中国「毒学校」問題は世界共通の話

【中国「毒学校」問題、小学校で相次ぐ「鼻血」「めまい」】
TBSのニユースでこんな報道がありました。

  

中国に限って話では無いのですが、日本の世界でも都市部の学校や幼稚園などでは、この色のついたゴムチップで校庭や園庭を全面覆ってしまう事例を良く見かけます。

こんなニュースもあります。
【「人工芝に発がん性物質」米政府調査 サッカーのゴールキーパーに患者続出】
コチラから記事を見れます。
http://www.j-cast.com/healthcare/2016/02/27259728.html


ゴムチップ舗装も、人口芝も私は兼ねてより好きでは無く、反対し続けてきました。
こんな事になるなんて予想して反対してきた訳ではありませんが、人工的な物でグランドを覆ってしまう事が感覚的に嫌いなのです。
なんか気持ち悪いのです。
もちろん見た目も良くないと思います。

これって、大人の都合です。
子供は人工芝より芝の方が好きと言う確率は高いでしょうし、ゴムチップより土の方が色んな遊びが生まれるはずです。
でも、天然芝は手入れが大変だし、土の舗装は水溜りが出来たり、埃が立ったりして大変な訳です。
大変なのは大人だけですが。

だから大人が嫌がって、自分達の手入れをしやすいゴムチップや人工芝を敷く訳です。


水溜りが出来たら楽しいんだから、イイじゃないか。
雨上がりに泥んこになって遊んで汚れたってイイじゃないか。
天然芝がハゲたってイイじゃないか。
大人が子供達の為に我慢すればイイじゃないか。

こんな事に共感してくれる人がもっと増えてくれるとイイなと思っています。



 

幼児施設でも統一した世界観を作る事は大切

昨晩からニューヨークに来ています。
で朝食の風景から。



シンプルですが、ホテルの世界観の造り方は上手いです。



部屋の写真。
ベッドが床に限りなく低く、どことなく和を感じさせるデザインです。



洗面廻りも、徹底的にシンプルです。
シャンプーなどのセレクトもマッチしてますし、コットンやソープディッシュも小さく木で作っている所がやはり和な感じに。



こういう事って、園舎設計においても同様に大切な事です。
園の方向性と空間やデザインを合わせて、更に小物に至るまで統一した方向性でまとめるのです。

で、泊まっているエリアがチェルシー。
ここって、ギャラリー街なんです。

こんな感じの看板なんか出て無い様なシンプル建物がズラッと各ストリートに並んでいます。



そして、時間が来ると沢山のアートを搬出入する車が並びます。



とにかく大小様々なアートが各ギャラリーに飾られています。
恐らく半日で15〜20は廻った気がします。





で、あのスーパーギャラリストと呼ばれるラリー・ガゴシアンのギャラリー『ガゴシアンギャラリー』に。



リチャードセラの巨大な作品がドーンと。



もう一つのガゴシアンギャラリーにも、セラの作品がドーン。



更に。



圧巻でした。

この辺りのギャラリー建築はどれも非常に光の取り入れ方が上手く、ステキでした。
元々は倉庫だった物を改修しているのが殆どのですが、古い部分を少し残していたりしながら力強さと繊細さの両立した空間がいずれのギャラリーにも見れました。

この後は超巨大なシェアオフィスを視察したり。



途中でグラフィティを製作している所に出会ったり。



ワイズホテルの客室を見せてもらったり。



一日中歩いたら夜には28000歩も歩いてました。
普段の平均が5千から6千ですから約4倍から5倍も歩いてました。
さすがに足が疲れてフラフラに。

面白い一日でした。

 

熊本地震の現地へ

予定を変更して熊本の地震被害状況を自らの目で見て、知る為に現地へ来ました。
まずは震度7を記録したと言う益城町へ。

お寺の本堂は鉄筋コンクリート造の柱が折れてしまっていました。



鉄骨造の住宅も一階部分が破壊されています。



こちらも鉄骨造の建物です。



少し歩いてみたら、地盤が大きく隆起や陥没している所も。



続いて、南阿蘇へ。
鉄骨造の学生向けアパートも一階の柱が折れて転倒。



こちらも写真からは解りにくいのですが、一階が完全に潰れていて見えているのは二階部分です。



そして阿蘇大橋。




真下に落ちていました。
対面の山が地滑りを起こした爪痕は壮絶でした。





益城が震度7を記録した事で騒がれていますが、被害状況を見る限りは南阿蘇の方が大きく感じました。
写真には無いのですが、初期のズドンと言う縦揺れが原因らしいのですが、車が何台も転倒しているほどです。

