達に優しい塗料です。

更に、色のバリエーションがとても素敵です。
良くある塗料サンプルブックには無い素敵な色が沢山ありました。

更に更に色の名前もとても素敵です。
オレンジ色の塗料がMANGOと名づけられていたり。
海のような青い色の塗料はSEVEN SEASだったり。




そして、この塗料はムラをあえてつけて仕上るのが特徴です。
そんな事で、頂いた写真が↓コレです。





子ども達が壁のペンキを塗ってます。
綺麗に平滑に塗らなくて良いのですから、
子ども達の方が得意です。





そして、一生の思い出になってくれるかもしれません。
値段は、一般的な塗料と対して変わらないのでオススメです。

あえて言えば、ツヤが少ない塗料なので子ども達が触った後の油汚れはつきやすいかもしれません。

でも、ムラがあったって良いのですから、
少々の汚れは許容すれば良いと思います。

園舎の部分的に、こんな素敵な塗料使ってみませんか。


興味のある方は『幼児の城』までお問い合わせ下さい。



LED照明を園舎に

写真は、既存の照明器具に対応するLED照明です。





見た目は、既存の蛍光灯と見分けがつきません。
明るさも十分なものを確保出来ます。







更にすごいのは、調光が簡単に出来ます。
シャープ製のLED型電球でも同じことを言っていますが、LED恐るべしです。


LED電球については、これまでも様々なメディアで取り上げられてきていますが、
園舎への導入は今後は益々普及してくると思います。

商品を見ているときに、ふと思いました。

交換頻度が極端に少ないメリットがあって、価格が下がってきたら、
天井の高い遊戯室やホールなどでの使用はとてもメリットがあると思います。
これまでは、価格の高い自動昇降装置をつけたり、コストを意識すると通常照明をつけて、竿の様なもので交換頂くしかなかったものに対する代用品になると思います。

メーカーの方には、そうした提案をさせて頂いたので、これからの園舎設計にはオーナーと相談をしながら導入検討をしていきたいと思います。




高速道路SAにドライミスト

東名高速道路 富士川SAにドライミスト発生器が置かれていました。





しかも、かなりの勢いで噴出しています。
冷気を感じる範囲に入ると、濡れます(笑)
という事はドライミストでは無い?のでしょうか・・・・





そういえば、機械には「クールミスト」と書かれていたような・・・


なんだか、最近は至る所でこのミスト装置を見かけますが、
今年、竣工した神奈川県茅ヶ崎市の十間坂保育園では、既にドライミストが導入されていて、人気です。






天井に噴霧口が埋め込まれていて、事務室にあるスイッチをオンにすると噴霧が始まる仕組みになっています。


園舎への導入は今後、ますます増えるかもしれません。





今日は、保育園改築工事の工事業者入札がありました。

結果は、無事に予定価格内での落札となりましたが、極端な安値入札がありました。
最低制限価格を設けていた為、そうした業者の落札にはなりませんでしたが、物には適正価格がある以上、極端な安値での工事請負は一般的には考えられません。
出来上がった商品を手にとって品質を確かめた上で、特価品を買う事は現実にある事ですが、園舎の工事は安値で入札された後に、工事が始まります。
となると、大きな不安が常につきまとう訳です。
不安要素は幾つかありますが、

・施主や監理者の目に見えない所での手抜き工事
・工事途中での会社倒産

などが代表的な例です。

高すぎるのも問題ですが、安すぎるのも問題だと思います。




余談ですが、富士川SAから見た富士山の写真です。



あたかも、噴煙が出ている様に見えました。
たぶん、雲だと思いますが(笑)

園舎のフローリングは無垢? 合板?

園舎設計につきものである一つに床材の選定があります。

日本の園舎で一般的な床材はフローリングと呼ばれる木の床です。
その他、シート系の床材やカーペットなどもあります。

フローリングは大きく分けて、無垢と合板に二分出来ます。
園の先生方には無垢材の方が人気が多いと思います。

先日、私が昔から信頼しているフローリング材を扱っている会社の社長が来て後者の合板タイプのフローリングの説明をしていきました。



今回のフローリングは画像で見ても解ると思いますが、細かい木の寄せ集めたデザインをしています。
かなり細かいので、少し離れると綺麗なひとつの面に見えます。

樹種はオーク材をスモーク加工した物と、ホワイトオーク、Hevea、そしてそれらをミックスしたカクテルと言う四種類です。





園舎に合うか合わないかはインテリア計画にもよりますが、私個人的には結構格好良い材料だと思います。

ここの社長曰く、「この材料は端材と植林材を有効活用するコンセプトなので、エコロジーな材料である。」との事です。

更に「価格も無垢よりは安く、無垢よりも製品安定性が高い」との事。

無垢と合板は長所短所がある為に、一概にコチラが良いとは言えませんが、こうしたコンセプチュアルで面白いフローリングを園舎に検討してみるのも面白いと思います。



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