幼児の城には、まだまだ沢山の夢があります。

昨日、私達の働き方改革についての取材があり、記者の方が来社されました。

 

こうした取材を受けると当然ですが、色々と質問をされます。

その質問に受け答えをしていると、頭の中にある思考が整理されていく感覚を毎回感じます。

 

どんな理由で?

そう思ったきっかけは?

それはどんな効果が出ているか?

 

聞かれる事は難しい事では無いのですが、その当時の事を思い返しながら口に出す行為が、頭の中を整理させるんだと思います。

 

これはレクチャーを行う時にも同じ感覚があります。

年間に沢山のレクチャー依頼を受けて行う訳ですが、基本的に話す事は私達の思考についてが中心です。

もちろん、そうした思考に基づいて具体化したプロジェクトについての話もします。

 

そして、やはり頭の中にある事を口に出して話す事で整理されていく感覚になるのです。

 

これは、自ら実現したい事があれば口に出してドンドン周りに発信した方が良いと言う事と似ていると思います。

 

思っている事を自らの中に留めずに外に向かって発信してみる事。

 

今はSNSと言うツールがあり、誰でも簡単に発信出来る時代です。

 

将来への夢や想いのある方は、勇気を持って発信してみたら良いのではないでしょうか。

 

私達にも沢山の夢がありますから、これからも発信を続けたいと思います。

 


地震に備える園舎

北海道・胆振地方で震度6強の地震がありました。マグニチュードは6.3の様です。

報道では、道路の隆起陥没、地滑り、家屋倒壊、大規模停電が発生して、人命が奪われているとの事です。

津波の心配は無い様ですが、猛暑、台風被害についで日本列島が引っ切り無しの自然災害に見舞われています。

 

 

ちなみに、阪神・淡路大震災は震度7が一部の地域で広い範囲では震度6、マグニチュードは7.3でした。

東日本大震災も一部の地域で震度7、その他広い地域で震度6強、マグニチュードは9.0でしたが、やはり東日本大震災が、日本周辺においての観測史上最大の地震だった訳です。

 

私達の事務所がある神奈川県も地震の多いエリアで、南海トラフ地震が30年以内に発生する確率は70〜80%と予測されています。

ちなみに内閣府が『ゆれやすさマップ』と言う物を公表しています。

下の画像は神奈川県の物ですが、各都道府県を右のリンク(http://www.bousai.go.jp/simulator/list.html)から見れます。

 

 

私達のいる厚木市は比較的揺れは少ないと想定されていますが、横浜、川崎、平塚、茅ヶ崎と言った地域では『ゆれやすい』と言う評価がされています。

 

地震はいつ来るか正確に読む事は難しいですが、土地の状況はこうした情報から読み取れます。

新たに住まいを構えようとしている方は、こんなデータを参考にしてみれば万が一の時の大きな被害を避けれる可能性も高くなるはずです。

 

逆に、『ゆれやすい』とされている地域の建物は、そうでない地域より危険度は上がる訳ですから事前の備えをすれば良い訳です。

 

ちなみに日本の現行建築基準法に合致した建築物であれば震度6強くらいの時、建物は損傷を受ける可能性はありますが、倒壊する確率は殆ど有りません。

ただ意外に見落とされるのは、天井材の崩落や外部にある塀の倒壊等、建物本体以外による事故です。

 

天井は耐震クリップ(http://www.yasio.jp/catalog/TC/book_swf.html)と言う物があり、こうした物を使う事で被害を減らす事が出来ますし、外部の塀も補強をちゃんとすれば倒壊の確立をグンと減らす事は可能です。

 

幼稚園や保育園の建物においても同様の事が言える訳ですが、こうした部分にまで気を向けない事例が多い事から、ここであえて書く事で関係者の気付きになればと思います。

 

一昨日も書きましたが、自然災害に対する対策は目に見えにくいコスト増の要素です。

こうした事を配慮すればするほど、デザインとは違う形でコストを消費するので、費用対効果として感じにくい訳ですが、やはり建物は人を守るものである事からすれば、建物所有者や設計者はこうした事にコストを掛ける事は責任があると思っています。