こうして写真で被害状況ばかり紹介したり、マスメディアの報道を見ていると全域が壊滅の様に感じる方は多いと思いますが、実際には新しい建物やしっかりと構造計算がされている物は無傷に近い形で建っているのです。
実は益城や南阿蘇での建物倒壊事例の多くは古い木造家屋です。
それと、鉄骨造や鉄筋コンクリート造で倒壊している様な物は旧耐震基準の物か、構造的バランスが悪かったり、何か訳ありな感じの建物ばかりでした。

熊本市の中心部も行きましたが、むしろ殆どの建物は無事でした。
もちろんブロック塀の転倒や瓦の崩落はポツポツとあったり、建物内においての家具の転倒や内装材の崩落等はあります。
しかし建築としての壊滅的な風景は殆どありませんでした。

阪神大震災、東日本大震災も直後に見に行きましたが、震災後の風景としては阪神大震災の方が酷かった様に感じるほどです。
益城や南阿蘇は、阪神大震災の被災地とは人口密度や都市化密度が全く違うので風景が違うのは当然かもしれませんが。

そうして考えると、やはり建築基準法旧基準の建築物所有者はやはり耐震診断をして、結果が良くない時は補強や対策をしていればこうした災害や人命が奪われる様な事を免れていた可能性が高かったのではないかと思います。

やはり建築は人の命や生活を守るべきものであり、特に不特定多数の人が利用する建物においては所有者がそうした意識を強く持つべきです。

資本主義社会において経済行為を無視する事は出来ませんが、経済行為ばかりが優先された建築はやはり何処かで歪が起きると思います。

こうした事は国や自治体がやはり強い意志を持って臨まないと、再びどこかで人命にかかわる災害が起きる可能性があると思いますから改善を望むばかりです。

一方で安心した部分もあります。
報道だけを見ていると熊本全域が壊滅的な様に感じていましたが、実際に来て見ると被災しているエリアは極一部です。
そして道路復旧、水道やガスの復旧もかなり行われていて、生活への支障も減ってきているとの事でした。
もちろん、余震の不安から避難所生活をされている方は以前として多い訳ですが。

道路が復旧し始めているので、物流も改善し始めている訳です。
被災地から20kmも離れれば何事も無かったかの様に商品はあるしガソリンも入れられると言った地域は幾つも見ました。

自衛隊や有志の炊き出し、支援状況も多く見ました。

恐らく、状況は日々改善しているとの事です。

県外からの大量の支援物資はかえって物流を混乱させる可能性があるのではないかと感じました。
現地で報道が撮影しているシーンを見ましたが、倒壊している建物をあえてアップにして誇張気味に撮影しているのを何度も見ました。
全ての人が現地に出向いて状況把握をする訳にはいかないので報道に頼る訳です。
そうした意味では報道は適切な事実を伝えるべきです。

Facebook等のSNSも数日前の事をドンドン善意でシェアされているのですが、状況は日々改善しています。
本当に援助を必要としている人の所にタイムリーに物資や支援が届く為にも、改善を願うばかりです。
 

40年続く、ビームスと幼児の城

朝日新聞デジタル「&」にセレクトショップ ビームスの設楽社長の記事が出ていました。

とても良い記事です。
原宿にオープンして40年が経ち、既に国内外に150店舗の規模になっているとの事。
ビームスに行く事はあったり、プレゼントを買ったりはありますが、自分の物を買った事はありません。
ただ、企業の感覚はステキだと思っています。
40年続けられたのには理由がある事が記事を読むと良く解ります。

特に

「あの人のファッションはビームス風だね」と言われたとき、イメージするファッションは一つではないと思います。
アメカジもいれば、モード風、あるいはトラッドなスーツを思い浮かべる人もいるかもしれない。
その多様性がビームスの強みだと思っています。



と言った一文は、私達が目指している事と同じです。
私達も良くお客様から『色んなパターンのデザインがありますけど、スゴイですね』と言われます。
これ、本当に嬉しい褒め言葉だと思っています。

デザインに好き嫌いはあっても、正解なんて無いと思っているからです。
だから正解を提供するのは難しいけれど、お客様の琴線に触れる体験は多く供給したいと思っています。
それが、建築のバリエーションになります。