 

地震で命を無くす方が一人でも願って止みません。

 

 

 


MURONOKIDS SATELLITEが米国の建築賞 受賞

MURONOKIDS SATELLITE (Interior Design Firm 共同設計)が、米国最大の建築メディア Architizerが主催するA+Awardsの幼稚園部門で優秀賞(ファイナリスト)に選定されました。

 

 

 

既存建物を活かした、小規模プロジェクトではありますが、他の大きなプロジェクトと並び評価を頂けた事はとても嬉しい事です。

 

 

 

一見すると新築の様に見えますが、既存建物の骨格を活かした建築スタイルは、日本が沢山有する長寿命建築へ新たな命を吹き混む手法として様々な展開の仕方が有り得ると思っています。

 

 

既存建築の有効活用で興味のある方はお問合せ下さい。

 

 

先週と今週は比較的出張が少なくて、事務所にいます。

そうすると、2343(http://2-3-4-3.com/)で食事を取る事が出来るのですが、改めて彼らのキッチンを見ていると実に手間暇を掛けている事が分かります。

 

 

肉も野菜も調味料もキッチンは全部拘っていますし、実に丁寧に仕事をします。

 

 

だから、飲食って丁寧にやればやるほど経費はかかる訳で、そうすると価格はそれなりになるはずです。

 

 

そうして考えると、世の中にある信じられない位に安い料理って、一体どんな事が起きてあんな価格なのかと不思議な位です。

 

 

でも建築にも言える事なのですが、価格に不思議はないと思っています。

安い物には安い理由があるのです。

逆に安い理由が無いのに安いのは疑うべきです。

 

 

2343の食事は原価的に考えると、利益は殆どありません。

何故、利益を殆ど無しで運営するのかと言うと、飲食店単独で利益を得ようと思っていないからです。

むしろ、2343は私達が設計する建築のコンセプトの一部を見える化した場所であり、それは一つのショールーム的な場であると捉えているのです。

 

だから、こんな価格で提供出来ています。

 

内容から考えると、とてもお得なレストランですから、是非多くの方にお越し頂ければと思います。

http://2-3-4-3.com/

 

 

と言っても、最近は特に沢山お問合せを頂くのですが、お席の確保が少し難しくなっていてお客様にご不便をお掛けしている様です。

ゆとりを持ってご予約頂ければ、お席の確保が出来ると思いますのでよろしくお願いいたします。


台風被害から学ぶ園舎設計とは

台風21号が関西地区に大きな被害をもたらしました。

 

 

金属製の屋根が吹き飛ばされています。

 

 

耐風圧は建設省告示でも最大46m/sで計算する事になっています。

しかし今回の大阪で観測された最大瞬間風速は47.4m/s、関西国際空港近辺では58m/sを記録したと言われています。

となると、当然ですが屋根が耐え切れなくなって吹き飛ばされる事が起きる訳です。

 

 

建築現場の足場も崩壊しています。

 

 

こちらも一般社団法人仮設工業界の『改訂 風荷重に対 風荷重に対 する 足場 の安全技術指針 安全技術指針 』によると、基準風速は14m/sで、地域別の割増を見ても高知県室戸市等一部の強風地域で20m/s程度です。

一般的に建設足場は、台風時には囲っている養生シートがヨットの帆の様になる事を避ける為に、シートを外すか畳む訳ですが、今回の崩壊した足場はパネルだった訳ですから、風をもろに受けてしまった状況です。

 

 

 

更に関西国際空港が浸水被害で機能停止です。

 

 

自然災害においては、立地条件からある程度の予測は出来る訳です。

そうした意味では海を埋め立てて造っていて、実質は海上に建っている空港ですから、風や雨は避けるものが無くてダイレクトに被害を受けるのは容易に想像出来る訳です。

ただ、これも設計当時の想定を現在の気象条件が超えてきたとも言えます。

 

8/27のブログで、最近の異常気象と建築設計について書いたばかりでしたが、改めて近年の異常気象は建築設計の設定を見直せと警鐘を鳴らされていると捉えるべきだと思います。

 

これまでは過去の気象データから学び、設計をしていた訳ですが、それらを軽く超えてきてニュース報道では『観測史上初』と言う言葉が飛び交っています。

 

失敗や経験から学ぶ事が、今の私達がやるべき事なのです。

 

耐風圧、耐水圧、外気温設定、地震強度等、に対してより強く設定する事は当然ですがコスト増に繋がります。

しかしながら、建築本来の目的である人命を守ると言う事からすれば、デザインよりも優先すべき事項であると思います。

 

多くの方が、こうした事に気づき行動され、次の事故を防がれる事を願って止みません。


福井の認定こども園 着工

久しぶりの福井に昨日から入りました。

そして、今日は以前より設計を進めてきた認定こども園の新園舎の地鎮祭が執り行われました。

 

 

 

実は、明日から大型の台風が来る予報だったので地鎮祭が今日で良かったと全員がホッとする展開に。

今回を施工を請け負われるのは地元の建設会社ですが、地方の建設会社とは思えない位のちゃんとした地鎮祭でした。

 

 

テントの張り方、テント内の設営、暑さ対策としての扇風機セット、全てにおいて、しっかりとされていて、こうしたシーンを見ると建設会社に対して安心感を持たせてくれます。

 

 

 

私達としても北陸では初めてのプロジェクトになります。

 

 

 

このプロジェクトがオーナー、建設関係者の皆さまの力と気持ちを合わせて、素晴らしい園舎となる様に尽力したいと思います。

 


長崎で小中学校の設計が進んでいます

長崎県の佐世保市内で、学校法人九州文化学園が新設する新設小中学校 ( https://kyubun-ejhs.jp/ )の設計に関わらせて頂いてます。

 

学校そのものは新設ですが、建物は旧公立中学校校舎をベースに改修をし、一部建築を新設する形で、新しい環境を作ろうとしています。

 

そんなプロセスの中で、今日は法人が教育セミナーと言う形で、新設学校が目指す教育方針に近い形の講師を招待して、話をするイベントがあり、私の設計者として講師陣の中の一人として参加させて頂きました。

 

 

学校に興味のある方は誰でも参加出来た事から、学校関係者だけでなく、入学検討中の親御さんや子供達、更には建築関係者や設計事務所まで来場されていたとの事でビックリしました。

 

 

まだ設計完了していないので最終形ではありませんが、少しだけ紹介します。

 

 

 

日本文化教育を取り入れる方針である事から、茶室があります。

 

 

 

 

多目的に使える階段教室。

 

 

 

 

子供達がお気に入りの読書する場所を見つけられる図書室。

 

 

 

IT教室

 

 

更に今回は、KDL(kidsdesignlabo.com)で、制服や家具にまでコンセプトワークと統一感のあるブランディングをするべき関わりを持って提案をしています。

 

日本の小中学校の多くは公立校である事から、校舎から制服、備品まで統一した理念で環境構成された学校は恐らく無いと思います。

特に制服や備品は既製品をカタログから選ぶのが当たり前な中で、九州文化学園は徹底的に子供達の為に新しい理念の導入に取り組んでいます。

 

恐らく、小中学校としてはかなり新しい事例として認識される事になると思います。

 

最後に動画を。

 

 

また新しい情報があったら紹介したいと思います。


大分の認定こども園

久しぶりに大分へ打合せに伺ってきました。

敷地を見たら、とても良い雰囲気です。

 

 

そして、子供達の動き方が何とも子供らしいのです。

『子供らしい』と言う表現は、何を持って子供らしいと言うかが難しい所ですが、私は子供達が目をキラキラと輝かせて元気一杯に沢山の事に興味を持っている様子が、子供らしいと感じます。

 