もちろん、私達の中にある美意識と言うフィルターは通るので遊園地の様な派手で煌びやかな建築を街の中に送り出す事はしません。
しかし、ある幅の中であれば形や色については多様性があった方が面白いと思っています。
だって色や素材の好き嫌いなんて、それぞれが言いだしたらキリが無いのです。
街に出て、道行く人の服装や持ち物を見たら解ります。
同じ服の人を探すのは実に困難です。

これは幼稚園や保育園の子供達が来ている服も同じ。
実に様々な色や柄の物を来ています。
明るい色が好きな子もいれば、暗色が好きな子もいる。

赤色はカッコイイと言う人もいれば、派手と言う人もいる。
黒色もカッコイイと言う人もいれば、怖いと言う人もいる。


地方の田園風景や、強い個性のある街並み、閑静な住宅街であれば、既存の街並みや景観を壊す事なく寄り添ったアプローチをしますが、都市部においては、むしろ雑多な風景こそが都市としての景観になっていくと思っています。

事務所の人材育成についても同じ事を思っています。
私は自らの人生論を延々と語る事もしないし、そんな事をして人間を同じ様な型にハメて育てようなんて全く思いません。


その人の生きてきた道を見て、長所を伸ばす事で個性を磨き、発揮をして欲しいと思っています。


だから、設楽社長の言葉は私達の感覚にも強く通じる物があります。


興味のある方は是非、下のリンクから読んでみて下さい。
----------------------------------------------------------
ビームス・設楽洋社長が語る「文化」の紹介から発信まで
http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2016011972371.html?iref=andMtop_whatsnew
----------------------------------------------------------

中国建築事情

ザ・上海な写真から。



写真右側に高くそびえているのが、上海タワー。
高さは632m。東京スカイツリーが634mと変わらない高さです。
階数は128階で、床面積は地上で38万屐地下で17万屬板教霏膩築です。

その手間に見えている4棟の建物が上海で一番高級なマンションらしく、最上階は6億〜7億はするそうです。
こうして考えると、東京の一等地に建つマンションが中国の人にとって安い事が良く解ります。


少しだけ市内の建築を見る時間が取れました。
写真は19参3と言う商業施設。



写真で見るとただの古い建物の様ですが、中に入るとこんな感じに。



これ、かつて牛の屠殺場であったそうです。
それを知らなければ、コンクリートでデザインをしまくった商業施設として見れてしまうほどにコストがかかっています。



泊まったホテルはこんな感じ。



これはかつて倉庫だった建物を改修してホテルにしたもの。



実にコンセプチュアルです。

市内には既存建物のスペックがかなり高い物が多い事からその歴史を活かして他の用途に転換したりしながら使われている事例はかなり多く見られました。

やはり同じ中国でも地域によって、歴史や文化が多く違いますし、それがこの国の奥深さを本当に感じさせてくれます。

夜には、こちらの設計事務所で活躍されている佐藤さん夫妻とお会いして、中国建築事情を指南頂きました。
この話が更に興味深い事が多く、予め多くの人から伝え聞いてきた事を再び強く実感させてもらう機会になりました。

ただ、私達がアプローチする幼稚園と言った施設においてはどこの国でも親や大人が子どもを想う気持ちが根底にある事は一緒です。
この点については時間がかかってもブレずに進められればと思っています。

 

ウィリアム アレクサンダー王も幼稚園には通っていた?

2014年からオランダでは4/27はKing's Day(キングスデイ)として一年で最大の祭りの日でした。



まさかの月曜日が祝日です。
しかも最大の祝日なので、仕事になりません。
2014年以前は4/30がクイーンズデイとして祝われていたのが4/27のキングスデイに変わった様です。

これが想像を絶するスゴさでした。

運河にはオレンジ色の服や小物を身に付けた人達が大音響を鳴らしながら船で行きかっています。



もじもじ君の様なスーツのオレンジ色版を身に付けた御一行。



そのまま街を歩き始めました(笑)



当然露店ではオレンジ色の物が沢山売られています。



道路はこんな感じに。



人、人、人でまともに歩けません。
オランダ中から集まってくるのはもちろん、近隣諸国からも沢山来ている様でした。

こちらは夜の9時過ぎても明るいので、街中がパーティー状態で、最後の方には喧嘩が色んな所で勃発してたり。

仕事にはなりませんでしたが、文化を知る意味では良い経験でした。
 

やっぱり建築設計はサービス業です

お客様からある食事処へ『是非招待したい』と言って頂き、打合せを兼ねて大阪まで伺ってきました。



場所は、タクシーの運転手さんでもナビに住所を入れないと解らない所。
繁華街からは少し外れた住宅地の中にポツンとありました。
目立つ看板も無く、小さな提灯が店先にぶら下がっている程度です。