と言うか、自分の幼少期と重なる部分があるのかも知れません。

 

敷地の外から中に入ると、大工さんが作ってくれたと言う大きなツリーハウス的な遊具があったり。

そして、それは大人でも少し慎重になる位の仕掛けが沢山散りばめられていながら、過剰な安全対策を取らずに、子供達が沢山の経験が出来る様になっていました。

 

普通の大人なら『危ない』と言いそうな所でも、子供達はスイスイと登ったり下りたり。

 

つくづく子供の能力ってスゴイなと感じさせられる瞬間でした。

 

 

こうした環境を成立させているのは、園長を始め園の職員さん達、更には子供を預けている親御さん達、皆さんが子供を信じているからだと思います。

 

こうしたパターンの時は、話をしていても私達の提案に対して様々な前向きな議論が重なっていく訳で、素敵な環境が生まれる予感がしました。

 

まだ打合せは初期段階ですが、これから少しずつ案を熟成させていければと思っています。


愛媛の幼稚園

羽田へ向かう途中で車の外気温計を見たら、54度でした(笑)

 

 

アスファルトの温度を拾っているのでは無いかと思われますが、それでも今までにこんな温度を見た事無いですから、地球は異常ですね。

 

この地球の環境変化ですが、建築設計においても影響が出ています。

 

例えば、夏場のエアコン設計の設定条件。

外気温が36度で28度位になる事を基準として設計していたとしても、36度を超える日が出て来ると、エアコンが設定した温度に冷えなくなってしまいます。

エアコンの性能限界を越えてしまうのです。

 

他にも、屋根の雨水配水計算。

これまでは時間あたりの降雨量を50mmで設計したとしても、今のゲリラ豪雨は時間あたり100mmを越えてきます。

だとしたら、屋根からの排水能力は限界を超えてしまうのです。

 

他にも、瞬間最大風速であったりも地域における過去の最大風速を参考に設計をしたりする訳ですが、そうした事も超えてくる事が最近増えてきています。

 

だからと言って、過剰に大きな数値をベースに設計するとオーバースペックとなり、コストが上がってしまうので、簡単にオーバースペックな設計をする訳にはいかないのです。

 

現代の地球環境変化は、実に設計者泣かせな時代となっています。

 

 

 

話は変わりますが、愛媛県内で工事中の幼稚園現場です。

 

 

とても素敵な園舎が完成間近です。

これまでに無い位に、子供達の遊びが自然に増えて、多様な動きを習得出来る事を設計しています。

 

詳細な報告は改めてしますので、お楽しみに。


千葉の認定こども園 地鎮祭

千葉県内で設計を進めてきた、認定こども園増築工事の地鎮祭が行われました。

 

 

以前に他の園舎も担当させて頂き、二回目の仕事も任せて頂けたのは大変嬉しい事です。

 

 

それでも、設計中は予算調整で苦労しました。

途中で大幅な予算オーバーが起きて、一年間事業を伸ばしての着工です。

 

 

昨年から、本当に工事の価格高騰による予算調整は大変です。

私達は単価予想が出来ていたとしても、オーナーがなかなか現実を認識出来ない事が多く、過剰スペックになりがちなのが原因です。

 

 

これだけ極端な短期間に急上昇した工事単価ですから、普段から工事予算に関わっていないオーナーが簡単に理解する事は出来ない事は理解出来ますので、私達が出来るだけ現実的な資料を提示していく事が、工程通りに進めていくポイントであると思っています。

 

工事完成まで、スタッフ一同頑張りたいと思います。


静岡の認定こども園

静岡で完成した認定こども園の確認に行ってきました。

 

 

台風が来る前で空はドンよりしてますが、なかなか素敵な園舎となっています。

現場の先生に聞いた話だと、入園希望者が多く相当数の待機が出ているとの事でした。

 

 

人気があるのは嬉しい事ですが、やはり入園したい子供が入れない事を聞くと、残念な気持ちになります。

 

今度は天気の良い時に現地確認をさせて頂きます。


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