中に入ると年季の入った内装のお店で、中には気の良さそうなご夫婦が『いらっしゃい』と大阪訛りで声を掛けてくれました。

出して頂ける料理はおでんです。
おでんなので、とんでもなく創作された料理が出て来る訳でも無いのですが、むしろ安定した味付けの皿がこちらの進み具合に合わせて出されてきます。
そしてその所々にちょっとした工夫を感じます。
更に出されるお酒はオーナーが拘った日本酒がズラズラと。

お店は18時開店で21時半までで、私達は開店と同時に入ったのですがあっという間の22時になっていました。

で、なんであって言う間だったのか。
ご夫婦の接客と気配りが絶妙だったのです。

お店には16名程度のカウンター席のみで、ご夫婦だけで料理も接客もこなされてます。
結構な作業量だと思うのですが、料理を出しながら、色々なお客様を会話で繋いだり盛上げたり。
そしてタイミング良く料理やお酒の手配をされるのです。
もちろん、笑いを沢山挟みながら。

聞くと、数カ月先まで予約で一杯らしく、最近はネットで評判を見かけて海外からも来店されるそうです。

ご夫婦は70才中頃を過ぎており、この情報社会を利用した広告宣伝を行ってる訳もないのに客が勝手にネットを使って書きこみをして宣伝してくれるのです。

なんだかサービス業の真骨頂であり、原点を見せて頂いた気がしました。

そういえば帰り際に見た風景にも和まされる瞬間が。

21時半で閉店なので全員が会計を済ませタクシー待ちの時に、オーナーがカウンターに座っていた4名ほどの男性お客様陣に『これ飲んでみなよ』と日本酒をつぎ始めました。
そして『会計終わった後の一杯が堪らないよな。ハハハハ。』と。

とにかくサービス精神にあふれた接客に感激しました。

こんな機会を設けて頂いたお客様にも感謝です。


 

子どもの視点で見る事の大切さ

考えさせられる動画ですので紹介を。



スクリーンに映し出される誰かの面白い顔を親子で真似をすると言う設定のもの。
親子の間は一枚の壁で隔てられています。

途中から、子供は真似を続けているのに親は真似が出来無くなります。

大抵の大人ならドキッとしたり、ハッとしたりするはずです。

しかし子供達は決して馬鹿にしたり差別したりする気持ちは無く純粋に真似をしていました。
親は自然に『これは真似をしてはいけない』と心にブレーキをかけてしまいました。

ユニバーサル、ノーマライゼション、インクルーシブデザインと言う言葉が障碍者や高齢者に対して使われます。
誰をも平等に扱うと言った意味ですが、動画の中で大人が障碍者を見て真似を止めたのは平等だったでしょうか。

障害を持った人は他の人と同様に真似をしてくれた方が嬉しかったのではないでしょうか。

とても難しい問題ですが、何年も前から私が言い続けてきている事と同じです。

子供だから危ない
子供だから出来るはずが無い
お年寄りだから危ない
お年寄りだから出来るはずが無い
お年寄りだから手伝ってあげなきゃ
お年寄りだから席を譲らなきゃ
障碍者だから危ない
障碍者だから出来るはずが無い

これって、多くの場合は一方的な決めつけです。
優しいと言う見方もありますが、お節介とも見れます。

もし、私が65才以上であっても電車で席なんか譲られたくないですし、
怪我をして松葉杖をついたとしても助けてもらいたくないです。

子どもの多くだって、初めての事に自分で挑戦したいのに大人が助けすぎたり。
大人が勝手に安全にしすぎたり。

日本人って、素晴らしいおもてなしの心を持っていますが、時として過剰だと思います。

相手を良く見て、本当に相手は何を望んでいるのか。
もっと自由に、様々な事が認められる世界になればいいなと思います。


ちなみに動画の最後に出てくるタイトルは

LET'S SEE THE DIFFERENCE
WITH THE EYES OF A CHILD

『子どもの目線で違いを見て』

この動画はフランスの障碍者支援団体「Noemi Association」によるものです。

 

キッズクリエイティブ研究所

六本木のヤフー本社内で行われた『キッズクリエイティブ研究所』を見学させて頂きました。
キッズクリエイティブ研究所とは、NPO法人CANVASが開催する子どもの為のワークショップです。
造形・デザイン・映像・音楽・デジタル・コトバ・カラダ・環境・サイエンス・食など、
アーティストや専門家によって開発されたこどもたちの創造力・表現力を育むさまざまなテーマのプログラムが
くりひろげらています。

幼児クラスと小学生クラスに分けられて、毎月一回で三か月間に渡って行われます。

今回のワークショップテーマは、『はしごの造形』。

まずは講師の並木さんから子供達に説明。



そして、子供達は各テーブルについて早速造形スタートです。
造形は、スタッフの人が横についてアドバイスをしながら、アイスの棒とマッチ棒を使ってはしごを作る事から始まりました。



造形に細かいルールは無いので、子供達がそれぞれのはしごを作っていきます。
たったこれだけの事でも子供達は真剣です。




そして出来たはしごを壁に並べます。




ここからが子供達の更なる創造性を喚起させます。
講師の並木さんが、『はしごとは?』疑問を子供達に投げかけます。
様々な実際にはしごを使っている事例写真をプロジェクターで投影していき、はしごの使い方は色々とある事を気づかせます。

はしごは、登る為だけでなく、降りる為にも使えるし、登る目的は何があるのか等の疑問をふる事で子供達は想像を開始しました。


そして小さな紙に、各々がはしごの上や下にあったら良いなと言う物を描いていきます。



果物や鳥等色々な物を描いた後は、さきほど壁に立てかけたはしごの上下左右に紙を貼っていきます。

これで、はしごを中心にした小さな物語の様な事が完成しました。

はしごを登っても届かない所に置かれた果物があったり(笑)



いずれにしても、子供達の真剣な表情はステキでした。
一通り終わった後に、遠くから見ていたお母さんやお父さんを連れてきて自分の作った作品を説明して終わりとなりました。



こういうワークショップって、なかなか普段の幼稚園や保育園では体験出来ない事だと思います。
でも、最近の私達が提案する園舎にはこうした創造性を喚起する様なスペースを設置する様にしています。

そんなスペースを使いこなすには園側の工夫が必要となる訳ですが、こうしたワークショップとコラボしても良いのではないかと思いました。

とても楽しいイベントなので、小さいお子さんをお持ちの方は参加されてみては如何でしょうか。

キッズクリエィティブ研究所のウェブサイトはコチラ


ちなみに、主催者であるNPO法人CANVASの理事長 石戸奈々子さんと10/23にトークイベントが行われます。
申込み受付中ですので、興味のある方はコチラまで
http://www.a-m-u.jp/event/2014/10/manabi-hint.html

こんな園庭で遊べる子供達が羨ましい その1

こんな所に伺ってきました。



公園でもテーマパークでも無いです。
れっきとした社会福祉法人が運営する保育園の園庭です。

写真を見ただけで解る方はさすがです。
横浜市にある川和保育園さんです。

以前より存じ上げてはいたのですが、なかなかお伺いする機会が無かったのですが、
今回、安中さんに仲介頂いて、園長の寺田先生に許可を頂いての訪問となりました。

私も紙媒体等で拝見はしていましたが、実際に伺ってみて門をくぐって園庭に入ると圧巻の風景でした。


クライミングウォールの風景です。



3mほどの高さですが、女の子がスイスイと登っていきます。
当然、命綱なんかないです。唯一下にマットが敷かれているだけです。

これを、こんな風に登れる子どもの体や脳は、しっかりと発達しているんだと思います。
物事の危険に対する認識、自らの限界値、目の前にある障害へ挑戦する心、足腰だけでなく、手の指先から足のつま先まで全てがしっかりと発達して成長している様に見えました。

こういう子どもは怪我をしないんだろうと思います。

ちなみに同行したウチのスタッフ輿水も挑戦。



ちゃんと登れていたので発達具合にホッとしました(笑)


このシーンも好きでした。



園庭にある縁側的スペースに、ちゃぶ台と本棚が置かれていて、そこで何かを読んでいるのです。


こっちは、工作コーナーの様な所で子どもがノコギリを使って竹を切ってました。



大人は誰も近くにいません。
ちゃんと子供達が道具を使いこなしているのです。


砂場では、子どもはもちろん先生も泥まみれです。



なんか、自分の幼少期を本当に思い出しました。
園庭にワクワクやドキドキが溢れているのです。

園長にこの地区の原風景を聞いたら、自然が豊かな野山ばかりだったそうです。
今は市街化が進み自然が減ってしまった中で、そんな環境で育ってきた園長だから、子ども達に体や頭を使って思い切って遊べる園庭を提供したかったとの事でした。

→その2へ続く

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